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公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:ポール・W・S・アンダーソン
出 演:ラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス、シエンナ・ギロリー、ケヴィン・デュランド、ショーン・ロバーツ、ボリス・コジョー、リー・ビンビン、アリアーナ・エンジニア、コリン・サーモン、ヨハン・アーブ、オデッド・フェール、中島美嘉 他
コピー:「世界」を壊せ。地球を救うために。
アルカディア号にてアンブレラ社の特殊部隊の襲撃をうけ、壮絶な銃撃戦を繰り広げるものの海へ転落し意識を失ってしまうアリス。そのまま、アンブレラ社の実験施設に捕らわれ、ジルから拷問を受ける。しかし突然、セキュリティシステムが一時的に停止し独房の扉が開き、アリスは脱出。復活したセキュリティーシステムの攻撃を受けながら、なんとか施設を脱出すると、そこは日本の渋谷。“シーケンス開始”のアナウンスが響き、無数のアンデッドがアリスに襲い掛かる…というストーリー。
4作目の直接的な続き。前作のラストを観た時「こんな駄作のくせに、続編作る気マンマンとかアホか~~」と思ったが、こんな内容でもしっかり収益をあげられるんだから、そりゃできる限り続けるよなぁ。ポール・W・S・アンダーソンとミラ・ジョヴォヴィッチ。夫婦で楽に荒稼ぎできる金ヅルシリーズである。
冒頭でこれまでのシリーズを振り返ってくれるが、肝心の前作の流れは説明はしない。正直、つまらなかったという記憶しかなくて、わざわざ観直す気にもならないので、一番説明してほしいのは前作なんだけどなぁ…。とはいえ、このシリーズは3作目から大した内容じゃないので、そのまま観たけど。
シナリオもポール・W・S・アンダーソンが手がけているのだが、もう開き直っているとしか思えない。まず、まともなストーリーというものがない。実験施設から脱出するだけ。脱出施設は、東京・ニューヨーク・モスクワなどの都市を模していて、脱出のためにはそれらを抜けねばならないと。要するに、一つのステージをクリアしたら次のステージ、つまりゲームと一緒なのである。
“処刑マジニ”など、これまで出てこなかったような種類のアンデッドも登場。『サイレントヒル』の三角頭さんみたいなノリのキャラだけど、おそらくゲームには出てくるんだろうが、映画的にはあまり新鮮味も魅力もない。
同じようなテンポで、これでもかこれでもかとバトルが続くので、激しいバトルなのに眠くなるという…。
最後、もう、人類は残っていない…的なナレーションが入っていたような気がするが、人間がいないんじゃぁ、もう何の目的で戦っているのかわからんよね。レッド・クイーンに追いかけられるから戦っています…じゃぁおもしろくならない。
日本の興行的には中島美嘉が目玉なんだろうけど、可もなく不可もなくといったところ。元々、アンデッドっぽいテイストの顔なので違和感もない。ただ、「こんなことやる前に、紅白できちんと歌えるように、本業をちゃんとせいや」と、私の心はつぶやいてた。病気なら歌はお休みすればよろしい。
これは、3D上映で観て、激しい音響にびっくりするというアトラクション的な楽しみ方をするための作品。DVDをお家で観ても、何てことない作品。新作料金で借りる価値はない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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