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image2126.png公開年:2012年
公開国:日本
時 間:112分
監 督:北野武
出 演: ビートたけし、西田敏行、三浦友和、小日向文世、加瀬亮、桐谷健太、新井浩文、松重豊、中野英雄、名高達男、光石研、田中哲司、高橋克典、中尾彬、塩見三省、神山繁、白竜、菅田俊、國本鍾建、井坂俊哉、本田大輔、阿部亮平、斎藤歩、四方堂亘、西沢仁太、山中アラタ、佐々木一平、山中崇、平井真軌、永倉大輔、貴山侑哉、中野剛、曽根悠多、徳光正行、三溝浩二、中村祐樹、江見啓志、黒石高大、岡田正典、石井浩、山本修、武井秀哲、阪田マサノブ、西條義将、児玉貴志、安部賢一、塚原大助、中村浩二、佐々木卓馬、光宣、龍坐、中村英児、原圭介、光山文章、五刀剛、ヘイデル龍生、七枝実、浜田大介、八田浩司、江藤大我、保科光志、高久ちぐさ、月船さらら、金守珍、金田時男、北村総一朗、中原丈雄、深水三章、中村育二 他
受 賞:【2012年/第22回日本映画プロフェッショナル大賞】ベスト10(第2位)
コピー:全員悪人 完結。
 一番悪い奴は誰だ?

熾烈な下克上抗争の末、先代の跡目を加藤が引き継ぎ“山王会”のトップになって5年。加藤は元大友組の金庫番・石原を若頭に据えて勢力を拡大。その金銭面でのセンスで得た資金を使い、政治の世界にまで手を伸ばしはじめる。警察組織はそんな山王会の勢力拡大を警戒していた。しかし、山王会内部では、若手を優遇する加藤のやりかたに古参幹部の不満が鬱積。刑事の片岡は、古参幹部を炊きつけて、関西の“花菱会”と接触さえい、東西の居だ暴力団を対立させようと画策する。その一方、片岡が獄中で死んだと噂を流していた元山王会配下大友組の組長・大友と接触。ヤクザの世界とは縁を切ろうとしていた大友をけしかけ、この抗争に巻き込もうと裏で手を廻し、仮出所を早めるのだったが…というストーリー。

本作の脚本も北野武によるものだが、前作よりも格段とデキが良い。主人公のくたびれ具合と、抗争との距離の置き方が、スコセッシ作品を彷彿させる。ワーナーが配給するのも判る気がする。
終盤の大友のセリフ「俺、木村組の若い衆でいいよ…」単に疲れただけじゃなく、達観するとこうなるよね。地位が何も生まないことを身に沁みて判ってしまったた男が、力と力のぶつかり合いに対して、別の切り口で動くのはおもしろい。
テンポの緩急が非常によく、前作を観ていなくても、何となく愉しめてしまうくらいだ。北野武作品を全部観たわけじゃないけど、これまでの作品の中で一番おもしろいんじゃないかな。

一時期、在日朝鮮人と噂されたこともあった北野武だが、それを逆手に取ったような、朝鮮ヤクザにお世話になるという展開(張大成を演じていた人は役者じゃないとか)。加藤を殺す場所もパチンコ屋とか、北野武だからこそストレートに描けるのかも。
高橋克典も桐谷健太も、他から見たら贅沢な使い方。みんなノーギャラでも出たいと思う監督なんだろう。
快作だった。
 

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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