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image1591.png公開年:1997年 
公開国:アメリカ
時 間:138分
監 督:カーティス・ハンソン
出 演:ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケヴィン・スペイシー、ジェームズ・クロムウェル、キム・ベイシンガー、ダニー・デヴィート、デヴィッド・ストラザーン、ロン・リフキン、マット・マッコイ、ポール・ギルフォイル、サイモン・ベイカー=デニー、グレアム・ベッケル、パオロ・セガンティ、アンバー・スミス、ブレンダ・バーキ 他
受 賞:【1997年/第70回アカデミー賞】助演女優賞(キム・ベイシンガー)、脚色賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1997年/第32回全米批評家協会賞】作品賞、監督賞(カーティス・ハンソン)、脚本賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1997年/第64回NY批評家協会賞】作品賞、監督賞(カーティス・ハンソン)、脚本賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1997年/第23回LA批評家協会賞】作品賞、監督賞(カーティス・ハンソン)、脚本賞(ブライアン・ヘルゲランド、カーティス・ハンソン)、撮影賞(ダンテ・スピノッティ)
【1997年/第55回ゴールデン・グローブ】助演女優賞(キム・ベイシンガー)
【1997年/第51回英国アカデミー賞】編集賞、音響賞
【1997年/第3回放送映画批評家協会賞】作品賞、脚色賞(カーティス・ハンソン、ブライアン・ヘルゲランド)
【1998年/第22回日本アカデミー賞】外国作品賞
【1998年/第41回ブルーリボン賞】外国作品賞
コピー:一人の女、ひとつの真実 --男たち、野獣の輝き。世界を手に入れた男。愛を手に入れた男。美しい女性から、凜々しい女性に変わった女。だれにも“秘密”はある。男でも、女でも、組織さえも…… この事件を話さずにはいられない。
かつてこれほどまでに、全米マスコミを魅了した映画があっただろうか!

1950年代のロス。街のカフェで元刑事を含む6人が惨殺される事件が発生。殺された刑事の相棒だったバドが捜査をすると、映画スター似の女ばかりを集めた高級娼婦組織に所属するリンにたどり着く。やがて二人は立場を超えて惹かれあうようになる。同じ頃、ベテラン刑事のジャックと若手刑事エドも事件を追っていたが、容疑者とおぼしき人物を射殺。それにより事件は解決したかに見えたが、裏にはとある陰謀が潜んでおり…というストーリー。

ガイ・ピアースはまだしも、ラッセル・クロウとケヴィン・スペイシーの競演って、まあ今では考えられない。何気に観始めると、この組み合わせってあり?と面食らっちゃうくらい。正義感の強いエド、無骨さをやさしさを併せ持つ直情男バド、名声のためなら平気で人を裏切るが悪人になりきれない男ジャック。三様のキャラクターのコントラストが織り成す人間模様は、なかなの見ごたえ。お先に死んでしまう役だけど、下品さをさらりと演じきったケヴィン・スペイシーは特に評価したい。

…と褒めるのはここまで。世の評価が高いのは承知しているのだが、正直それほどピンとこなかった。3人とも好きなキャラクターでもないしいまいち共感もできない。複雑なストーリーではあるけれど、裏に流れる事件自体に驚きもなければ、感情がゆれることもないし、凝ったサスペンスでもない。最後の顛末は、カタルシスどころか微塵のすっきり感もない。実話ベースだっていうなら許すけど、フィクションでこの着地点って、しっくりこなさすぎ。
また、別に悪いとは思わないけど、キム・ベイシンガーの演技って米アカデミー助演女優賞ってレベルだろうか…。よくわからん。ベロニカ・レイクとやら自体よく知らないしなぁ。

なんか、評価する人が多いので勇気がいるんだけど、“まあまあ”かな。是非観るべき…とまでは思わない。『ディパーテッド』の75%くらいの満足度だったかと。

こんな見方は変かもしれないけれど、途中からまったく別の視点で観てしまった。本作は50年代が舞台だけど、日本は最近になっても証拠捏造のオンパレード。なんで国民があまり怒らないのか、私は意味がわからない。まともに憲法が機能しているならば、刑事手続きを蔑ろにするような行為があったら、暴動の一つがおこってもおかしくないはず。証拠を捏造した検事など撲殺されても仕方が無いくらい。アメリカならば、不正をした検事が過去に関わった事件の証拠まで疑われて、刑期が短くなるはずである(よくドラマであるでしょ)。日本でそんなことおこる?おこんないでしょ。これ一つで日本はまともな憲政じゃない証拠。ああ、日本の刑事機構はアメリカの50年代のレベルなんだな…と、がっくりしながら本作を観たのだった。

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