忍者ブログ
[383]  [382]  [381]  [380]  [379]  [378]  [377]  [376]  [375]  [373]  [372
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

image1258.png公開年:2007年 
公開国:アメリカ
時 間:138分
監 督:デイヴィッド・ドフキン
出 演:ヴィンス・ヴォーン、ポール・ジアマッティ、ミランダ・リチャードソン、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス、レイチェル・ワイズ、キャシー・ベイツ、ケヴィン・スペイシー、トレヴァー・ピーコック、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス 他
コピー:ありえない家族のぶっ飛んだ再会劇!



ダメ人間のフレッド・クラウスは、なんと、本物のサンタクロースの兄。聖人は歳をとらないが、そのルールは家族にも適用さて、フレッドも歳をとらない。いつも完璧な弟と比較されるせいでヒネくれてしまったフレッドは、荒れた生活を続け、ついに横領事件を起こして拘置所行きに。にっちもさっちもいかず、苦肉の策で弟ニコラスに助けを求めると、兄思いのニコラスは妻の反対を押し切り、北極にあるサンタのおもちゃ工場で働いて返済することを条件に、保釈金を用意してくれるのだったが…というストーリー。

公開していた記憶もないくらいだし、“ブラザーサンタ”なんていうチープな題名をみちゃうと、『ホームアローン3』レベルのつまんないファミリー向けコメディかと思ってしまう(“3”だよ)。“FRED CLAUS”と聞くと、海外ならサンタの関係者?とピンとくるだろうから、実はものすごく頃合の良い題名なんだと思う。しかし、日本ではそうは想像されれないだろうってことで、ブラザーサンタって…わかるけどあまりにもダサいなぁ。せめて“ブラザーサンタ ~フレッド・クラウスの場合~”とか、なんとか原題を生かせなかったかねえ。

このチープな印象とは裏腹に、悪役はケビン・スペイシーだわ、サンタのママはキャシー・ベイツだわ、主人公の彼女はレイチェル・ワイズだわ、かなりがっちりしたキャスティング。よくわかんない男二人が肩を組んでいるDVDのジャケットを観ても、そんな豪華さは微塵も感じることができない(主役の二人すまん)。もうちょっと前面に出したパッケージ画像にすれば、レンタル数は増えるんじゃないの?

内容も、この認知度の低さほどヒドくはない。子供のころスーパーマンのマントを貰えなかった恨みって、あなたレックス・ルーサーだったでしょ!(笑)とか、シルヴェスター・スタローンの弟とかビル・クリントンの弟とかアレック・ボールドウィンの弟とかが、ご本人さん登場で、偉大な兄をもつ弟としての苦悩を演じていたり、ニヤリとできる場面は多々ある。まあ、秀作かといわれるとちょっと口ごもってしまうんだけど。
ちょっとツメが甘い部分はあるのは事実。有名人の弟に苦労を語らせるんなら、ダメ人間のフレッドは兄じゃなくて弟設定にすればよかったと思うし(冒頭の、後からうまれた弟が優秀で…っていうギミックを壊したくなかったんだろうけど)、突然北極につれてこられたワンダがあっさり状況を把握しているのも違和感あるし(あなたフレッドと結婚したら不死ですけど、わかってます?(笑))。あと15分長くてもいいので、フレッドとワンダの恋愛の経過を濃くしたほうがよかったし、エルフと工場のおねえちゃんとの恋の行方ももうちょっとエピソードを多くしてもよいかもね。

でも、ローティーンの子供と親が一緒にみる映画としては、かなり最適だろう。両世代が楽しめるように、かなり工夫されていると思う。隠れた良作として軽くお薦め。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
リンク
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[04/28 ETCマンツーマン英会話]
[10/07 絶太]
最新トラックバック
Copyright © 2009-2014 クボタカユキ All rights reserved.
忍者ブログ [PR]