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公開国:アメリカ
時 間:118分
監 督:レン・ワイズマン
出 演:コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール、ブライアン・クランストン、ジョン・チョー、ビル・ナイ 他
コピー:なりたい自分になれる記憶、あなたは買いますか?
世界大戦によって荒廃した近未来。人間が生きていくことができる場所はわずかになり、現在のイギリス近辺を中心とした裕福なブリテン連邦と、オーストラリア近辺を中心とした貧しいコロニーという2つの地域に分けて暮らしている。貧富の差は広がる一方で、ブリテン連邦の圧政に抵抗するレジスタンス組織の動きも活発になっている。コロニーで暮らす工場労働者のクエイドは、単純労働の毎日に飽き飽きしており、最近話題のリコール社による人工記憶を試して、ストレスを解消しようと考えていた。しかし、あまりにリアルな経験のため、社会問題化しており、現在は非合法化されている。期待していた昇進が見送られることを上司から知らされ、クエイドのイライラはピークに達し、同僚から教えてもらった名刺を頼りにリコール社を訪れる。クエイドは、憧れていた諜報部員の記憶を体験することを選択。いよいよ体験しようとしたとき、突如警官隊が乱入し、店舗が手入れを受けてしまう。ところがクエイドは、無意識に自分でも信じられない戦闘能力で警官隊を撃退。そのまま自宅に逃げ帰り、妻ローリーに事情を説明すると、何故かローリーはクエイドを殺そうと…というストーリー。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演『トータル・リコール』(1990年製作)のリメイク。原作を読んだことがないので、どっちが原作に近いのかは知らない。
前作とはかなり違いがあり、火星なし、ユニークなクリーチャーなし、高度な異星人のテクノロジーなし、ただの革命話になっている。この割り切りは、決して悪くないのだが、そうするなら、もっと、今見ている世界が現実なのか仮想のか?で揺れる演出を増やすべきだったと思う。ちょっと少ない。前作も実は全部仮想の記憶の中の出来事でした…っていうオチだったらしいし、原作の『追憶売ります』もそっちのテイストが濃いはずななのだが。
そこまで割り切るなら、前作で特徴的だったデブのおばちゃんに変装するシーンとか、仮想記憶にハマッた奴が火星にいっちゃって云々という台詞とか不要だった。遊び心のつもりだろうが、中途半端で覚悟の欠如に写った。監督の腹が据わっていないいなんだと思う。
世界中の文化が二箇所に集中し、カオスな世界になっている設定は面白い。まあ、荒唐無稽すぎるけど地球の核と通過するトンネルの設定も悪くない。『ブレードランナー』と『マイノリティ・リポート』をあわせたような雰囲気か。
リコール社の社名がハングルなのは、どういう意図があるのか。非合法なくせにふつうにCMしてるとか、よくわからん。
途中で、将来の自分に映像を残したのだ…という演出があって、映像の最後に捕らえられてしまうのだが、その映像をどうやってあそこに残したのか。仕掛けがいまいちよくわからない。元自宅と思しき部屋のピアノに残された自分の映像が「簡単な答えなら可能」ということなのだが、いくらなんでもそれはおかしいような…。
まあ、色々引っかかることはあるのだが、それなりにスピーディで愉しめる作品。でも、DVDレンタルがTSUTAYA独占でも、それほど文句が出ない…ってことで、どんなレベルかは慮ってくだされ。
#メジャー作品でTSUTAYA独占の場合はイマイチ…っていう法則ができつつあるな。そりゃあ、配給する側が、広く展開するよりも、独占契約料+TSUTAYAのみのレンタル料金を得たほうが利益が高いって計算したわけだから、その程度ってことだよね。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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