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公開年:1999年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:バリー・ソネンフェルド
出 演:ウィル・スミス、ケヴィン・クライン、ケネス・ブラナー、サルマ・ハエック、M・エメット・ウォルシュ、テッド・レヴィン、バイ・リン、フレデリック・ヴァン・ダー・ウォール、ミュゼッタ・ヴァンダー、ソフィア・エン、デブラ・クリストファーソン、E・J・キャラハン 他
受 賞:【1999年/第20回ラジー賞】ワースト作品賞、ワースト監督賞(バリー・ソネンフェルド)、ワースト脚本賞(ジェフリー・プライス、ピーター・S・シーマン、ジェームズ・E・トーマス、ジョン・C・トーマス、S・S・ウィルソン、ブレント・マドック、ワースト音楽賞(Kool Moe Dee、ウィル・スミス、スティーヴィー・ワンダー 主題歌に対して)、ワースト・スクリーン・カップル賞(ウィル・スミス、ケヴィン・クライン)
1869年、南北戦争終結直後のアメリカ。陸軍第9連隊騎兵隊大尉ジェームズ・ウェストは、“流血将軍”という悪名で知られている、南軍のマグラスを一般市民の大量虐殺した件で追跡していた。一方、発明マニアの法執行官アーティマス・ゴードンは、多数の科学者を誘拐し、彼らに作らせた強力な兵器で大統領を脅迫してきた、謎の一味の捜査を行っていた。そして、誘拐の首謀者がアーリス・ラブレス博士であることが判明し、マグラスとも繋がっていることが判明。大統領は、ウェストとゴードンに、一緒にマグラスとラブレスをの行方を追うよう命じるのだったが…というストーリー。
ものすごく期待させてくれる格好良いオープニング。昔、TV放映されていた時、こんなの気付かなかった(カットしてた?)。
西部劇時代とSFという組み合わせが新鮮……なハズなんだけど、なぜかしっくりハマらない(日本だと、『子連れ狼』の乳母車にマシンガンが付いているのと似た感覚?違うな…)。全体のノリは軽妙で、深く考えずに観りゃいいんだよ…と自分に言い聞かせたい所なのだが、無意識に厳しい目で観てしまう自分がいる。なぜなのか。
1999年の作品であることを考えると、ものすごくSFX等に予算をつぎ込んでいるように見える。さりげなくCGや特撮を使っているのではなくこれみよがしなので、成金が腕時計や宝飾品をじゃらじゃら見せびらかしている感じ。要するに演出が下品ということ…かもしれない。
ウィル・スミス演じるウェストは、実際はあり得ない黒人の大尉という設定。『ジャンゴ 繋がれざる者』のジェイミー・フォックスが演じた役のポジションに近い。そういう意味では、ケヴィン・クライン演じる発明好きのゴードンと、『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツが演じたシュルツも近い…。西部劇にこういうキャラ設定の類型があるのか、意図的に似せているのかは知らん。でも、頭をよぎった。
ストーリー面で、ピンとこなかった点は次。ウェストは大量虐殺をしたマグラスを追っている。ゴードンは科学者達を誘拐した黒幕を追っている過程でマグラスを追っている。ターゲットが一緒なので、さあ一緒に捜査しましょうという流れ。その後、マグラスは途中で死亡し、そこでウェストの目的は達成となってもよいのだが、もちろんそこでウェストが離脱してしまっては話にならないから、“実はあの大量虐殺はラブレス博士の差し金だったのだ、真の敵はラブレスだ!”っていう太い流れを作らねばならない。以降は、その義憤のみでウェストを行動させてよいくらいだと思う。
しかし、サルマ・ハエック演じるリタが登場し、父がラブレスに誘拐されたので助けて欲しいと色香を漂わせながら懇願する展開に。さらに途中で彼女がラブレスに捕らわれてしまうので、彼女を救出しなければ!という流れへ。
ゴードンは大統領を救うというモチベーションが強いので、ラブレスを追いかける展開で問題ないのだが、ウェストがそれに真剣に付き合わなければいけない理由は、実はいまいち薄い。だから、終盤でのウェストへの共感も薄れてしまうし、なんかロボットや改造人間さんたちと、ゴチャゴチャやってるなー的な印象で終わってしまうんだと思う。
リタは二人をうまく利用する役…のハズなんだけど、いまいち振り回しきれていない。もっとゾッコンにさせて二人のライバル意識を煽るくらいのワルさを発揮してくれればよいのだが、いかんせんさっさとラブレスに捕らわれてしまうから、それもできない。
ストーリー展開の構成に失敗したんだと思う。凡作。今回は、字幕で観たのだが、これは吹き替えで観るべき。吹き替えのほうが2割増しくらいで愉しめるはず。
#フランケンみたいな人が感電死したギミックがわからん。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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