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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:ガボア・クスポ
出 演:ジョシュ・ハッチャーソン、アンナソフィア・ロブ、ズーイー・デシャネル、ロバート・パトリック、ベイリー・マディソン、ケイト・バトラー、デヴォン・ウッド、エマ・フェントン、グレイス・ブラニガン、レイサム・ゲインズ、ジュディ・マッキントッシュ 他
ノミネート:【2007年/第13回放送映画批評家協会賞】若手女優賞(アンナソフィア・ロブ)
コピー:この橋を渡れば、またきみに会える
子沢山の貧しい家庭で暮らす小学5年生の少年ジェス。学校ではいじめられているし、父は厳しく、その他の家族は女ばかりで家の中でも孤独感を抱いている。そんなある日、隣の家に転校生の少女レスリーが引っ越してくる。彼女の家は裕福で一人娘。自由奔放で対照的な性格の彼女に、はじめはなじめずにいたジェスだったが、次第に仲良くなっていく。やがてふたりは森の中に二人だけの王国“テラビシア”をつくり、王と王女として君臨して空想の冒険物語を共有し、楽しい時を過ごすようになるのだが…というストーリー。
レスリー役の子は、『チャーリーとチョコレート工場』のガム噛んでた子ですな。つり目の印象がつよくて、かわいい女の子のアイコンとしてはどうかと思ったけど、演技はしっかり。その後『リーピング』とか『ジャンパー』とか、けっこう見かけるので、業界的な評価は高いのかもしれない。今後も見かけるかも。
前半のテンポが悪く、展開やら編集やら練りが足りない感じがするけれど、空想がエスカレートして、くだらない学校生活と森の様子とのコントラストがはっきりしてくると、おもしろくなってくる。そうやって、大人への階段を徐々に登っていくような小エピソードを重ねて、爽やかに終わるんだろうな…と思っていたら、最後にズドンと急展開。何かを失って成長していくという、現実という名の刃物を喉元に突きつけられたようで、ちょっと反則臭いなって思うくらいなんだけど、グっときたのは事実。
なんか、これをみちゃうと『パコと魔法の絵本』がハナクソみたいに感じてしまうんだけど。空想の世界をビジュアルで表現している点とか、女の子キャラが悲しい顛末を迎える点とか、共通点は多いんだけど、エラく差が大きいと感じる。
なんか、ダサいDVDジャケットだし、ピンとこない人は多いと思うんだけど、なかなかの良作なのでお薦めする。『パコと魔法の絵本』を観るくらいなら、間違いなくこっちを観るべきだろう。
#アメリカの博物館や美術館は、雰囲気いいよね。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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