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公開国:アメリカ
時 間:89分
監 督:スティーブン・ソダーバーグ
出 演: テレンス・スタンプ、レスリー・アン・ウォーレン、ピーター・フォンダ、ルイス・ガズマン、バリー・ニューマン、ジョー・ダレッサンドロ、ニッキー・カット、ルイス・ガズマン 他
ノミネート:【1999年/第15回インディペンデント・スピリット賞】作品賞、監督賞(スティーヴン・ソダーバーグ)、主演男優賞(テレンス・スタンプ)、助演男優賞(ルイス・ガスマン)、脚本賞(レム・ドブス)
コピー:娘が死んだ理由<わけ>を教えてくれ。
9年の刑期を終えて出所した男ウィルソンは、一人娘のステイシーがロスサンゼルスで事故死したという手紙を受け取る。死因が納得いかないウィルソンは、手紙の差出人で娘の知り合いだったエドを訪ねるが、彼も事故死だったと語る。どうしても納得いかないウィルソンは、一人で娘と係わり合いのあった人物を洗い、大物音楽プロデューサーのテリーと関係があることをつきとめる。また、麻薬取引も関係していることを知り…というストーリー。
冒頭の15分くらいは、謎の男が娘の死の真相を、異常なまでの執着で追求する緊張感の溢れる展開だった。なぜ、そこまで事故死ではないという確信があるのだろう。父親とはいうが、なんでここまでできるのだろう。どうも堅気の人間じゃなさそう…と、謎に溢れたキャラクターが相まって、興味が大変膨らんでいった。
しかし、随所にフラッシュバック的な編集が多用されるが、多用されすぎて実にうっとおしく、飽き飽きする。
さらに、かなり早い段階で、娘が大物プロデューサと付き合っていることがわかり、また、麻薬取引が絡んでいることがわかる。途中で麻薬取締官が登場し、話が大きくなっていくのかと思ったが、ただ、麻薬取引が絡んでいることを追加説明した以上に何もなかった。
結局、何か新たな事実はなく、犯罪者の父と娘の距離感をノスタルジックかつウェットに演出しただけ。正直、その娘との思い出も、あまりうまく描けていないと思う。で、展開的には冒頭で明らかになった事象以外に、何一つ存在しないストーリーだった。
ラストのイギリスへ向かう機内でのセリフだが、何一つニヒルでもなく格好良くもない。無骨ながらダサかっこいいとか、そういう感じでもない。犯罪者として強烈な狂暴さを見せたわけでもなく、アクションも老いかけのジジィだったし。執念からどんどん汚れていく様が描かれていないから、私には渋い男には映らなかったんだと思う。
なにかが噛み合っておらず、エンストしかけてガクンガクンしながら、走ってるような印象。なにかしっくりこない作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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