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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:89分
監 督:マーカス・ダンスタン
出 演:ジョシュ・スチュワート、マイケル・ライリー・バーク、ダニエラ・アロンソ、アンドレア・ロス、マデリーン・ジーマ、カーリー・スコット・コリンズ、ロバート・ウィズダム、ファン・フェルナンデス 他
金庫破りの前科を持つアーキンは、宝石ブローカを営む家庭にて防犯設備を取り付ける作業をしていた。そんな中、元妻が借金の返済ができなくなり追い詰められていることを知り、再び犯罪に手を染めることを決める。作業中に見た金庫を目当てに、再び家に侵入し、いよいよ金庫を開けようというときに、旅行に出ているはずの家の中で物音が。何者かがいると判断し、一旦家の外に出ようとするが、何故か鍵がかかっており出られない。すると家のどこかから、人のうめき声がする。さらに家中には残虐なトラップがあちこちに仕掛けられていて…というストーリー。
『ソウ』という映画が、2000年代の映画業界に一番影響を与えた作品なのかもしれないな…と、考えさせられる。
様々な仕掛けによって、猟奇的な惨劇が繰り広げられる…という基本線は『ソウ』のそれと一緒。二番煎じというか同様のテイストならば、独自の味付け(+α)が必要なのだが、それが本作にあるか否か。
確かに『ソウ』は特異な仕掛けによって繰り広げられる残虐シーンで有名だが、それを繰り広げている“ジグソウ”の、独善的ながらも観ている側が理解できなくもない“義憤”というものがあったと思う。その両輪こそが、シリーズを重ねることができた原動力だと思う。
では、本作の犯人さんには何があるのか。原題は“THE COLLECTOR”というくらいなので、何かを収集しているのだろう。どうやらなんらかのルールで人をコレクションしているらしい。しかし、どういうルールなのかもわからないし、そこまで人を苦しめる理由もわからないし、コレクションする動機もわからない。それにコレクターっていうくらいだから、複数のものを集めてしかるべきだし、カラスの収集だって“光る物”っていう共通点があるのに、この犯人の行動からはそれがまったく見えない。
簡単に言ってしまうと、なんだかわからないのだ。そのくせ、最後はまるでシリーズ物ですよ!続きをお楽しみ!と言わんばかりの終わり方をする。ふざけるなよ…といいたくなる。
途中で銃を使い始める統一感の無さにもがっかり。猟奇シーンこそ、たしかに痛々しくておふざけは無い。そういうグロ趣味の人だけが見ればよろしい。まったくお薦めしない。日本未公開なのも、さもありなん。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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