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公開国:日本
時 間:109分
監 督:羽住英一郎
出 演:瑛太、椎名桔平、丸山隆平、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実、要潤、本仮屋ユイカ、中原丈雄、吉田鋼太郎、深田恭子、中井貴一 他
コピー:悪を撃ち抜け
愛を守り抜け
警視庁内に秘密裏に組織された超法規的組織“ワイルド7”。飛葉をはじめ構成員はすべてが元凶悪犯たち。彼らはワイルド7の発案者である草波警視正に率いられ、犯罪者を秘密裏に抹殺していった。ある日、ワイルド7たちが犯人を追い詰めると、それに先回りして犯人を殺害する謎のライダーが出現することが続いていた。飛葉たちはライダーの正体をつきとめようとしたが、一向に正体を突き止めることはできなかった。そんな中、金銭と引き換えに、ウイルスを積んだ飛行船を東京上空で爆破させるというテロ事件が発生する。しして犯人グループを追い詰めるワイルド7の前に、またしても謎のライダーが出現し、ワイルド7に先んじて犯人を射殺しようとし…というストーリー。
世代の差か。原作マンガを読んだこともなければ、TVドラマも観たことがない。『あしたのジョー』なんかと一緒で団塊世代ド真ん中の作品ってことなんだろうな。まあ、実は段階世代が意外と映画館に足を運んでいるといデータもあるので、目の付け所は悪くないんだよね。
原作がどうあれ、“ワイルド7”という荒唐無稽ともいえる弾けた存在が活躍する作品なのはよしとして、社会状況や敵までもが荒唐無稽なレベルだと、肝心の主人公集団である“ワイルド7”の魅力が際立たないではなかろうか。
現行社会の考えうる範囲のとてつもなく悪い奴らを、超法規的な勢力がブチのめす。まさに水戸黄門と共通するオモシロさだと思うのだが、飛行船に未知のウイルス爆弾…やら、FBIも真っ青な情報組織とか、もうSFファンタジーになってしまっている。
悪人からスカウトした警察官っていうコンセプトは基本的に問題なし。刑さえ終えれば警察官になったってかまわないわけだし。超法規的組織というけれど、任務中だからスピード違反をしてもいいだろうし、緊急時で必要があれば射殺してかまわないわけで、単なる特殊部隊なのでは?という疑問が沸いて仕方が無かった。現代のドラマに置き換えてみて、一体なにが超法規なのか、きちんとコンセプトを練ったのだろうか。そこが練れていないことが、フワッとした出来映えの真の原因ではないのか。私にはそう思えて仕方が無い。
シナリオで悪い点は、敵への憎悪がいまいち涵養されないことである。完全懲悪モノは、敵に憎悪を沸かせてナンボである。桐生という最後の敵も、言動からして小物で、まさに役不足。
#この桐生を演じている吉田鋼太郎という役者さん。映画は向いていないんじゃないかね。舞台のドヤ顔みたいのをそのまま持ち込んじゃだめだよ。興ざめする。
そして、7人いるけど、全員のキャラの魅力を描ききれていないという至らなさ感。加えて、キライじゃないけど、深田恭子ではないな…と。ちょっと舞台でもやって発声を鍛えたほうがいいんじゃないかと思う。所々彼女の台詞回しで興ざめさせられる場面が散見。ビジュアル的には一切問題がないだけに、非常に残念。
じゃあ、アクションで魅せましょう…と、そっちに期待するのだが、単調。これだけドンパチやっていながら、夜みたら眠くなること必至。緩急というものがこの製作陣はわかっていない。残念ながら、新作料金で見る価値なし。100円で納得できるかどうかの出来映え。
意外に関ジャニ∞の丸山隆平が画面で映えていたのが印象的(特に何をしたというわけではないのだが)。反面、『インシテミル』の時と同様にぜんぜん画面映えないというか空気な阿部力。この人、アクの強い脇役とか犯人役とかに方向性を早めにシフトしたほうがいいような気がする。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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