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image1655.png公開年:2010年 
公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:マイク・ミッチェル
出 演:マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィ、アントニオ・バンデラス、ウォルト・ドーン、クレイグ・ロビンソン、コディ・キャメロン、ジョン・クリーズ、ジュリー・アンドリュース、ラリー・キング、アーロン・ワーナー、レジス・フィルビン、クリス・ミラー、マイク・ミッチェル、ニーナ・ゾーイ・バクシ、コンラッド・ヴァーノン 他
コピー:さらばシュレック。さらばおとぎの国。


妻フィオナと3人の子どもに囲まれ幸せな毎日を送るシュレック。しかし、窮屈な日々の繰り返しに息苦しくなり、怪物として自由に生きていたままを懐かしく思ってしまう。そんなストレスから、いざこざが生じてしまい、家を飛び出してしまったシュレックに、魔法使いのランプルスティルスキンが、願いを叶えてあげようと持ちかける。しかしそれは罠で、契約書にサインした途端、シュレックは別の世界の“遠い遠い国”に飛ばされてしまう。そこは、ランプルスティルスキンが王として君臨する世界。ドンキーやフィオナとの出会いなど、いままであった出来事はすべてなかったことになっていたが、時すでに遅しで…というストーリー。

日々の生活に忙殺されてストレスが溜まって、我慢ができなくなっているシュレックが悪い…みないな流れだけれど、時にはそうなっちゃうこともあるだろう。夫婦で協力して子育て…という基本はいいとして、まるで息抜きを求めることすら犯罪のように言われては、たまったものではない。こんなことが“悪”といわれると夫婦生活の継続なんか困難だろう。相手のストレスが溜まってるようだったら、それに気付いてあげて「じゃぁ、たまには息抜きしてらっしゃい」ってのが良策だろう。この思いやりの無さ。アメリカ社会、大丈夫かよ(だから、大丈夫じゃないのか…)。

閑話休題。

1~3作で、やることはすべてやったと思うし、おそらく最終作と思われた3作目が息切れ状態だったので、4作目なんかおもしろくなりようがあるのかいな?どうせ3Dでごまかして内容は大したことないんじゃないの?とかなり懐疑的だった。
やっぱり、純粋なストーリーの継続は難しかったのか、魔法でパラレルワールドにぶっ飛んで行っちゃうという、ある意味反則的な手法。ちょっと逃げた感あり。最近のウルトラ銀河伝説でも仮面ライダーでも使われてるけれど、パラレルワールドは、ある意味なんでもありだがら、安易に扱うのはかなり危険(そして、ウルトラマンも仮面ライダーも失敗している)。

でも、本作の場合は、フィオナはレジスタンスのリーダーになってる…なんてところまで、ぶっとんでいるし、いままでの貯金が効いているのか、おなじみキャラの変貌ぶりがかなり楽しく感じられ、成功しているといえる。パラレルワールドなんだから、元の世界との差がどれだけ楽しく映るか?ってのが重要なんだね。勉強になった。
元の世界の戻るためには、“夜明けまでにキス”っていう目標も明確だし、かつ、表面的には1作目と同じ目的なわけで、シナリオの巧みさを感じる。フィオナが実は“半人”で、それが仲間にばれてしまってすったもんだ…なんていう展開を予想した人が多かったと思うけど、そういうわかりきった展開はばっさり表現しなかったのも、いいセンスであることの証明だ(本当に、うざったり無意味なやりとりは少なくて、気持ちよく観られる)。

4作目まで、ついてきた奴!たのしませてやるぜ!って感じで、いちげんさんのウケはどうでもいいわ!っていう割り切りが、勢いに繋がっている。毎度、BGMはおもしろいのだが、本作はいつもに増して曲のチョイスがよろしいし。ラストは安易な大団円に思えなくもないけど、Forever After “そのあとずっと幸せにくらしましたとさ。めでたしめでたし”と題名につけただけはある。エンドロールも、さらっと“集大成”であることを感じさせてくれて、いままでずっと観てきた人の胸には、ちょっと熱いものが沸くかもしてない。

しいて難点を言えば、劇団ひとりの吹替えか。文末が少し流れぎみになって、素人くささがにじみ出るのが残念。ちょっと“演技”しちゃったのが、悪く出たかも。でも決して作品の質を損ねるとか、そういうことではなく、ちょっと気になる…程度。

今回はふつうのDVDで3Dではなかったのだが、それでも陰影を際立たせるような光源の位置を工夫したカットが随所に見られ、3D効果に注力した形跡が感じられる。劇場で観た人の満足度は高かったのではないかと思う。1~3まで観た人にはお薦め。
3がいまいちだったので、もういいや…と持っている人も、これは観たほうがいいと思うよ。





負けるな日本

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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