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公開年:1994年
公開国:アメリカ
時 間:142分
監 督:ロバート・ゼメキス
出 演:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン、マイケル・コナー・ハンフリーズ、ハンナ・R・ホール、ハーレイ・ジョエル・オスメント、レベッカ・ウィリアムズ、サム・アンダーソン 他
受 賞:【1994年/第67回アカデミー賞】作品賞、主演男優賞(トム・ハンクス)、監督賞(ロバート・ゼメキス)、脚色賞(エリック・ロス)、視覚効果賞(Ken Ralston、George Murphy、Stephen Rosenbaum、Allen Hall)
コピー:人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない
アラバマに住むフォレスト・ガンプは、足の矯正機を付けた知能指数の低い少年。母親はフォレストを普通の子供と同じ教育を受けさせたいと考え公立小学校に入学させるが、同級生にいじめられる続ける。そんなフォレストと唯一仲良くするのはジェニーだけ。そんなジェニーも性的虐待を繰り返す父の元で暮らす子供だった。ある日、同級生から石を投げつけられたフォレスト。ジェニーの「走って!」の声に従うと、矯正機をバラバラにしながらも目にも見えないほどの走りを見せる。その後、フォレストはその脚力のおかげで、アメリカの歴史を彩る様々な場面に携わっていく…というストーリー。
あらすじをまとめるのが難しいくらい、盛りだくさんな内容。もう10回くらい観ている。もちろんDVDは購入済。無人島に1本だけ映画を持っていっていいと言われたら、本作を持っていくくらい好きなのである。今回は、録画した『チャンス』を観ていたら、本作と同じテーマだなぁ…と気づいて、並行に観始めたら本作のほうが、先に観終わっちゃったのだ。
今日はジェニーとの結婚式のあたりで涙してしまった(昼休みに観ていたのだが、不覚にも会社で落涙)。観るたびに落涙する場面は微妙に異なるけれど、観る側が年齢を重ねても、その時々で心が動く場面がどこかにあるというのは、すばらしい。ただ、私、いまだに「人生はチョコレートの箱。食べてみるまでわからない」の意味がピンときていないかも。私、多分アホなんだと思う。けど、まだまだこの先、この映画を楽しむ余白があるってことで、逆にうれしかったりするかな。
フォレストは、どんなことを言われても、どんな苦境に立っても、まず受け止める(本人の意思はどうかは別にして)。これは、歴史とか国というものに対して、否定でも肯定でもなく、事件の奔流に居ながら俯瞰で眺めているような感じ。とりあえずあるがままを見るという姿勢が大事ってことを、無言で表しているね。時代々々に、こうある“べき”と主張する人たちが登場するけれど、すべてが時代の藻屑と消えていく。一貫して残るのは、“愛がどういうものか知っている”ガンプの心。単純に“愛”の素晴らしさを賛美するつもりはないけれど、人間社会なんて、所詮、周りの人たちに施すことで成立している。こうある“べき”っていうのもいいけど、隣人への愛情を欠いてしまったら、ご立派な“べき”論なんて悪でしかないということか。身につまされる思い。
原作を読んだ方はおわかりだろうが、原作はもっともっと荒唐無稽。そのまま映像化してしまうと興ざめすること必至だったものを、この着地点に持ってきたのも見事(たぶん、お猿さんは出したかったのではないかと思うのだが、それを出すと宇宙にいったり無人島にいったりしなくちゃいけないので、泣く泣く排除したことだろう)。でも、原作は原作で味のあるいい作品なので、映画を観ていいと思った人は、読んでみてはいかがだろう。昨今、ブックオフで100円で売ってるはず。
エンドロールの音楽をそのまま聴き続けていたいと思う映画は本作だけである。未見に人は少ないだろうけど、しばらく観ていない人もどうぞ。あの時とは違う感覚になること必至です。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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