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公開年:1987年
公開国:アメリカ
時 間:114分
監 督:ロジャー・ドナルドソン
出 演:ケヴィン・コスナー、ジーン・ハックマン、ショーン・ヤング、ウィル・パットン、ハワード・ダフ、ジョージ・ズンザ、ジェイソン・バーナード、イマン、フレッド・ダルトン・トンプソン、デヴィッド・ペイマー、レオン・ラッサム、ジョン・ダキーノ 他
海軍将校トム・ファレルは、国防長官デイヴィッド・ブライスの就任パーティーに招かれた。そこで、スーザンという女性と出会う。彼女は不倫している相手との関係がうまくいっていないことを嘆いていたが、トムと意気投合し、そのまま関係を持ってしまう。二人はひとときも離れたくないと思うほど熱烈に愛を深めるが、ファレルはフィリピンでの任務が決まっており、一旦離れ離れに。新聞で英雄と称えられるほどの成果を残したフィレルは、国防長官から抜擢され、長官の直下で軍の諜報任務に携わることになる。その後、スーザン宅に向かったファレルだったが、そこで、彼女の不倫相手が国防長官ブライスであることに気付いてしまう。それでも関係を続けた2人は、ある日ドライヴに出かけた後、スーザンの部屋に戻ると、ブライスがやってくる。釈然としないながらもファレルは裏口から外に出る。ブライスは男の影に気付いており、スーザンを攻め立てる。嫉妬に狂っブライスは勢い余ってスーザンを2階から突き落として殺してしまうのだった。混乱したブライスは、部下のプリチャードに相談。プリチャードは、スーザンと付き合っているもう一人の男に殺されたことにしようと画策。そしてその男が、ソ連のスパイだというシナリオを考える。翌日、ブライスとプリチャードは犯人の調査をファレルに依頼するのだったが…というストーリー。
サスペンス…なんだろうけど、実はコメディのつもりで作ってるんじゃないのか?と思えるほど、ご都合主義的展開。付き合い始めた相手が、上司になったばかりの男の愛人でした…とか。さらに、拗れて女が殺されちゃいました。隠蔽しようとでっち上げ工作に巻き込まれただけでなく、その捜査を直接依頼されちゃいました…ときたもんだ。一応パーティに招かれた客の中にいた目ぼしい人間をチョイスしたのだから、あり得なくはないんだろうけど、あまりにも細い線じゃなかろうか。そこから生じる設定を基盤にしたサスペンスが面白くなるとはとても思えない。
確かにタイトルの通り、追いつめられるので、その点、看板に偽りはない。諸々の証拠が自分であることを示していて、バレるのは時間の問題…。最新技術を使ってボケた写真の解析が終了したら、確実にバレてしまう…。でも、解析している人とは旧知の仲なんだから、もっと早く打ち明けたらどうだい…とか、そんなカーチェイスに大立ち回りをやらかして、なんで疑われないかな…とか。不自然&不自然。加えてショーン・ヤングの使い捨て感や、ゲイのプリチャードの滑稽さ、単なる色ボケジジイと性欲軍人のジーン・ハックマンもケビン・コスナー。どう受け止めてよいのやら。
冒頭でファレルが取り調べをされているシーンからスタートするので、絶対に捕まるのは明白。でも、全然捕まることなく、事件はオチが付いてしまう。唯一、観客をいい意味で裏切ったのは、その点のみ。しかし、その裏切りも、ものすごい“蛇足”で終わる。観客をアッと驚かせるどんでん返しのつもりだったんだろうけど、リアルに「お、おぅ…」って口に出しちゃったわ。こんなトホホ気分、しばらく感じていなかった。
これって、最後のオチにするのではなく、“自分”を追うハメになった奇妙さを前面に出して、全編を展開させたほうがおもしろかったのではなかろうか…。
よく考えたら、真犯人はうまいこと逃げ延びててるってのも、スゴい話だ。グダグダでトホホな作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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