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imageX0058.Png公開年:1959年
公開国:日本
時 間:109分
監 督:佐藤允、中谷一郎、鶴田浩二、上村幸之、三船敏郎、中丸忠雄、南道郎、瀬良明、上原美佐、雪村いづみ、中北千枝子、横山道代、塩沢とき、沢村いき雄、江原達怡、桐野洋雄、中山豊、山本廉、夏木陽介、堺左千夫、ミッキー・カーチス、笠原健司、手塚茂夫 他




昭和19年、第二次世界大戦末期。北支戦線の将軍廟という町に荒木と名乗る従軍記者が現れる。彼は大久保という交戦中に中国人慰安婦と心中したという見習士官の死に興味を抱き、彼が死んだ場所である独立第九〇小哨へ向おうとする。そこは、素行の不良な兵士ばかりを集めた小哨隊で、“独立愚連隊”と呼ばれており、本体から離れた敵が多数出没する危険な丘陵地帯に駐屯していた。実は荒木は、大久保見習士官の実兄で、弟の死の真相を知るために、記者に成りすましていたのだった…というストーリー。

いかにも日本の戦争映画って感じのタイトルなので、反戦要素満載なのかと思っていたが、まったく違った。中国大陸出征中の部隊で繰り広げられる、謎解きミステリーになってる。それに、最後の戦闘シーンは、戦争映画というよりも西部劇みたい。馬賊の登場がぴったりな舞台になっている。主人公・佐藤允の顔力が凄まじくて、無頼な雰囲気にぴったりである。
昨今、韓国が大騒ぎしている従軍慰安婦だが、この映画で描かれている従軍慰安婦像が、いろいろな資料を勘案すると正しい描写である。兵隊なんかよりもずっと高給取りの職業慰安婦。軍が運営しているわけではない。

それにしても、三船敏郎の無駄遣い。出番はちょっとだわ、頭のおかしくなった部隊長の役だわ、早々に退場するわ。まあ、プローモーション的な意味だとは思うけど、ちょっとヒドいな。上原美佐と三船敏郎のコンビは『隠し砦の三悪人』とどっちが先かな。1958年だからこっちのほうが後だね。

本当に犯人が誰なのかは簡単にわからなくて、石井軍曹のフェイクも効果的だった。戦火の中での恋愛模様や、主人公の恋愛に対する飄々とた態度もなかなか魅力的(慰安婦や馬賊の娘なんだけど、みんなキュート)。実に見ごたえあったなぁ。お薦め。
#ミッキー・カーチス?あの運転手?ふーん。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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