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image2128.png公開年:1979年
公開国:アメリカ
時 間:94分
監 督:カール・ライナー
出 演:スティーヴ・マーティン、バーナデット・ピータース、キャトリン・アダムズ、メイベル・キング、リチャード・ワード、カール・ゴットリーブ、モーリス・エヴァンス、ディック・アンソニー・ウィリアムズ、ビル・メイシー、M・エメット・ウォルシュ、ディック・オニール、ヘレナ・キャロル、レン・ウッズ、ペペ・セルナ、ソニー・テリー、ブラウニー・マッギー、ジャッキー・メイソン、ドミンゴ・アンブリッツ、リチャード・フォロンジー、レニー・モンタナ 他


捨て子だったネービンは、心優しい黒人農夫の家に引き取られ育てられていたが、二十歳の誕生日に実子でないことを知らされる。家族のことは愛していたが、自分で人生を切り開く時が来たと悟ったネービンは、ヒッチハイクの旅に出る。トイレを借りたガス・スタンドで、1日1ドル10セントで住み込みの条件で雇われ、初めて就職をする。世間知らずの彼は、しばしば奇妙な行動をとったが、強盗相手に奮闘したり、なかなか忙しい日々を過ごしていた。そして、実家への仕送りも忘れない。そんなある日、すぐにずり落ちる眼鏡をかけていたスタンリーという中年男がやってくる。その眼鏡をネービンがずり落ちないように改造したやると大喜び。パテントを取って、儲けがでたら山分けだと言って去っていった。おかしな客ばかりだ。さらに、なぜかネービンを殺そうと撃ってくる男が出現。ネービンは彼から逃亡するが、旅芸人のトレーラーに逃げ込み、そのまま一座に加わってしまう。その一座で、オートバイスタント芸をやっている粗暴な行動の女性パティと知り合うのだったが…というストーリー。

こういう、わらしべ長者的でコメディチックな作品は、結構アメリカ作品に多い。ただ、コメディ要素のバランスが難しい模様。結局は人生自体を面白く観せたいので、笑いも悲しみも絶望も愛も、バランス良くしないといけない。本作は、笑い(それも荒唐無稽な展開と小ネタ)が多く、愛の部分がちょっと下卑ている(ネービンに無垢さが感じられない)。パティやマリーとの恋愛や、家族愛もたくさんあるじゃないかと思うだろうが、ちょっと打算的で“アガペー”的な要素が足りなすぎる。家族の愛も何か淡々としていてドライだ。そのせいか、ネービンがそれほど周囲から愛されているように見えない。

スティーブ・マーティン演じるネービンが、知能に問題がありそうな行動や喋り方なもので、私の中で、無意識に『フォレストガンプ』と比較していた。だって原題の“JERK”は、バカとかアホの意味だし。そのせいで、自然とハードルが上がっていた模様。

黒人農家の中、一人だけ踊りのノリが違うとか、民族差みたいなネタを面白いと感じるかどうか。日本人にはピンとこないとは思うが、『サボテン・ブラザース』『大災難P.T.A.』『花嫁のパパ』のスティーブ・マーティンのノリが好きな人には、全然アリかと(なんていったって主演デビュー作だし)。

アメリカ産のエグい色と味のお菓子を食べてる感覚に近いね。悪くはないんだけど、吹き替え音声で軽い気持ちで観たいところ。残念ながら字幕版しかない。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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