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公開年:1970年
公開国:アメリカ
時 間:108分
監 督:レナード・カッスル
出 演:シャーリー・ストーラー、トニー・ロー・ビアンコ、メアリー・ジェーン・ヒグビー、ドーサ・ダックワース、ドリス・ロバーツ、マリリン・クリス 他
アラバマの病院で看護婦長をしているマーサは、高齢の母親とくらす独身。200ポンドほどの体格で、結婚ができない一員がその容姿であることに気づいてはいるのだが、日々のストレスから食欲を抑えることができない。そんな彼女を見かねた友人が、彼女の文通クラブへの入会を薦めてきた。少しプライドが傷ついたものの、なんと一通の返信が届く。相手はニューヨーク在住のスペイン系移民のレイ・フェルナンデスという男性。いままで人に好かれたことなどなかったマーサは、すっかり舞い上がってしまう。レイがアラバマを訪れると、完全に恋におちてしまい、用事があるために帰宅せねばならないというレイに、帰らないでほしいとすがる有様。とうとう我慢できなくなり、病院の仕事も休み、ニューヨークへ押しかけてしまう。しかし、そこで彼の結婚詐欺師としての正体を知ってしまう。ショックを受けたものの、別れることになるくらいなら、そんな彼を受け入れて共犯者になる道を選ぶ彼女。マーサは、老いた母親を施設に預けてレイの結婚詐欺に時には姉、時には妹に扮して、協力していくのだったが…というストーリー。
実在の連続殺人犯をモチーフにしたお話とのこと。あっさり正体を明かしちゃう展開が、おもしろい。事実なんだろうけど、ここですったもんだがないのが、すごいスピード感と緊張を生んでいる。
相手が結婚詐欺師であるとわかっても、自分は特別と思っちゃうのは、どこの国でも一緒。悲しい女の性だ(男もか?)。こういう、人の欲を食い物にする犯罪者のお話は嫌いじゃない。
普通に考えると、なんでこんな太ったおばはんを傍においておくのか、彼女にだけ正体を明かしたのか奇妙に感じた。もっと説得力を持たせるように演出すべきなんだけど、真実は小説より奇なりってことだよね。
シリアルキラーの犯行っていうのはエスカレートしていくのが常だけど、そういうのとは違う形で(2人の負の相乗効果)で、エスカレートしていく様子も興味深い。犯罪史的にも、稀有な例なのではなかろうか。
2人がこのままやっていって、何があるというのだろう。家の支払いのために金が必要だというのだろうか。レイはそこまでしてマーサと一緒にいなければいけない理由があるのだろうか。本当に奇妙な旅が展開してく。
サイコパスってのは、良心が欠如した人間だが、良心は欠如していても、欲望の矛先が違う人間同士は、結果的には共存できないということなんだね。想像することは無意味かもしれないが、果たして、自首しなければどこまでいったのだろうと、考えたくなる。
彼は、マーサを本当に愛していた?愛していたなら、彼の自業自得なのだが。その奇妙な愛をうまく表現できていたら名作だったろうが、トニー・ロー・ビアンコはその機微を表現しきれていたとはいいがたい。この点が残念に感じた。
これは、『冷血』なんかと同じくらい評価されもよい作品だと思う。軽くお薦め。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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