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公開年:2006年
公開国:アメリカ
時 間:137分
監 督:トッド・フィールド
出 演:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ジャッキー・アール・ヘイリー、ノア・エメリッヒ、グレッグ・エデルマン、フィリス・サマーヴィル、ジェーン・アダムス、セイディー・ゴールドスタイン、タイ・シンプキンス、レイモンド・J・バリー、メアリー・B・マッキャン、トリニ・アルヴァラード、サラ・バクストン、トム・ペロッタ、ヘレン・ケアリー、マーシャ・ディートライン 他
受 賞:【2006年/第73回NY批評家協会賞】助演男優賞(ジャッキー・アール・ヘイリー)
コピー:心の中で、大人と子供が揺れている。幸せ探しの物語。
ボストン郊外の閑静な住宅街ウッドワード・コート。ビジネスマンの夫と3歳の娘と、ここに引っ越してきて間もない主婦サラ・ピアースは、“公園デビュー”するものの他の主婦連中といまいち馴染めずにいた。そんな主婦たちの話題の的となっていたのが、公園に息子をつれて訪れる一人の男性。彼女たちは彼を“プロム・キング”と読んでいた。彼の名はブラッド・アダムソンといい、ドキュメンタリー作家として成功している妻キャシーと暮らし、司法試験合格を目指しながら主夫をしているのだ。主婦連中たちは、サラに彼に話かけて連絡先を聞き出すようにけしかける。くだらないと思いつつも主婦連中たちを驚かせてやろうと、ブラッドとハグをしてキスをするように頼んで実行。その様子に驚いた主婦たちは慌てて公園から立ち去るのだった。しかし、はじめは単にふざけただけだったのに、両者はお互いのことが気になって仕方がなくなってしまうのだった。そんな中、性犯罪で服役していたロニー・マゴーヴィーという男が街に戻ってくることがわかり、街は騒然となり…というストーリー。
アメリカのリベラル層にウケの良さそうな作品の常連になりつつあるケイト・ウィンスレット。『おとなのけんか』『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』『ホリデイ』と、既存の夫婦関係、男女関係の形に不満を抱き、はみだしていく役柄が多い。一線を越えたら、歯止めが利かない激しさを見せるキャラクターばかりで、すこし食傷気味かも。ただ、微妙にだらしないボディと野暮ったさを漂わせても不快にならないという、絶妙な容姿が功を奏している。
はっきりいって不倫のお話なので、不快に感じて当然のはずなのに、頭ごなしに否定できないなにかが、このストーリーにはある。決して不倫肯定ではないし、こういう状況ならそうなっても仕方がないという、安易な擁護でもない。あの夫なら、イヤになっても仕方がないと思う反面、だからといって、他の妻子持ちの男に走っていいわけがないとも思う。適当に折り合いをつけるか、はっきり決着をつけるか…が正しいわけだが、とりあえず刹那的な関係と続ける。いい大人だけど、子供の行動。
相手のブラッドも、弁護士を目指して主婦しているんだけど、本人は本心ではやる気がない。でも、妻に養ってもらっている以上そんなことはいえない。で、勉強のために図書館にいってるはずなのに、ボーっと若者がスケボーやってるのを眺めていたりする。そんな無駄な時間を費やすくらいなら、はっきり妻にいって別の仕事も見つけるなり何なりするべき。でもそうしない。子供の行動。
そういう、子供な大人の話だけならば、なんてことのないストーリーなんだけど、その不倫話と平行して、任務中に誤って子供を殺害してしまった元警官のラリーが、性犯罪者ロニーに執着していく姿が描かれる。こっちは結構ヘビーでエグくて、過ちと償いについて焦点が当たっている。対立関係なのに、両者とも、。自分と社会との間に横たわる乖離と、どう折り合いをつけるべきなのかという問題を抱えている。
さらに両者の間に、ロニーの母親が絡んで、不穏な未来を予期させる。
母親はそんなロニーでも何とかなると信じている。しかし、ロニーがプールにいくと、そこにいた子供たちが全員プールから出てしまうというシーン。一応法的にはセーフなのでそこまで町ぐるみで忌避しなくても…と思うけど、間違いなく子供を観察するためにゴーグルとシュノーケルと持ってプールに突入しているロニーにはヒく。もう、彼の性的嗜好は抑えることは不可能。
一方、自分が死んだ後、この息子はやっていけないことを理解している。だから、お見合いさせようとする。もちろん子供にしか興味のないロニーはノリ気じゃない。ところが相手の女性がちょっと心を病んでいる感じ。なんで病んじゃってるのかな?その理由が判ると、ロニーのスイッチが入ってしまう。相手女性は幼い頃に性的暴行を受けていたのだ。すると、帰りの車で女性を見ながら自慰行為をする。もう救いようがない。このシーンで、猛烈な絶望感を覚えてしまった。どんな人間でも生きる価値があると彼の母はそう思っているであろうが、そんな建前はガツーンと破壊されてしまう。
ラスト、サラは逃避行のために約束の場所に。ブラッドも約束の場所に向かうが、なぜかスケボーしちゃう。なんでや。男は目先の興味に流される子供だということか。
サラは夫と再構築するのは困難だろうし、彼女が本当に求めているのは実はブラッドというわけでではない(別にブラッドじゃなくてもよいという意)。はたして、その後の彼女はどうなるのか?そこは描かれない。
一方のロニーは劇的行動に走る。それをこれまでの反感を超えてラリーが救出する。はたしてラリーは、実は二人に共通点があったことに気づいたのか。それもはっきりとは描かれない。
正直にいうと、何が言いたい作品なのか私にはピンときていない。でも、社会と折り合いを付けたくても付けられない苦悩みたいなものに、シンパシーを感じる作品ではあった。悪くない。ちょっとお薦め。
#サラのナレーションは不要。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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