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公開年:2013年
公開国:日本
時 間:92分
監 督:金田治、(アクション監督)おぐらとしひろ
出 演:石垣佑磨、池田純矢、小宮有紗、白石隼也、奥仲麻琴、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子、小倉久寛、竜星涼、斉藤秀翼、金城大和、塩野瑛久、今野鮎莉、鈴木勝大。馬場良馬、西平風香、高橋直人、榊英雄、三浦力、森田涼花、大葉健二、本田博太郎、鈴木達央、中村悠一、福士蒼汰、小澤亮太、岩永洋昭、須賀健太、稲田徹、関智一、てらそままさき、水樹奈々、飯塚昭三、丸山敦史、岡田浩暉、木下あゆ美 他
コピー:立ち上がれ、全スーパーヒーローよ!!
全宇宙 対 全地球 二度とない 究極バトル開始!!


秘密結社ショッカーが魔法の力を得て“スペースショッカー”として復活。その影響により、宇宙全域で魔法力の暴走が発生し、星々が消滅しはじめた。このままでは宇宙全体が滅亡してしまう。銀河連邦警察は、暴走の原因が仮面ライダーウィザードとビーストであると推察し、宇宙刑事ギャバンこと十文字撃を派遣。ギャバンはウィザードを襲撃するものの、ウィザードと触れ合ううちに彼が原因とは思えなくなってくる。撃は、もう一度原因を再調査するように、銀河連邦警察隊長・一条寺烈に進言するが却下。命令に従わない撃は、宇宙刑事を解任され、ギャバンへの変身ができなくなってしまう。生身で独自調査を進めた撃は、スペースショッカーの影に、宇宙犯罪組織マドーの存在を嗅ぎ取るのだったが…というストーリー。

作品の出来・不出来が、良い、悪い、良い、悪い、休んで、良い…みたいに、カスタネット状態の金田治監督。今回はどちらかというと、良い方だと思う。アクションシーンが得意な監督さんだったのに、そのアクションシーンにもキレがなくなってきて、こりゃもうだめかな…と思いはじめていたのだが、今回は復活。純粋にアクションシーンに割ける予算があるか否か…がすべてなのかもしれない。

様々なヒーローたちの“顔見せ興業”なのは、例年どおり。ただ、脚本の米村正二は、『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』の不出来が記憶に新しく、不安だった。昭和ライダーをダラダラと連続名乗りさせたシーンは、ある意味トラウマシーンだった。しかし、本作は、全員が馬鹿みたいに順番に出てくるんじゃなくて、それなりにメリハリをつけた感じ。
ただ、何をどう出すかは、企画段階である程度決まっているだろうから、脚本家の責任じゃないのかもな…とは思うが…。

シナリオの面では、いつも我を通すあまりに孤立する十文字撃というキャラをうまく生かせた展開になっていると思うし、ゴーカイシルバーのキャラクターも効果的に使えている。仮面ライダーウィザードがターゲットなのに、うまいこと別行動にして、話をシンプルにしたのもなかなか上手だと思う。

さらに、真の敵が誰か?という謎解きの部分がおもしろければベターだったのだが、“マドー”ですって判明したところで、特段驚きはない。「そんなことされたら、ウィザードとビーストが原因だって勘違いするわ~!」っていう説得力が薄かった上に、地球をあと1時間で消滅させねばいけないほど、切迫した状況がうまく描けていないため、隊長やシャリバンが悪者に見えてしまうのは、如何なものかと思う。
その他にも、サイコロンとヨーコのくだりなんかもあって、話の軸の数は盛りだくさんなんだけど、やっぱりそれぞれ不完全燃焼ぎみ。どこかけずるべきだったかも。

ラスボスに本田博太郎を持ってくる意味もなかったし、『北京原人』の小ネタを挟んだって、ほぼ誰も気付かない。気付いたとことで小笑いもおきない。

終盤になると、馬脚を現したというか、最近の映画に出てきたキャラクターを、連発して誤魔化しているという、いつもどおりのまとめ方に。ストーリー展開だけで持っていくことに、力尽きてしまったか。

特に、グランダインやスカイダインを出す意味・効果があったかは疑問。別に人気のあるキャラじゃないと思う。義侠心を描いてみるなどキャラ付けをしているが不発。
フォーゼ&メテオとのタッグマッチをやりたかったんだと思うが、その意味に気付くお父さん連中は少ないと思う(フォーザとメテオのモチーフは、おそらくスカイゼルとグランゼル。スカイゼルって赤色だけど、デザイン稿では白ボディなの)。
わざわざ、イナズマンを登場させて“先生”と呼ばせるくだりも、不要だったかもしれない。だいたいにして、サナギマン・イナズマンのデザインもアクションも特段格好良くない(もう一皮剥けて、昔のデザインで登場するくらいじゃないと、インパクトがない)。

元デザインから、リアル化したり要素を付加したキャラばかりなんだけど、デフォルメする能力が欠けているのか、ゴチャゴチャしてかえってインパクトを失っていることに気付くべき。
#やっぱり、昭和ライダーのコンバータラングがパコパコ浮くのは改善されていない。スーパー1は興醒めだった。アマゾンの赤線模様の顔と体の密度の差も改善されていない。

そろそろ(というかここ数年ずっとだけど)、年3本前後の映画製作には限界があるのではなかろうか。ここまで練りの甘い脚本が続いているのだがら、脚本を公募するなどして新しい風を入れでは如何かと(脚本家の登竜門的な場にしたりね)。
それほど悪い出来ではないのだが、そろそろ仮面ライダーのTVシリーズをお休みしてもいいかな…って、マンネリの秋風を感じる作品かと(別に、TVで新作『キカイダー』なんかをやったって問題があるとも思えない。キカイダーはフジだから難しいだろうけど)。
#森田涼花は、ことはの時はかわいいがシェリーのときは何か変…という不思議。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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