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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:124分
監 督:ジョセフ・コシンスキー
出 演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー、ニコライ・コスター=ワルドー、メリッサ・レオ サリー、ゾーイ・ベル 他
コピー:何故、彼は 人類のいない地球に残されたのか――?
2077年、地球はエイリアンの襲撃を受けて壊滅的な被害を受ける。異星人への応戦に核兵器を使ったことから、生き残った人間は地球に残ることができず、土星の衛星タイタンへ移住する。その後、人類は、ドローンと呼ばれる無人偵察機による地球監視を続けてたが、ドローンのメンテナンスやパトロールのために、元海兵隊司令官ジャック・ハーパーとヴィクトリア・オルセンが派遣されていた。地球に存在する人間はその二人だけである。二人は、任務上の規則として、過去の記憶を消し去られており、かつて地球でどんな生活をしていたか覚えてはいない。平凡な監視任務の期間も残り少なくなっていたある日、所属不明の宇宙船の残骸を発見し、ジャックは調査へと向かう。船内のカプセルの中に、一人の女性を発見。目覚めた女性はジュリアと名乗り、何故か遭ったこともないはずのジャックの名前を口にするのだった…というストーリー。
冒頭から、何らかの理由によって、記憶を消されてしまっているという説明が入るのだが、もしかして記憶を消さないと精神が崩壊するほどの経験を異星人との戦いでしたのかな…なんて感がえたけど、やっぱり無理がある。ましてや、人類のみんなが記憶を消されているなんてありえないし(誰かが記憶を残していないとこまるじゃない)。そう考えると、どうせジャックたちは騙されているんだろうな…と。読めた時点で、作品に対する興味がガクっと軽減する。逆にそれが裏切られれば何倍にもなって還ってくるが、そうでなければ奈落へ堕ちる。
そして、ジャックとヴィクトリアの地球二人ぼっちの生活の様子と、ジャックのパトロールの様子が綴られる。気になった人は少ないかもしれないが、とても変わった編集(というかおかしなシーンの繋ぎ方)をしていて、ちょっと違和感を感じる。例えば、バイクを盗まれてクソーッ! っていう展開。基地に戻るまで苦労するんだろうな…という感じなのに、直後にズバっと基地に戻っているシーンに切り替わる。あれ? って感じ。意表をつく意図的な編集なのか、別にそこは魅せ場でもなんでもないからサラっと処理したのか…。おかげで、何かストーリーに没頭できなくなってしまった。好みの編集の仕方じゃない。
で、記憶が無いながらも、正しいを思わされていることに、違和感を感じるジャック。『マトリックス』のネオと一緒だなぁ…なんて頭をよぎる。さらに、ジュリアが発見され、どうも訳を知っている感じで、『マトリックス』のトリニティみたいな、真の世界へいざなう役柄なのかなぁ…なんて。さらに、モーガン・フリーマン演じるビーチが登場。実は本当の人間の世界があって、いままで信じさせられていたことは全部刷り込まれた記憶って展開に。さらにビーチは、ジャックが“こいつは何か違う”的なことを言う。そして仲間はそれをいまいち信用していないっていう構図。『マトリックス』のモーフィアスたちと一緒だな…なんて。
(ちょっとネタバレ)
すったもんだして、真の世界を信じて選択するジャック。あとは対決だけか? なんて思ったら、もう一人のジャックが登場。おお、奇を衒ってきたな…なんて思いつつ、『マトリックス』のエージェント・スミスみたいだな…なんて。
そして、終盤でクローン培養機が規則正しく並ぶ様子は、『マトリックス』の人間プラントみたいだな…なんて。
あまりに『マトリックス』が頭をよぎったせいで、SFとしての骨太さが感じられないどころか、二番煎じ感すら漂う始末。もう少しオリジナリティというかユニークさを感じさせるか、もっとサスペンス要素や謎解き要素を複雑にするか、どこでもいいから一つシナリオ面で突き抜けてほしかったかな。
ただ、メカニックも荒廃した風景もいい雰囲気だった。映像センスだけは好みだ。これが唯一の救い。『トロン:レガシー』の監督さんか…。まぁ“ぽい”よね。
『マトリックス』の新規性と偉大さを再確認しただけだったかも。凡作。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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