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公開年:2004年
公開国:アメリカ
時 間:130分
監 督:ジョナサン・デミ
出 演:デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ、リーヴ・シュレイバー、ジェフリー・ライト、リーヴ・シュレイバー、キンバリー・エリス、ジョン・ヴォイ、ブルーノ・ガンツ、テッド・レヴィン、ミゲル・ファーラー、サイモン・マクバーニー、ヴェラ・ファーミガ、パブロ・シュレイバー、テディ・ダン 他
ノミネート:【2004年/第62回ゴールデン・グローブ】助演女優賞(メリル・ストリープ)
【2004年/第58回英国アカデミー賞】助演女優賞(メリル・ストリープ)
コピー:全ては、あなたの知らないところでコントロールされている!
湾岸戦争の英雄レイモンド・ショーは、大物上院議員の母エレノアのバックアップによって政界入りも果たし、若くして副大統領候補にまでなる。一方、ショーの元上官マルコ少佐は、最近、戦争時の悪夢にうなされていた。敵の急襲によって意識を失ったマルコに代わり、敵に立ち向かい部隊を救ったのがショーということのはずだったが、マルコの脳裏に甦るのは、その事実とは異なるおぞましい記憶。疑念を抱いた彼は、独自の調査をはじめるのだが…というストーリー。
『影なき狙撃者』という作品のリメイクらしいのだが、観たことはない。リメイクされるくらいなので、当然、おもしろい作品なのだろうが、本作を観る限り、失敗リメイクということなんだろうな。
とにかく、端々で変な部分が散見されて、どうもしっくりこない。
戦闘マシンと化した兵士を作るために大掛かりな洗脳をやっているというなら、なんとか納得できるけど、母親の思ったとおりに行動させるために、わざわざクウェートの大掛かりな施設で施術?
息子が洗脳されたことを、別の上院議員に気付かれそうになったので殺そうと思うところまではいいが、その息子に殺しに行かせるって、なんでバレる危険を増すようなことをするのか?証拠が残ったり誰かに見られたら、本来の目的もなにも、全部おジャンなのに…
自分の描いたシナリオのとおり、これから銃撃が始まるというのに(星のマークのところにいったら撃たれるようにしたのは自分なのに)、おめおめと星の上にいって、へらへら笑いながら踊るってありえるか?
レイモンドとマルコ少佐は、洗脳の呪縛をといて本件に決着をつけようとするが、どうやって洗脳を解いた?精神力?なんか都合よくないか?
あまりにそういうことは気にならないんだよね…という人は観てもよいだろう。それなら多分楽しめる。そうでないなら観ないほうがいい。モヤモヤするハメに。
本作のメリル・ストリープは浮いている。あまりこの手の作品には出ないでしょう。彼女のフォルモグラフィを眺めると本作の役は異質だと思う。私見だけど、湾岸戦争に対する反感から出演を受けたのではないかと思っている。彼女の政治的信条は知らないけれど、ブッシュ政権の中東政策や兵士の苦痛を観るに耐えなかったのかもしれない。
本作のシナリオも、あまりリアルにすると政治的アピールが生々しすぎるので、わざと荒唐無稽ともいえる洗脳の描写にしているのかもしれない(ジョナサンデミがそんなヘタレなわけないか…)。
#こんな作品でも、ノミネートされてしまうメリル・ストリープ。恐るべし。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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