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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:88分
監 督:ショーン・レヴィ
出 演:スティーヴ・カレル、ティナ・フェイ、マーク・ウォールバーグ、タラジ・P・ヘンソン、コモン、ジミ・シンプソン、ウィリアム・フィクトナー、レイトン・ミースター、J・B・スムーヴ、クリステン・ウィグ、マーク・ラファロ、ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス 他
ノミネート:【2010年/第16回放送映画批評家協会賞】コメディ映画賞
倦怠期をむかえた夫婦フィルとクレア。たまには気持ちを切り替えようと、子供をシッターに預けてNYの有名レストランへ繰り出したものの、予約で満席だったためバーでキャンセル待ちをすることに。なかなか順番がこないので諦めかけたときに、“トリプルホーン”という予約客が訪れていない事を知り、二人は成りすまして着席することに成功。ようやく食事を始めた二人だったが、突然謎の男二人組が現れ、例の物を返せを迫ってきた。何が何やらわからないフィルとクレアだったが、どうやらトリプルホーンは殺し屋に追われる身で…というストーリー。
『ナイト&デイ』のパロディームービーですよーといわんばかりの邦題なのだが、実際の中身は、男女が事件に巻き込まれていく展開こそ共通しているが、それほど直球のパロディではない。というか、このタイトルでなければ、頭をかすめることすらないと思う。
主演の二人はマイナーだし、日本未公開なのは理解できるが、じゃあ、それほどショボい作品か?と聞かれると、案外そうでもなかったりする。マーク・ウォールバーグにレイ・リオッタにジェームズ・フランコと、地味に出演者は豪華。バカみたいに高予算ではないけれど、それなりにお金の掛かる必然性のある演出も、全然惜しんでいる風は無い。
ご都合主義な展開も多いし、下ネタや顔芸が多いんだけど、直接それで笑わせに掛かっているのかどうかよくわからない。元々上品な二人が下品なことをいっても似合ってないのよね…みたいな、一周廻って逆に面白い的な状態をつくるために、わざと寒い感じにしているのかも。けど、日本人にはピンとこないかも。簡単にいってしまえば、コメディ映画だけど、笑いの部分がおもしろいわけではないということ。じゃあ、なにがおもしろいかというと、アクション部分である。
普通の夫婦なんで、アクションといってもモタモタしてるんだけど、それがかえって非現実的な浮揚感とは違う雰囲気になって、いい結果に繋がっているのかもしれない。
さすがに新作料金だと考えちゃうけど、旧作料金なら全然OKなレベル。拾い物を考えてよいのではなかろうか。ビール片手に頭を使わずに鑑賞すべき作品。軽くお薦め。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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