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公開年:2012年
公開国:カナダ、フランス
時 間:109分
監 督:フアン・ソラナス
出 演:キルステン・ダンスト、ジム・スタージェス、ティモシー・スポール、ジェームズ・キドニー、ジェイン・ハイトメイヤー、ブル・マンクマ、ケイト・トロッター、ヴラスタ・ヴラナ 他
コピー :覚悟はいいか 歴代勝者による、壮絶なバトルの幕が開ける!真逆のふたり、引かれ合う。
「二重引力」が存在する世界。上には富裕層、下には貧困層が暮らしていた――
非常に近距離に位置する双子惑星が存在し、互いの惑星にある物質は、反対の惑星の重力の影響を受けないという特殊な物理法則に支配されていた。両方の惑星にはそれぞれ人類は存在していたが、貧富の差が顕著で、富裕層が住む星が“上の世界”を呼ばれ、“下の世界”から燃料を搾取して豊かさを維持していた。また、二つの世界の住人は自由に交流することを禁じられていた。下の世界に住むアダムは、山奥にある小高い丘が、上の世界と非常に近距離であることを発見する。そこで偶然であった上の世界のエデンと恋に落ち、密かにデートを重ねていた。ある日、エデンがロープを使って下の世界に来ていた所を警備隊に見つかり逮捕されそうになる。逃げようとしたエデンは、上の世界に落下してしまう。それから10年、エデンを死なせてしまったという罪悪感に苛まれていたアダムは、上の世界のTV番組にトランスワールド社の社員としてエデンが出演しているのを発見。トランスワールド社は、二つの世界を繋ぐ唯一の巨大企業で、下の世界の住人からは目の敵にされていたが、どうしても彼女を再開したアダムは、トランスワールド社の社員となり、上の世界への侵入を試みるのだった…というストーリー。
まず、科学的な矛盾・違和感に引っ掛かっていては、観続けることは不可能である。それくらいむちゃくちゃ。比較的距離が近いところから落ちた程度で瀕しになるというのに、両世界の海から海の距離を落下しても、死なない。水は柔らかいから何ともないんだね(笑)。
なにやら、反対の世界にいった時につかう“重り”が登場するのだが、なぜか電気仕掛けで発熱する模様。反重力を作るらしいが結局は重りの役目しかしない模様。ふつうの重りじゃいかんのだろうか。大体にして、常に逆さ釣りの状態なのに、毛が逆立ったり、血液が逆流したりはしない模様。不思議だね。
格差社会・身分の違う男女同士の恋愛、ロミオとジュリエット…という古典的な恋愛ファンタジーだから、気にしちゃいけないみたい。
敵はトランスワールド社のお偉いさん程度しか出てこない。その社会を形成している政府という概念が登場しない(あるのだろうが強く描かれていない)。だから、格差社会を扱っていても、その構造が崩壊するという革命ストーリーにはならない。する気がない。
ピンクの粉が結局なんだったのかという疑問は明かされることはないし、“子供”が世の中をどう変えていったのかも明かされない。恐ろしいことに、「それはまた別の話…」で片づけられてしまう。別の話…じゃねえよ。むしろ、そこが一番知りたいところだろう。ここをウヤムヤにする時点で、女性ターゲットなんだな…と思う一方で、女性もバカにしてるよな…と感じてしまった。
(以下、ネタバレ)
じゃあ、恋愛ストーリーなら、子作りの部分はもうちょっと大事にすべき部分じゃないのか。演出的にそんなに時間が経過したとは思えないし。
不誠実なチョケ方をして逃げて、観客をやもやした気分にさせる作品だ。真面目に考えれば絶対に良い作品になったと思うし、映像が非常に面白かっただけに、非常に残念。
もっとショボければ、アメリカでリメイクということもあっただろうけど、中途半端に高いクオリティなので、どうしようもない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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