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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:ダン・ブラッドリー
出 演:クリス・ヘムズワース、ジョシュ・ペック、ジョシュ・ハッチャーソン、エイドリアンヌ・パリッキ、イザベル・ルーカス、コナー・クルーズ、エドウィン・ホッジ、ブレット・カレン、アリッサ・ディアス、ジュリアン・アルカラス、ウィル・ユン・リー、フェルナンド・チェン、ケネス・チョイ、マット・ジェラルド、ジェフリー・ディーン・モーガン 他
コピー:北朝鮮、アメリカ全土占領
愛する人を守る覚悟はあるか
アメリカ、ワシントン州スポケーン。高校のアメフトチームで活躍するマット・エッカートが、恋人エリカと一緒にパブにいると、休暇で帰郷してきたマットの兄で海兵隊員のジェドと再会する。エリカの親友トニがジェドとの昔話に花を咲かせていると、パブが突然停電してしまう。停電がアメリカ北西部全域におよぶほど大規模であることを知り、その日はお開き。各自家路につくのだった。巡査部長であるジェドとマットの父は、夜通し街を見廻ることに。しかし翌日、ジェドとマットは大きな振動で起こされる。外に出ると、空には戦闘機が飛び交い、パラシュートで多くの兵士が降下してくる。異常事態と判断したジェドとマットは、とりあえず父を合流しようと車で市街地へ向かうが、すでに街は戦場と化しており、東アジア人と思しき兵士たちに制圧されていた。数人の友人を含む若者たちを救ったもののそれ以上抵抗すことはできず、近くの山に退避することに。その途中で、エリカが兵士に捕まるのを目撃するマットだったが、どうすることもできない。山小屋で体制を整えなおし、偵察に行くと、街が北朝鮮に占拠されていることを知る…というストーリー。
突然攻めてきたことは納得できるとしても、すぐに地上で軍用車を展開できる理屈がわからん…などと感じることだろう。多くの観客は、北朝鮮が攻めてくる、それもロシアの後ろ盾で…という“if”物語のように思うに違いない。その緻密なシミュレートが生み出す説得力に期待するだろうが、そこに着眼するとがっかりしてしまうので注意しよう。その方向で観てはいけない。
#NATOが何もしないとかありえないじゃん…とか考えたら、まともに観る気はおきないよ。
この作品は、突然街が襲われて、子供たちだけが行動できる。さあ、ガキ共は故郷のために拳を上げることができるか!?血を流すことができるか!?という、極めて、スポ根的、マンガ的な部分にポイントが置かれている。
#実は、1984年の『若き勇者たち』という作品のリメイクだとも聞く。
じゃあ、マンガですか、そうですか…と、つまらないと決め付けてはいけない。本作はなかなか観ごたえがある。『ハンガー・ゲーム』なんかに近いノリとを思えばよい。
設定的にはまったくリアリティがない。なんといっても、北朝鮮が攻めてくること自体、彼らの物量を考えても不可能なわけだ。さすがに荒唐無稽するぎると考えたのか、その黒幕はロシアだ!という。アホか?!と誰しも思うわけだが、これが昨今のウクライナ情勢や北朝鮮を取り巻く状況を考えると、笑えなくなってくる。
アメリカは“敵”がいないと成立できない。アメリカの歴史を見れば一目瞭然。みんなが仲良くなってしまっては、平和の番人としてのアイデンティティを失ってしまうので、もっともらしいことを言って火種をつくる。
いやいや、国策映画じゃないんだから偶然でしょ?!と思うだろう。そう偶然。でも、今のアメリカが作れる“敵”は、アメリカ人が考えればロシアしか思いつかない…ってことを証明しているともいえる。そして、ロシアを敵に据えると、何か滑稽に写るということ。事実、今のウクライナ問題に対するアメリカの姿勢は“滑稽”以外の何者でもない。
いやあ、映画って侮れないな…と。
まあ、そういう背景的な部分は脇に寄せたとしても、若者がゲリラに身を投じる物語は、純粋に熱かった。悪くない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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