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公開国:日本
時 間:146分
監 督:舛田利雄
出 演: 納谷悟朗、富山敬、麻上洋子、神谷明、青野武、仲村秀生、緒方賢一、永井一郎、安原義人、柴田秀勝、阪脩、大林丈史、平井道子、小林修、広川太一郎、井上和彦、野村信次、山下啓介 他
西暦2199年。地球は突如、ガミラス帝国を名乗る勢力から遊星爆弾による攻撃を受け、放射線汚染により地表の生物は死滅してしまう。人類は地下へ逃げ延びるが、汚染は地下にも及びつつあり、人類滅亡まで1年ほどと予測された。そんなある日、はるか14万8千光年の彼方にあるイスカンダル星から宇宙船が飛来。中にいた一人の女性乗組員は既に死亡していたが、メッセージを携えていた。イスカンダルには放射能除去装置“コスモクリーナー”があり、メッセージと一緒にあった“波動エンジン”の設計図を元に宇宙船を製造しイスカンダルまでやってくれば提供する用意があるという内容だった。早速、第二次世界大戦中に海中に没した戦艦大和を宇宙戦艦に改造し、沖田艦長を筆頭に、古代進や島大介、森雪ら若き戦士は、宇宙へと旅立つのだったが…というストーリー。
なにやら、『宇宙戦艦ヤマト2199』とかいうのをTVでやっていたので、思い出して鑑賞。新しいのは絵柄が好みじゃないな。
“宇宙戦艦ヤマト”シリーズといえば、子供の頃、よく水曜ロードショーなどで放映されていたが、夜更かしのできない私は、大抵10時すぎに寝てしまうので、全作オチを観たことがないという…。TVの前にテープレコーダーを置いて(結線せずに)録音したしていたが、途中で「寝るならベッドで寝なさい」とかいう声が入る(笑)。
TVシリーズのダイジェスト版なのだが、別にがっかりする必要はない。半分以上のエピソードが一話完結の小ネタなので、本作でまとめた程度がちょうどよかったりする(アステロイド・ベルトのエピソードなど、印象深いものもあるのだが)。ヤマト発進から、シュルツとの攻防とワープ&波動砲の披露、ドメル艦隊との七色星団戦、ガミラス星での採集決戦、このくらいで十分である。
ただし、森雪の戦死⇒復活はカット。さすがに、流れをちょん切ると思ったか。
子供向けアニメとはいえ、改めてみるとツッコミどころが満載。ガミラスはなんで遠くの地球なんぞに眼を付ける前に、近所のイスカンダルに住もうとしなかったのか(ここを膨らますだけで、サイドストーリーが一本できるくらいの問題だと思う)。豊かな自然環境の地球が欲しいわけではないのは、わざわざ惑星改造が必要だったことから明白。もっち近場で適した星はあったに違いない。
第三艦橋は、ドメルの自爆によって破壊され、ガミラス星の決戦では熔け落ちたにも関わらず、イスカンダル到着時には復活。どういうことやねん。
古代進のセリフからは、イスカンダルにはスターシャくらいしか人がいないような感じなのに、真田さんのセリフだとイスカンダルの技師がいるような感じ、でも誰一人出てこない。どういうことや。
最後に、ヤマト乗組員の生存者67名、死亡者47名って、もっと人いたよね…。
まあ、正直、目くじら立てるつもりはない。『宇宙戦艦ヤマト』ってさぞや大ヒットしたんだろうと思われがちだが、TVシリーズは実際打ち切り状態で、最後は端折ってるからね。だから最後はワープにワープを重ねて終わらせてるとか…。TV版の後番組が“すばらしい世界旅行”(ドキュメンタリー番組ね)だったのをみると、よほどダメ番組だと判断されたんだろう。
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』もそうだったけど、荒さは勢いだからね。
ちなみに、本作が劇場公開された時の内容は、“スターシャ死亡版”といわれるものだったらしい。イスカンダルに到着すると既にスターシャは死亡していて、コスモクリーナーはオートメーションで引き渡される。よって、ヤマトといえばこのシーンというくらい有名な古代守は出てこないとのこと。後のシリーズとの整合性は取れないけれど、一つのストーリーとしてはそっちのほうが良いような気がする。
ノスタルジー。個人的には、ただそれだけの作品だが、フリークといわれる層が初めて発生した金字塔的アニメ作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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