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公開国:アメリカ
時 間:87分
監 督:ダニー・デヴィート
出 演:ダニー・デヴィート、ビリー・クリスタル、キム・グライスト、アン・ラムジー、ケイト・マルグルー、ブランフォード・マルサリス、ロブ・ライナー、ブルース・カービイ、オリヴィア・ブラウン、アニー・ロス、オプラ・ウィンフリー 他
ノミネート:【1987年/第60回アカデミー賞】助演女優賞(アン・ラムジー)
【1987年/第45回ゴールデン・グローブ】男優賞[コメディ/ミュージカル](ダニー・デヴィート)、助演女優賞(アン・ラムジー)
小説家のラリーは、妻に自分の書いた大作を持ち逃げされる。妻はその作品を自分の創作として出版すると、ベストセラーとなり大金持ちになってしまい、あまりのショックにラリーは筆を進めることができなくなる。妻に対する怒りに震える日々をおくりながらも、生計のためにカルチャーセンターで、文章表現を教える講師として教壇に立っていた。そんなある日、生徒の一人であるオーウェンという男が、自分の母親があまりにもひどい人間で殺したいほど憎いと、ラリーに相談をしてくる。小説の内容についての相談と勘違いしたラリーは、ヒッチコックの『見知らぬ乗客』を参考にしろと薦める。交換殺人を題材をしたその作品を観たオーウェンは、ラリーが交換殺人を提案したと思い込み、ラリーの妻が滞在するハワイへ相談もなしに向かうが…というストーリー。
ダニー・デヴィート演じるオーウェンが、殺人に向かうまでは、ちっとも話が動かない。ラリーもオーウェンも、ただイライラしているだけ。観ている側のイライラも一緒にピークに達するように、うまく展開させてくれればいいのだが、盛り上がりがブツブツと途切れぎみで、観ている側のテンションが緩む。あまり笑える部分も多くなくて、結構、冷めた目線での鑑賞が続く
オーウェンが殺人を犯したと告白した後、自分が容疑者になると、なぜあそこまで過剰に反応したのか。友人の彼女のスチュワーデスが、ハワイに行ける可能性があると言ったから?その唯一ハワイに行ける手段であるその便に、自分が乗っているかどうかなど記録を見ればわかるだろう。空港なんだから監視カメラくらいあるだろうし、勤務していたスチュワーデスに聞けば潔白は証明されるだろう。
そして、警察はなぜラリーが犯人だと思い、第一容疑者とするのか。警察がそれを疑うなら、それこそ記録やカメラを調べればよろしい。恋人の発言があったからといって、ハワイにいける可能性なんかあるのかどうか、疑問がわかないわけがない。肝心な部分に無理がある。
その後、交換殺人がうまくいかず、なんとかオーウェンの母親を殺さなければ…という展開になる。警察に見つかりそうになるのだが、むしろ捕まったほうがスッキリするし、楽に決まっているのだから、ばれちゃう~~見つかっちゃう~~なんてド。キドキするはずがない。
とにかく、交換殺人を実行するしか道がない…という追い詰められた状況にならないのだから、どうにも緊迫感が沸かない。
たしかにオーウェンの母親はイライラする。いい演技だ。でも、他人であるラリーが思わず殺そうと思うような一線は越えていないし、鉄道内で母親が、小説に一文を言ったことがなんで導火線になったのかも意味がわからない(自分が散々悩んでいたフレーズを、クソババァがスラっといいのを言ったから?わけわかんねぇ)。
最後も、生きてました~だ、またパクられるのか!発狂!とか、いやいやそうじゃないよ~んとか、上げたり下げたりが場当たり的でピリっとしない。
シナリオが落第点ってことなんだろうね。
しゃべくりが多い作品なのに、字幕を追わなければならない苦痛。声優の名前は知らんけど、よくダニー・デヴィートをやってる人の声でセルフ脳内変換して観ていた。本作は絶対に吹き替えにすべきだな。また、『ホームアローン』ばりのBGMならテンポよく感じられたかもしれない。いくら87年の作品といっても、音楽は古くさすぎる。
ちょっと、お薦めしかねる。
#TRAINがタイトルに入るほど重要には思えないのだが…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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