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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:94分
監 督:スティーヴン・ブリル、ピーター・ファレリー、ウィル・グレアム、スティーヴ・カー、グリフィン・ダン、ジェームズ・ダフィ、ジョナサン・ヴァン・タルケン、エリザベス・バンクス、パトリック・フォーシュベリ、ブレット・ラトナー、ラスティ・カンデッフ、ジェームズ・ガン
出 演:エリザベス・バンクス、クリステン・ベル、ハル・ベリー、レスリー・ビブ、ケイト・ボスワース、ジェラルド・バトラー、ジョシュ・デュアメル、アンナ・ファリス、リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ヒュー・ジャックマン、ジョニー・ノックスヴィル、ジャスティン・ロング、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、リーヴ・シュレイバー、ショーン・ウィリアム・スコット、エマ・ストーン、ジェイソン・サダイキス、ユマ・サーマン、ナオミ・ワッツ、ケイト・ウィンスレット、キーラン・カルキン、デニス・クエイド、セス・マクファーレン、グレッグ・キニア 他
落ち目の脚本家チャーリーは、自分の企画を大物プロデューサーのグリフィンにに売り込むものの、すべてが下品極まりなくて、グリフィンはすっかり困惑してしまう。例えば、金持ちで美男子の未婚セレブ男性とデートすることになったキャリアウーマンのベスの話。なんでこんなに素敵な男性が結婚できないのかと不思議に思っていたら、いざ食事の段になって彼がスカーフを取ると、喉に睾丸がぶら下がっていて…とか。学校にいかせると悪影響があると考えている夫婦が、息子を自宅学習にするのだったが、世間のことを知らないのもマズイと考えて、学校でおこる様々なできごとを夫婦で演じる話…とか。結婚を前提に付き合っている女性から、大便を自分にかけるように懇願されて悩む男…とか、そんな話ばかり。とても、真剣に聞いていられないので、軽くあしらおうとするグリフィンだったが、チャーリーは強硬手段に出て…というストーリー。
世間的にも駄作扱いだし、レンタルビデオの冒頭にくっついているトレーラー映像では、それを逆手に取って、史上最高のクソ映画であることを全面に出している(おそらく日本版だと思う)。そこまでくだらないなら、なんでこんなに豪華なキャストが集まって、そのまんまのシナリオで仕上がっているのか?という疑問が湧くところだ。
逆にいえば、こういうビッグネームたちが演じていなければ、世に出ることはなかっただろう。彼らがこんな下品でくだらないことを…っていう方向性の興味しかないもの。バットマンのパロディとか、“iBabe”とか本当につまんない。つまらなさの極みは、猫のネッドのアニメのやつ。
では、本当につまらない脚本なのか?と考えると、実はシナリオというかアイデアは悪くない。iBabeとか喉に睾丸の話なんて筒井康隆っぽいじゃないか。なんでこんな仕事を受けたんですか?って俳優陣に聞きたくなると思うが、たぶんシナリオを読んだ限りでは、キワドイ作品ではあるが“難しい作品をこなした”というキャリアの幅としてアリだと思わせるものがあったんだろう。
でも、『ジャズ大名』のときに、筒井康隆作品の実写映画化は難しいと言ったと思うが、それを同じことが本作でおこっていると思う。脳内で創造された映像はとても面白いが、映像として押し付けられると何か冷めてしまうのだ。
あと、アイデアはよかったけど、ベースになってる脚本家チャーリーのストーリーを、最後に“実は撮影でした”みたいな、チョケるという最悪な終わり方をしたことでわかるように、笑いのセンスのない人間が、監督として混ざっていたことも敗因の一つ。各オムニバスの質感をある程度統一すべきだったのだが、ほんとうにバラバラな状態で世に出してしまった。
まあ、意外と10年、15年後も、人々の記憶に残って、微量ながらも評価が上がっていく作品だとは思うけど。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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