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image1954.png公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:105分
監 督:アミ・カナーン・マン
出 演:サム・ワーシントン、ジェフリー・ディーン・モーガン、ジェシカ・チャステイン、クロエ・グレース・モレッツ、ジェイソン・クラーク、アナベス・ギッシュ、シェリル・リー、スティーヴン・グレアム、ジェームズ・ヘバート 他
コピー:絶対に救い出す――。

テキサス州の郊外にある“キリング・フィールズ”と呼ばれる湿地帯では、多くの死体が発見されることで有名で、その多くが未解決となっていた。ニューヨークから転属してきたブライアン刑事は、相棒のマイクとのコンビで犯罪多発地区での捜査を行う日々。今は、住宅街で起きた少女の殺人事件を担当しているが、一向に手がかりが掴めずにいた。そんな中、連続少女失踪事件が発生。地道な捜査の末、有力な容疑者が浮かび上がった矢先、ブライアンが気にかけ面倒を見ていたリトル・アンという少女が誘拐されてしまい…というストーリー。

監督のアミ・カナーン・マンは、『ヒート』『コラテラル』のマイケル・マンの娘らしい。だけど、父親の作風に近い部分はみられない。というか、作風云々の前にシナリオが良くない。ちなみにマイケル・マンは製作。脚本のチョイスが悪いのは、父親のせいじゃないのかな(笑)。

実在の事件がベースらしい。携帯電話が通じない地域で、少女の連続殺人が発生する。クロエ・モレッツ演じる少女は、家庭環境がヒドく、ちゃんと生きようとしても如何ともしがたい状況。逃げ場所のない郊外の町では、夢も希望もないのだが、そこを主役の刑事が手を差し伸べようとする。クロエ・モレッツを軸に展開するのかとおもったら、しばらく出てこなくなって、「あれ、クロエたんは単なる宣伝目的のキャスティングか?」と。
マイケル・マンなら、そういう家庭環境に問題のある少女や、捜査の手が届かないような無法地帯を扱うならば、社会的な目線というかメッセージを盛り込むと思うのだが、この娘には、そういう視点が弱い。

主人公の同僚とその元嫁のすったもんだがはじまり、並行して猟奇的な事件が発生する。事件を軽く考える同僚と、これはなにかヤバい事件だと警告する元嫁(元嫁も管轄の違う刑事)。主人公もこりゃなんかヤバいぞ…と思い始めるが、そうなると同僚と軋轢が生まれ…と、人間ドラマの線が加わる。

この手のサスペンスだと、“犯人は誰だ!こいつあやしい!”とか、そういう視点があってしかるべきなんだが、そういう楽しみが皆無。犯人をいってしまうとさすがにつまらないからいわないけど、その犯人ってなんやねんって感じ。
思い出したように、クロエたんが再登場し、唐突に拉致されるが、その犯人がクロエたんを処分しようとする理由もよくわからんし、結局うまく描ききれていないと思う。

あっちえいったりこっちへいったりするシナリオなくせに、抑揚もメリハリもないし。題材としては悪くはないはずなのだが、ひどい出来映え。主人公の真のやさしさみたいな部分も描ききれていないから、最後、ほっとするようなこともない。観客に何を見せたいのか、しっかり狙いを定め、腰を据えて製作してほしい。この監督は表現力が無さ過ぎる。駄作。
普通は、日本で公開されるレベルじゃない。やはりそこは旬のクロエたんのおかげか。

 

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