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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:151分
監 督:マーティン・スコセッシ
出 演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストン、ヴェラ・ファーミガ、アレック・ボールドウィン、アンソニー・アンダーソン、ケヴィン・コリガン、ジェームズ・バッジ・デール、デヴィッド・パトリック・オハラ、マーク・ロルストン、ロバート・ウォールバーグ、クリステン・ダルトン、J・C・マッケンジー 他
受 賞:【2006年/第79回アカデミー賞】作品賞、監督賞(マーティン・スコセッシ)、脚色賞(ウィリアム・モナハン)、編集賞(セルマ・スクーンメイカー)
【2006年/第41回全米批評家協会賞】助演男優賞(マーク・ウォールバーグ)
【2006年/第73回NY批評家協会賞】監督賞(マーティン・スコセッシ)
【2006年/第64回ゴールデン・グローブ】監督賞(マーティン・スコセッシ)
【2006年/第12回放送映画批評家協会賞】作品賞、監督賞(マーティン・スコセッシ)
【2007年/第16回MTVムービー・アワード】悪役賞(ジャック・ニコルソン)
コピー:男は、死ぬまで正体を明かせない。
ボストン。犯罪者だらけの親族と決別すべく警察官を志すビリー・コスティガン。一方、地元マフィアのボス・コステロに目をかけられて育てられ、彼らのスパイとなるために警察に送り込まれるコリン・サリバン。警察学校に入った2人は、各々優秀な成績で卒業し、コリンはマフィア対策の特別捜査班に抜擢され、一方ビリーは優秀さを買われ、コステロのもとへ潜入するという極秘任務を命じられる。二重生活を送るビリーとコリンは、やがて、双方共に内通者の存在を気付き、窮地に追い込まれる…というストーリー。
オリジナルは記憶にない(大昔に観たような観ていないような…)。
リメイクがオスカーを獲るなんて、ハリウッドも堕ちたな…とかいう人がいるんだけど、リメイクだろうがなんだろうがおもしろければ関係ないで、くだらない見方だと思う。ってうか、つまらなかっただーイマイチだーオスカーにふさわしくないだー文句を言っている人が多いんだけど、みんな米アカデミー賞が何か高尚なものだと勘違いしてないだろうか?元々米アカデミー賞なんて、同業者を励ます“がんばったで賞”なんだけど。配給会社の煽り文句に勝手にハードルを上げてしまっただけで、目が曇ってるんじゃないかね(お、世の中を敵に廻すような発言)。
#じゃあ作品賞は『バベル』『硫黄島からの手紙』『リトル・ミス・サンシャイン』『クィーン』のどれがよかったっていうのか。個人的な趣味でいえばダントツで『リトル・ミス・サンシャイン』だけど、そうはいかないし、前者2作だって明らかに『ディパーテッド』より上とは言い難いんだけど…。
雇われ監督で作った作品が受賞してしまったわけだけど、ストーリーテリングに注力しなくてよかったことで、その分演出にエネルギーが傾いたってことだろう。かといってスコセッシ色が紛失したわけでもないし、本人の創作意欲の有り無しにかかわらず、純粋に職人技が評価されたんだと、素直に受け止めていいんだと思う。大体にして、スコセッシ作品を大衆ウケさせること自体が無茶なんだから、ここまでもってこれたら十分すぎるほど十分でしょ。
好みは分かれると思うが、暴力表現が実にすばらしく、特にマーク・ウォールバークの怪演は体表がピリピリするくらい観ていて力が入る。これは響かない人に響かない要素かもしれないが、私、沸点の低いイラチ人間なもので。
登場人物も多いけれど、すべてしっかりキャラが立っているし、それぞれの感情の動きもしっかり表現できていて良く伝わってくる。長めだが決してダラダラしておらず、全体的によく引き締まっている。ラストに苦言と呈する人が多いが、あのナタでスパっと刈ったような終わり方は個人的に好き。
私は、最も成功したリメイク作品だと思うのだが、世の中の正反対の評価が、自分世の中の乖離を感じさせ不安にさせる反面、人と違う快感も覚える。個人的には強くお薦め。
#ディカプリオだって良かったと感じたんだが、世界の映画賞はちょっと彼につれなさすぎじゃないか?
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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