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公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:サイモン・ウェスト
出 演:ニコラス・ケイジ、ジョシュ・ルーカス、マリン・アッカーマン、サミ・ゲイル、ダニー・ヒューストン、M・C・ゲイニー、マーク・ヴァレー、エドリック・ブラウン、バリー・シャバカ・ヘンリー 他
コピー:盗られたものは、奪い返す(ゲットバック)。
長年チームを組む仲間たちと銀行強盗を成功させ1,000万ドルを奪ったウィル・モンゴメリーたち。しかし、逃走中に仲間割れが起き、ウィルがヴィンセントに発砲。その様子を見て焦ったホイトが、1000万ドルを持ったウィルを残して逃走。駆けつけたパトカーをかわしながら逃げ続けるものの、倉庫に追い詰められ力尽きてしまい逮捕される。しかし、彼がもっていたはずの1000万ドルは出てこなかった。ウィルは収監され8年後に出所。その足で娘アリソンに会いに行き許しを請うのだが、娘は激昂し一人でタクシーにのって去ってしまう。その直後、ヴィンセントから電話が入り、あの時の自分の分け前を寄こせと要求。ウィルは、あの時の金は刑を軽くするためい焼却してしまったと白状するが、ヴィンセントは信じない。そして、アリソンを誘拐したことを告げ、12時間以内に1000万ドルを引き渡すことを要求する。切羽詰ったウィルは、かつて自分を逮捕したハーランド刑事に助けを求めるが、ヴィンセントは数年前に死体となって発見されていたため、信じてもらえず…というストーリー。
また、お金を奪った奪われたで、すったもんだする犯罪者のお話。多いね、こういうの。
昔の仲間のみんなが、ウィルは金を隠しもっているに違いないと思っているのなら、皆がウィルを追い掛け回せばよかったのに。さらに、当時、金が出てこなかったことで、立場が悪くなったり冷や飯を喰わされたやつ(刑事とか警備会社とか)も、追い掛け回したらよかったのに。なーんて思いながらみていたのだが、敵は足を打たれた男だけ。
さて、ヴィンセントはなんで、相当な工作をしてまで自分を死んだことにしたかったのか? 他の仲間は存命で、そいつらですらヴィンセントは死んだと思っている。そうするメリットは?そうしないと、自分だけで独り占めできないから?まあ、そんなとこなんだろうけど、それなら、ウィルだけじゃなく他のメンバーとの軋轢も強く描くべきだった。足を失ったことで“狂人”になってしまった所が強調されすぎてしまって、なにか恐ろしさが薄れてしまっている。
警察がウィルのいうことを信じて動かないようにするために…と考えることもできるが、もしそこまで先々考えていたとすると、かなりに切れ者のはずなのだが、娘を連れまわしてる彼と、その緻密な過去の行動がいまいちリンクしない。演出上の齟齬かな。
ウィルは、ヴィンセントの指示に対抗して、SIM交換し携帯電話を電車の網棚に置くのだが、そのくだりの意味がよくわからん。でも、見直して確認する気はおきなかった(そこまで、しっかり観ようって気をおこさせないレベルの作品なの)。
でも、敵も犯罪者だけど主人公も犯罪者で、登場人間はクソ人間&クソ人間というのが、最近の作品に多いね。ウィルも娘に真人間になると誓ったくせに、8年間ずっと考えた…って、もうクズはどこまでいってもクズなのよ。でも、この彼の性向が本作を救っているといってよい。最大の山場は、娘を救うところじゃなくって、8年越しの犯行シーンである。このくだりは、なかなかおもしろい。
で、肝心の娘を救うシーンは、お察しの通りで力技…。
ジジィの刑事は、なぜかウィルが改心していることに期待を掛けている。一方、同僚の若い方の刑事は、ウィルは紛失した金塊を隠匿していると思っている。このシチュエーションは一体何なのか。間違いなく捜査の一環か保釈違反のチェックだと思うのだが、金をウィルが投げ捨てることで、ウィルは逮捕されないですんだ模様……どういうこと?捨てようが捨てまいが、持っていたことには違いはない。で、仮に海に投棄したとして、刑事たちは、拾いにいかんでいいわけ?なにがどうなのか、本気でさっぱりわからない。
そして、その後の、実は…っていう流れも、ウィットに富んだオチとはいささか言い難い。
最後、ぼぉっとしてて注視していなかったので、わからなくなってしまったのだが、ハーバーに一緒にいた女性は、一緒に金塊を盗んだ人?妻?でも、わざわざ観かえす気は起きない。その程度の作品。おもしろくなかったわけじゃないけど、似た作品が多すぎて、どうもねぇ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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