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公開年:1976年
公開国:アメリカ
時 間:98分
監 督:ブライアン・デ・パルマ
出 演:シシー・スペイセク、パイパー・ローリー、ウィリアム・カット、ジョン・トラヴォルタ、エイミー・アーヴィング、ナンシー・アレン、ベティ・バックリー、P・J・ソールズ、シドニー・ラシック、プリシラ・ポインター 他
受 賞: 【1976年/第11回全米批評家協会賞】主演女優賞(シシー・スペイセク)
【1977年/第5回アボリアッツ・ファンタスティック映画祭】グランプリ
コピー: キャリーをいじめないで! 彼女が泣くと恐しいことが起こる……
宗教的に偏向した母子家庭で育ったキャリーは、そのおどおどした様子や地味な容姿のせいで、友人からイジメられており、家でも何故か母から疎まれていた。しかし、彼女には怒りの感情によって念動力を発揮する能力があった。そして、プロムの夜、クラスメイトの悪戯と知らずクイーンに選出されたキャリーは、ステージ上でブタの血を頭からかけられ…というストーリー。
冒頭のソフトエロシーンの意味がいまいち不明だったんだけど(まあ、デ・パルマらしいっちゃらしいか)、血で始まり、血で終わるってことなのかな。
始めの段階で、いきなり能力発現。これってこのままエスカレートして、終わりなんじゃねーの?それ以上なんかあるの?なんて思っちゃったのだが、実際にそれ以上、何も無かったりする。
だからといって、決してつまらないわけじゃない。タダの勧善懲悪ストーリーって気もするけど、まあ、いさぎよいっちゃあいさぎよい。シンプルな話だからこそのおもしろさ。誰でも多かれ少なかれ経験するイジメというとっつき易いテーマ。それが小出しに色々搾り出されて、最後の“破滅”まで盛り上がり続ける。
音楽も中々特徴的で、おもしろさの半分は音楽がつくっているといってもよいかも。
しかし、難しいのは、エスカレートしきった後のオチ。あまりヒネリはなくて、この展開だと、そりゃ“自滅”ってオチしかないよな…って。いくらなんでも、そこにナイフを刺しても体重ささえられないよ…せめて壁にしようよ…とか、細かいことも言いたくなったが、まあ、いい弾けっぷりだろう。
陰湿だし、救いもなにもないけど、見事なバーサーカー・ムービー。快作。
#トラヴォルタの端役っぷりにニヤリ…
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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