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公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:リー・タマホリ
出 演:モーガン・フリーマン、モニカ・ポッター、マイケル・ウィンコット、ペネロープ・アン・ミラー、マイケル・モリアーティ、ミカ・ブーレム、ディラン・ベイカー、キンバリー・ホーソーン、ジェイ・O・サンダース、ビリー・バーク、アンナ・マリア・ホースフォード、サマンサ・フェリス、クリストファー・シャイアー 他
コピー:解けるか、この糸──
ワシントンD.C.の一流私立学校キャシドラル・スクール。政治家の子弟などが通っているため警戒厳重な学校だったが、ある日、ローズ上院議員の娘ミーガンが白昼堂々誘拐されてしまう。犯人のゲイリー・ソーンジは、2年もの間、教師になりすまし、この誘拐計画を遂行したのだった。その頃、アレックス・クロス刑事は、囮捜査の失敗で同僚を死なせてしまったと思い悩み、仕事から遠ざかっていた。そんな彼のところに、ソーンジからの電話が入る。ソーンジは、クロスが捜査を担当するように要求。現場の捜査官は反対したが、ミーガンの母親の希望により捜査に参加。そして、ミーガンの警護にあたっていたシークレット・サービスのジェシーをパートナーにして、仕事に復帰するのだった。やがて、学校に残された手がかりから、ソーンジのアジトを発見、そこにはクロスの著書がすべて並べられていた。ソーンジはクロスの著書の研究を重ねており、その動機は、この事件についてクロスに執筆させようというものだった…というストーリー。
昨日に続き、モーガン・フリーマンによるアレックス・クロス刑事作品。ちょい昔は、よくTV放映されていたが、冒頭の事故のCGで、なかなか興醒めさせてくれる。しかし、そこは大目に見よう。
ちなみに、本作の評判も『コレクター』同様に芳しくないが、連日逆らわせてもらう。傑作ではないが良作。
ソーンジのターゲットは、ロシア大統領の息子なわけだが、何か政治的な意図があるわけではなく、単に知的ゲームを憧れのクロスを競いたかっただけである。観ている限りでは、それが真の動機としてなかなか腑に落ちてこないのだが、これが結果的に、謎解きにうまいことモヤを掛けてくれている。また、囚われているお嬢さんが結構賢くアクティブなので、“逃げてー”“がんばれー”的な視点もあり、それも、観客の推理脳を阻害してくれる。いずれもうまい。こういう目のそらし方は、サスペンス作品としてお手本にしたい。
でも、本作の脚本家マーク・モスは、『バーニング・クロス』の脚本家だったりする。なんで劣化するのか…(ってか、その二作品以外で、マーク・モスって人を見ないので、実在の同一人物なのかは疑問だが)。
(以下、ネタバレ)
あぁ、あのつっかかってきてた男かぁ…って、思わせておいて、さらにそっちもかよー…と。正直、真犯人自体は陳腐に感じるかもしれないが、それが判明していく段階的な過程は良い。実行犯ソーンジは利用されていることに気づいていない…っていうのが秀逸。そして、アレックスも同様に気づいていなかったっていうのも二重のダマし。犯人もそれを追う刑事もそれを知らずに右往左往。その俯瞰目線で網を貼っている感じが“スパイダー”ってことなんだね。
ただ、1点、そう簡単にいくか?というのが、パスワードのくだり。私はAA88とかなのかなと思ったのだが、あんなにすぐに正解にたどり着けるということは、“ACES AND EIGHTS”みたいな定石とか慣用句でもあるのかな?(よく知らない)
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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