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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:96分
監 督:ロベルト・シュヴェンケ
出 演:ジェフ・ブリッジス、ライアン・レイノルズ、ケヴィン・ベーコン、メアリー=ルイーズ・パーカー、ステファニー・ショスタク、マリサ・ミラー、ジェームズ・ホン、ロバート・ネッパー、マイク・オマリー、デヴィン・ラトレイ 他
コピー:成仏しやがれ!
ボストン警察のニック・ウォーカーは、同僚のボビー・ヘイズと、押収品の麻薬の横流しで小遣い稼ぎをしていたが、罪悪感からもう止めるとヘイズに伝える。すると、任務遂行中にヘイズに銃撃され死亡してしまう。犯罪者の銃で殺害されたため、任務上の殉職をして処理される。ふと目が覚めると、“R.I.P.D.”という天上組織の面接を受けている。その組織は、死後も現世に留まり、人間の姿で悪事を働くゴーストたちを取りしまるという、あの世の警察組織だった。ニックは警察官というキャリアを買われてスカウトされたのだ。この仕事に就くか魂が消滅するかの二者選択を迫られたニックは、R.I.P.D.で働くことを受け入れる。彼の相棒は、ベテラン・エージェント、ロイ・シーファス・パルシファー。地上に戻り妻のジュリアと再会できると思い、自分の葬儀に出席し彼女に声をかけるのだが、不審者扱いされてしまう。なんと、ニックの現世での姿は、おいぼれ中国人爺さんだったのだ。一方、ロイはブロンドの美女姿。釈然としないながらも、ゴーストの取り締まりをはじめるが、ロイは元19世紀のガンマンで、その破天荒ぶりにニックは目を丸くする…というストーリー。
またケビンベーコンがクソ悪役やってらぁ…と思いつつ、一番わかりやすい便利な役者さんだなぁと。
設定のポイントは、現世の人には別の姿に見えてるっていうところ。思いつきとしては非常におもしろいんだけど、じゃあ現世にいるときの姿を、金髪美女と中国ジジイにすりゃいいのかっていうと、そうはできない。ニックとロイの間では、普通に見えてるっていう設定だから。
私は、現世にいる間はニックとロイの間も金髪美女と中国ジジイに見えるっていう設定にしたほうが、演出上は正しかったと確信している。でも、そうすると、ジェフ・ブリッジスが怒るわなぁ。でも、作品を成立させるためには、それが正解。おもしろいのに設定が生きていないのが、非常に残念。
まあ、その難点は、企画・製作の問題であって、監督の責任ではないだろう。
R.I.P.D.でニックを面接した女性プロクターのスカート丈の長さにセンスを感じる。その他、ロイは19世紀のガンマンとか、おもしろいギミックが散りばめられてるんだけど、それも生かし切れていない感じ。プロクターがロイに気がありそうって部分も、話の主筋に絡ませることができていないし。
『MIB』『コンスタンティン』『ゴーストバスターズ』『ゴースト』のミックスかな。観客の誰もがそう思ったに違いない。そこは逆手にとってもっとパロディ色を出すとか、やれそうなことはあったよね。
色々弱い。もうちょっとブっとんだ演出ができたら、シリーズ化もあったよね(まさか、予定ないよな?)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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