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公開年:1958年
公開国:アメリカ
時 間:82分
監 督:アーヴィン・ショーテス・イヤワース・Jr
出 演:スティーヴ・マックィーン、アール・ロウ、オーリン・ハウリン、アニタ・コルシオ 他







アメリカの田舎町。郊外の森に隕石が落下。様子を見に行った老人がそれにふれると、ゲル状の物体が付着する。宇宙生物らしいそれは、腕を侵食し簡単に剥がすことができない。老人が苦痛に叫ぶ声を上げて道路まで這い出たところに、スティーヴとガールフレンドがのった車が通りかかる。スティーヴは老人を車に乗せ、病院まで連れて行く。ハレン先生は、ちょうど学会に向かうために外出するところだったが、老人の腕の様子をみて治療を開始する。スティーヴはハレン先生から、老人を救出した場所あたりの様子を調べてほしいを言われ、現地へ向かう。しかし、ゲル状の物体は老人の体をすっかり捕食して大きくなり、ハレン先生や看護婦まで犠牲となってしまい…というストーリー。

『マックイーンの人喰いアメーバの恐怖』という名前の場合もあり。こちらのほうが内容にマッチしてる。古典SF映画の典型例みたいな作品だが、ゲル状の宇宙生物ということで、ローテクながらもそれなりの特撮になっている。企画力の勝利か。

宇宙から飛んできた隕石が、そんな形状のままで、地面にほぼダメージがないとかありえねーわ(笑)とか、そういうのはご愛嬌。昔の知識なんてそんなもの。時代も差し引いて“味”だとおもって観るべし。

初感染にいたる展開の速さは、悪くない。あまり観客に粗隠しさせる暇を与えないというのも、この手の映画の重要テクニック。すごく狭い範囲内だけでストーリー展開したり、それが深夜であることも、同様の演出効果。

マックィーンが、いまいち若者にみえないからアレなんだけど、SF要素と並行して、やんちゃな若者の冒険譚にもなっている。敵対する若者同士や、彼らを目の敵にする警察官との高圧的な大度とか、若者を抑圧するだけの大人たちとか、そういう街にあるギスギスした関係が、この宇宙生物に抗うことで解消されていくという流れも。

冷蔵庫の伏線とか、子供にも分かりやすいレベル。娯楽作品を作ろうという姿勢が見えて好感がもてる。

でも、科学知識的にはやっぱりヘンテコ。CO2じゃなくても冷たきゃいんじゃね?氷とかさって思う。「CO2」とか言わないで「冷たいのが苦手だよー」って言ったほうが話通じるだろ…とかね。
そして、最後は思わず「いやいやいやいやいやいやいやいや、、、、、」って口に出ちゃう。冷蔵庫に入れておこうよ。栄養が追加されなきゃ大きくならなそうだし、密閉容器に入れておこうよ。深海でいいじゃん…とかね(笑)。

『ブロブ』というリメイク作品がある模様。ちょっと探してみようかな。 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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