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公開国:アメリカ
時 間:117分
監 督:ジャン・ピエール・ジュネ
出 演: シガーニー・ウィーヴァー、ウィノナ・ライダー、ロン・パールマン、ダン・ヘダヤ、J・E・フリーマン、ブラッド・ドゥーリフ、マイケル・ウィンコット、ドミニク・ピノン、ゲイリー・ドゥーダン、レイモンド・クルツ、リーランド・オーサー、キム・フラワーズ 他
コピー:あなたは「復活」を目撃する。
冥王星の近くに停泊する宇宙船オーリガ号内の研究施設で、200年前にエイリアン・クイーンの幼生を体内に宿したまま命を絶ったリプリーのクローンが生まれていた。そして、再生したリプリーの胸からはエイリアンの幼生が取り出され、ベレズ将軍により生物兵器として利用されようとしていた。再生したリプリーは研究用に生かされることになったが、不思議なことに彼女はオリジナル・リプリーの記憶の一部を持っており、一方、エイリアンが持つ凶暴性や運動能力も引き継いでいた。そのころ、密輸船ベティ号がオーリガ号に到着。積荷はベレズ将軍の依頼で誘拐されてきた、冷凍睡眠中の宇宙船乗組員たちで、将軍は彼らをエイリアンの宿主に使おうとしていた。ベティ号乗組員の一人コールは、船内にリプリーがいることを知り、彼女の独房に侵入し真相を聞きだすのだったが…というストーリー。
今回は、DVDのメニューで選択できる完全版というのを鑑賞。オープニングとラストにカットが追加になっている模様で、主軸のストーリー部分に差は無い模様。ラストでリプリーたちが地球に降り立つシーンは意味があると思うが、冒頭の“エイリアンのような口の虫”の意味や必要性はわからん。
製作には『エイリアン3』のゴードン・キャロルとデイヴィッド・ガイラーや、シリーズ全部に携っているウォルター・ヒルらが名を連ねている。エイリアンシリーズは、シリーズとしての一貫性と整合性を確保しつつ、あとは監督の色を存分に出してください!っていう作品群。よって、本作もジャン・ピエール・ジュネの趣味が爆発していればよろしい。
本作のリプリーはクローンで、一部の記憶を引き継いでいるとはいえ、所詮別人。純粋にシリーズを継承しているとはいささか言い難く、ある意味、ストーリーもスピンオフ作品といっても過言ではないくらい。シリーズの傍線といってもよいほど。そこで、ジャン・ピエール・ジュネ独特の映像センスが光ってくる。元々様式美が重要なシリーズなので、デビッド・フィンチャーが好きな私でも『エイリアン3』よりも、本作の彼独特の映像が私は好みである。
#ただ、直接的なグロシーンが格段に多くて、ここが好き嫌いが別れるところかも。
クローンリプリーの強烈なキャラクターに、ロン・パールマンなどの個性的なキャラクターが負けていないのも魅力。ジャン・ピエール・ジュネとロン・パールマンといえば『ロスト・チルドレン』。キャスティングにも監督の意向が強く出ていると考えてよかろう。
本当は本作の続編が製作されることを期待していたが、諸事情により『プロメテウス』になってしまった。『プロメテウス』は結構お気に入りではあるが、そちらが一段落した後は、再度、続編に戻って欲しい。だが、今となっては、かなり時間が経ってしまい、シガニー・ウィーバーもウィノナ・ライダーも相当劣化してしまったので、素直に5作目を作るのは難しい。本作では、エイリアンを利用しようとしている日系企業“ユタニ”社が倒産している世界ということで、やはり傍系の色が濃い。そこで、『プロメテウス』の流れで、3と4の間の200年間を描いてほしいと思う。ユタニ社が衰退していく経緯なんかをね。
当時は、イマイチ不評だったかもしれないけど、時が経って味が増してくる作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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