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公開年:2004年
公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:ビボ・バージェロン、ヴィッキー・ジェンソン、ロブ・レターマン
出 演:ウィル・スミス、ジャック・ブラック、ロバート・デ・ニーロ、レネー・ゼルウィガー、アンジェリーナ・ジョリー、マーティン・スコセッシ、ジギー・マーリィ、ダグ・E・ダグ、マイケル・インペリオリ、ヴィンセント・パストーレ、ピーター・フォーク、ケイティ・クリック 他
ノミネート:【2004年/第77回アカデミー賞】長編アニメ賞
コピー:大切なものは、いつもそばにある。
クジラの身体を洗う工場で働く小魚・オスカーは、口が達者でお調子者。何の力もないのに、街で一番になるんだと息巻いている。一方、マフィアのボスを父に持つベジタリアンのサメ・レニーはサメの生き方がしっくりこずに悩んでいた。ある日、オスカーはレニーの乱暴な兄フランキーに命を狙われるが、落ちてきた碇につぶされてフランキーが死んでしまう。それを見たクラゲは、オスカーがサメを殺したと勘違い。オスカーは“シャーク・キラー”として、街の人気者になってしまうのだが…というストーリー。
前年に『ファインディング・ニモ』があったのに、同じ海モノをつくるセンスがイマイチわからない。ドリームワークスは、『バグズ・ライフ』のときにも『アンツ』をぶつけていたけれど、これはどういう戦略なのか。ピクサー作品のお行儀のよさを馬鹿にしたいとか?その割には、皮肉にもなっていなければ、特段シャレが聞いているわけでもない。
確かに、ピクサー作品より大人が楽しめるアニメをめざしているのかもしれない。『シュレック』ではその作戦は成功しているのけれど、“大人も”と“大人が”の境目が非常に難しく、本作では“大人が”に倒れてしまっている。結局は名誉欲やら金欲やら成功欲の話で夢も無く、艶っぽい展開や暴力シーンも多い。海の中で繰り広げられる魚によるハナシにも関わらず、まったく異世界を覗いた気分にもならない。じゃあ、完全に大人向けと割り切れているのか?というと、陳腐なプロットでとても大人の鑑賞に堪えるものではない。ここまでくると、大人向けでも子供向けでもその両方でもないということになり、もしかして魚向けなのかな?とまで思えてくる(笑)。おそらく多くの子供が途中で飽きてしまったに違いない。
#大体にして、ベジタリアンのサメって…、生き物の業というものをどう考えているのか…。コメディのつもりかもしれないけれど、欧米人の浅はかさに、薄ら寒さすら覚えるえけどね。笑えねえなぁ。
声優陣に豪華キャストを割り当てるだけでなく、ウィル・スミス、デ・ニーロ、アンジェリーナ・ジョリーと、はじめっからその俳優をイメージしたキャラクターを創出しているのが特徴だと思う。私はネイティブな英語を理解できるわけではないので、当てた声のマッチ具合や声優としてのウマさは判断できないが、思いつきとしてわからなくはないけれど、それって根本的に面白いのか?効果があるのか?という疑問は拭えない。それに、アニメなので、別言語の国では当然、吹替え音声をあてなければいけないが、そのチョイスは難しい。日本ではウィル・スミスに香取慎吾をあてたわけだが、残念ながらイマイチ。特段ヘタというわけではないのだが、口八丁手八丁のいいかげんなノリが再現できているとは言いがたい。ここは、山ちゃんクラスじゃないとダメだったのかも。ノリすべての映画なのに、作品の仕上がりよりも話題性を採ってしまった時点で、負けということだろう。元の俳優のキャラクターに依存しぎたツケともいえるが。
同じドリームワークスのアニメ作品で換算すると、『シュレック』の6分の1くらいのおもしろさだと思うので、お薦めしない。家にお客さんがくるので、アニメでも見せておとなしくさせておこうとして、本作をレンタルしてきても、目的を達することは不可能であると、心するべし。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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