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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:91分
監 督:スティーブ・ヒックナー、サイモン・J・スミス
出 演:ジェリー・サインフェルド、レネー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック、ジョン・グッドマン、クリス・ロック 他
ノミネート:【2007年/第13回放送映画批評家協会賞】長編アニメ賞
コピー:小さなハチが初めてみつけた世界を変える大きなヒミツ
新米働きバチのバリーは、毎日ハチミツを作り続ける仕事にウンザリして、巣の外へ冒険に出る。そして、人間世界で心優しい花屋の女性ヴァネッサと出会い友達になるが、ある日スーパーで大量のハチミツを発見。やがて、自分たちが必死で集めたハチミツが人間に横取りされていると知り…というストーリー。
まず、誰もが思っただろうが、キャラクターがかわいくない(というか、ちょっとコワイ)。ワーナーのCGアニメの中で、群を抜いてかわいくない。別に日本アニメみたいに、むやみにかわいくすることに執心する必要もないんだけど、もうちょっとナントカしないと子供の喰いつきがねえ…。ツカミに失敗してますな。
ストーリーは、色々な要素を盛りこみすぎ。人種問題、社会問題、環境問題、階級闘争、自然科学教育から、芸能ネタに、オーガニックバカやヘルシー思考を揶揄したりと、なんでもかんでも放り込み。逆に言えば、これだけ盛り込んで、よく成立させているとも言えるのだが、やっぱりとっ散らかっている感は否めない。脚本家が複数クレジットされているが、まさにブレーンストーミングでホワイトボードに出したものを、ガンガン盛り込んだのが目に浮かぶ。
その結果として、ストーリーの主筋が不明確で、荒唐無稽といわれても仕方ない展開が続き、観て欲しいターゲットもよく判らない作品になってしまった。
主人公がもっともらしい主張を振りかざし、訴訟で勝利し、そのために取り返しのつかないことを引き起こすわけでが、そんな主人公に共感ができるわけもなく、挙句の果てに「こんなことになるとは思わなかった」なんていわれても、ムカつくだけ。訴訟に勝ったあと、ハチの弁護士が、よくない状況になると予測するのだが、その理由が「長年、そうしてきたから」っていうのも、いかがなものかと思う(そんなこといったら、世の中は変化しようがない)。この物語に出てくるキャラの意見は、すべて狂っているように私には思える。仮に、すべてが狂っているシナリオを狙って書いたのかもしれないが、それをシニカルでウィットに富んだ味付けにできているかというと、そこまで達していない。
さらに、気になるのは、生き物の生態について正しいところと正しくないところが混在していて、中途半端。そこはうまいこと処理してほしかった。マーガレットの花粉をバラにかけて、受粉するか?とか、ちょっと子供がみたら誤解をまねくような部分が、散見される。
さらに、米国の芸能ネタもよくわからなかった。芸名がハチミツに関係するのってだれ?
観ても時間の無駄とまではいわないが、凡作のエリアからちょっと落ちかけのレベルだと思う。少なくとも、子供向けのアニメではないので、その点はご注意を。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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