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公開年:1978年
公開国:香港
時 間:100分
監 督:ロバート・クローズ
出 演:ブルース・リー、ギグ・ヤング、ディーン・ジャガー、コリーン・キャンプ、ヒュー・オブライエン、カリーム・アブドル=ジャバール、ダン・イノサント 他
香港の映画スター・ビリーは、有能なスポーツ選手や俳優などと強制的に契約をして暴利を貪っている組織に目を付けられていた。組織のボス・ランドは、彼の右腕であるスタイナーをビリーの元へ送り込み、彼に契約を結ばせようとする。ビリーはそんな脅しに屈しなかったが、彼の恋人であり人気歌手であるアンに対しても契約を結ぶように迫っていたことから、彼女の安否が気になってならない。そんなある日、ついにしびれを切らしたランドはビリーの暗殺を命じ、とうとう撮影中に顔を撃たれてしまい…というストーリー。
なぜ本作をチョイスしたかというと、『ソウル・メン』を観ながら何か違和感を感じていたら、実はバニー・マックが撮影中にお亡くなりになってた…ということがふと頭をよぎり、同様の事情のこれを思い出したというわけ。
まあ、本作は『ソウル・メン』どころの話じゃなくって、ほぼ最後の塔での闘いのシーンだけが本人のフィルムで、あとはボディダブル。その本人出演部分を生かすためになんとか、他パートをつくったってことらしくて、その身代わりっぷりとかツギハギ編集がヒドいと、世の評価は芳しくない。ロッカー室でのバトルなど、顔アップやバストアップ映像の差込み方は、文字通り取って付けた状態。顔を怪我して包帯ぐるぐるとか変装とか、たしかにご都合主義的展開。
ところが私、なぜかこのニセモノさんが出ているシーンの数々、結構ゆるせてしまう。むしろ、なんとか話を成立させようとして、努力に努力を重ねて、結果としてなんとかなっているのがスゴイとすら思ってしまう。手抜き状態で作られたという人もいるのだが、私はそうは思わない。
そのツギハギのドタバタを気に入ってしまった私は、本人が演じている、かの有名な塔での闘いの場面で、逆に眠たくなってしまうのだった。きっと、辻褄あわせのためにあがいた様子が無くなって、緊張感が削がれたからなんだろう。変な話だけど、きっと一般の人とは違う見方をしているんだろうなとは思う。
でも、本人のアクションが目を見張るほどすごいのは事実。よくブルース・リーのモノマネで表現されるような独特のしぐさが思い出されるけれど、実際の打撃モーションはものすごくコンパクトで実戦的。観ている側の筋肉にも思わず力が入ってしまうほどリアルで無駄のないアクション。すばらしい。
まあ、とはいえ、観終わってしばらく経って思い返すと、「WAX!」ってシーンは変だよな。あらかじめあんな人形をつくっておくなんて有り得ないもんな(笑)。でも、何か、映画作りへの情熱を感じてしまう。軽くお勧めしたい(けど、良作とは思わないけど)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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