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公開年:2004年
公開国:日本
時 間:125分
監 督:タカハタ秀太
出 演:草なぎ剛、中谷美紀、香川照之、市村正親、パク・ジョンウ、コ・ドヒ、チョ・ウンジ、イ・ジュンギ 他
韓国の最果ての街。オカマの老人“ビーナス”が経営する“ホテル ビーナス”には、ワケありな住人が住んでいる。酒浸りの元医者“ドクター”と妻の“ワイフ”、3号室にはいつか花屋を開くことを夢見る娘“ソーダ”、4号室には殺し屋を自称する少年“ボウイ”、屋根裏部屋である0号室にはウェイター兼ホテルの世話係“チョナン”がが暮らしていた。そこへある日、。無口な男“ガイ”と娘“サイ”がやって来る…というストーリー。
あらすじを書いていて思ったが、設定こそあるが、あまりまともなストーリーは存在しない。
白黒であることに何か意味があるのか…と真剣に考えていたのだが、理由は思いつかなかった。パートカラーなので、カラーになっている部分に何か意味があるのだろう…とも考えたが、それでも意味がわからない。ラストはすっかりカラーになってしまうのだが、その境目もわかったようなわからないような。警察(らしき人)に対して、虫けら呼ばわりされたことに反抗するのだが、それで、霧が晴れたように彼らの何かが変わったのだろうか。あれが決定的な場面だとも思えず、どうにも空々しく感じてしまう。
韓国地方都市の場末のホテルということで、むしろ、小汚い町並みをそのまま写したほうが、雰囲気が出たのではないかと思った。しかし、ラストのカラーをみると、中途半端な色合いで、こんな色彩にしても逆効果だったかもしれない(TVドラマの色)。言い方は悪いが、白黒にして“逃げた”んだと思う。
#ここは韓国人カメラマンを使えばよかった。
LOVE PSYCHEDELICOの楽曲を多用しているのだが、その使い方がクドくてとにかくダサい。
舞台が韓国だったり、全編韓国語だったりするのは、この作品が草なぎ剛がやってたTV番組だからしょうがないとしても、タップダンスは、あまり演出上の意味がなかった。符牒として意味をキチンと持たせればいいと思うのだが。
日本に韓国の彼女を呼んだら事故にあって死んじゃった。呼ばなきゃよかった…とは思うだろうけど、自己責任だわな。父親の気持ちはわからんでもないが、なんでラストで墓参りを許す気になったのかもわからん(そこ、大事じゃね?)。それにしても、あんな山の中腹に墓ってあり得るのかしら。
まあ、ガイ・リッチーとかロバート・ロドリゲスとかタランティーノとか、その辺の米英映画の真似事をして、失敗しているんだろう。
それにしても2時間超は長すぎかな…と。最後まで全編白黒で、本当に意味を持たせたいところをパートカラーに。そして、香取慎吾とか出さない。説明しすぎのところはカットする。きちんと意味付けができていない無駄な演技や動作はばっさり捨てる。
まともな編集をしさえすれば、もうすこし観られるものになっただろう。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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