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image2152.png公開年:2011年
公開国:オーストラリア
時 間:81分
監 督:ポール・チャイナ
出 演:ジョージ・シェヴソフ、ジョージナ・ヘイグ、ボブ・ニューマン、リンダ・ストーナー 他






あるバーのオーナーが、貸した金を返さない知人に堪忍袋の緒を切らしてしまい、とうとう殺し屋を雇う。依頼したクロアチア人の殺し屋は、予定通りに仕事を完遂。満足したオーナーはクロアチア人に約束の報酬に加え、ボーナスとして覚醒剤を渡す。一方、そのバーで働くマリリンは、今日、出張中の恋人トラヴィスが帰ってくるのが待ち遠しくて仕方がない。明日からトラヴィスと旅行にいく予定だったが、それ以上にとうとうプロポーズされるのでは?という予感に、心が躍っていた。その後、クロアチア人は貰った覚醒剤を吸いながら、町を去るべく車を飛ばしていると、対向車と接触事故をおこしてしまい、車が大破。相手側の運転手も死亡した模様でそちらの車も動かない。移動手段を確保すべく周囲を見ると、一件の家に明かりが。そこは、恋人の帰りを待つマリリンの家で…というストーリー。

実は、書いたあらすじ(↑)がすべてで、それ以上に何も無かった(驚愕)。ギュっとしたら、29分くらいでおさまりそう。
結局、あのクロアチア人の目的が何だったのか、明かされじまいで終わるのが、モヤモヤする。バーのオーナーの銃を持っていったということは、何か因縁か目的があったんだと思うのだが、さっぱり不明。自分の銃が無くなっていることを知ってオーナーは慌てるのだが、それは犯行に使われたと知ったから慌てたんだよな?単に報酬として持って行かれたから慌てたんじゃないよな?

突然殺し屋が家にやってくるというシチュエーションを思いつき、その殺し屋が田舎町にいる理由を逆算して付け足したらこうなったんだろうけど、もっと真剣にバックボーンを考えないといけないと思う。

主人公のマリリンが拘束されてしまうのは、男をたまたま轢き殺してしまった現場に近い家にいたから。事故で車が動かなくなってしまったから、移動手段が欲しかっただけ。
(以下ネタバレ)
途中で、恋人が殺されてしまったことを知り絶望するが、マリリンがバーサーカーモードに突入するわけでもない。
途中でオーナーがやってくるが、そこで、クロアチア人との関係が明かされるどころか、大バトルをするわけでもない。

半死の恋人トラヴィスが一矢報いるのかと思いきや、ただ、クロアチア人の残忍さを表現しただけ。『ノーカントリー』的な得体の知れない暴力を表現したかったのかもしれないが、それほどキャラが立っているわけでもなく、ただのスプラッタに。そんな立っていないキャラクターが、胸から指輪を出したって、さほど狂気を感じるわけでもなく。ラストカットは、死んでいくクロアチア人と固まったマリリンの画なのだが、観ている方もマリリン同様、固まってしまった。

さて、あのスパンキングのシーンに意味はあっただろうか…。ただでさえ内容が希薄な上に、ゆるゆるな進行具合なのに、そんな無意味なシーンを挟む余裕があるという…。どこぞのインディペンデント系の映画祭で賞を獲ったようなことがパッケージに書いてあったが、他のノミネート作品はどんなレベルだったのか。そっちの方に興味が沸くレベル。人生の貴重な時間を無駄にするので、警報だな。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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