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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:88分
監 督:ピーター・ヘイスティングス
出 演:クリストファー・ウォーケン、スティーヴン・トボロウスキー、ミーガン・フェイ、イーライ・マリエンタール、クイーン・ラティファ、ドン・ヘンリー、ワイクリフ・ジョン、エルトン・ジョン、ウィリー・ネルソン、ダリル・ミッチェル、M・C・ゲイニー、アレックス・ロッコ、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ディードリック・ベーダー、キャンディ・フォード、ジェームズ・ギャモン、ブラッド・ギャレット、トビー・ハス、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、スティーヴン・ルート 他
コピー:ディズニーが贈る、子グマのベアリーとゆかいな仲間たちの大冒険!!
子グマのベアリーは人間のバリントン家の養子として育てられ、何不自由なく暮らしていた。ベアリーは、伝説のバンド“カントリー・ベアーズ”大ファンで、寝ても醒めても彼らのことばかり考えている。とはいえ、他の家族と容姿が違うことに疑問に思っており、11歳になったある日、とうとう兄のデックスから養子であることを聞かされてる。ショックで家出してしまうベアリーだったが、思いついた行き先は、かつてカントリー・ベアーズが本拠地としていたカントリー・ベア・ホール。しかし、訪れてみるとホールは資金難により取り壊されようとしていた。そこでベアリーは、ホール存続のために復活コンサートをすることを思いつくのだが…というストーリー。
『抱擁のかけら』『あの日、欲望の大地で』と、連日重いのを続けたので、真逆の作品を観てみることに。
子供向けのディズニー映画のくせにあまり人気のない作品かな。ディズニーランドのアトラクションも結構ガラガラだったりして、半ば休憩場と化していたりする。アトラクションが先なのか映画が先なのか。東京ディズニーランドができた時にはあったような気がするので、映画が後だな。多分。
実は、レンタルが開始されたばかりの時に一度観ており、今回で二度目。細かい内容はあまり覚えていないのだが、当時観た時はいまいちだった記憶だけが残っている。ところが今観てみると意外とイケる。人間と熊が普通に生活してる世界という、ゆるくてくだらない設定を、特に言い訳や説明することもなく、なんとなくなノリで押し切るところが、実に心地がよい。
バーやカフェで突然ノリノリで踊り出したりするシーンは、ベタベタだと判っていても実に楽しいし、カントリーというタイトルだけど、ロックやジャズ的なエッセンスも多大に盛り込まれていて、根底の音楽的要素もハンパなくしっかり作りこまれていて飽きない。確かに、よくある音楽モノやロードムービーのパクリ要素は満載なのだが、批判されるレベルではない。むしろ、こういう肩の力の抜けたおふざけ映画をしっかりと作らせると、アメリカの右に出るものはいないな…と、底力をまざまざと見せられた気にすらなる。こういうものを作らせると、アメリカは本当に上手いと思う。ちょっと昭和の臭いがして、とても2000年代の作品とは思えない古臭さを感じはするけれど、今となっては許容範囲である。
なんでこんなに世間で評価されていないのか不思議に感じるほどだったが、最後まで観て思い出してしまった。オチの演出が、いまいち盛り上がりに欠け、あまりにもサラっと終ってしまうのだ。確かに元々の目的は果たすのだが、あまり問題を乗り越えてミッションコンプリートした!ってカタルシスが得られない。もったいないというか実に残念。
でも、正直にいうと、癒されたという意味では、今年観た映画の中で一番かもしれない。何の悪意も害もなく、くさくさした心にやさしく滲みたお粥みたいな作品である。年末の忙しい中、心がお疲れの人には強くお薦めする。私は癒された。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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