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公開年:1981年
公開国:日本
時 間:91分
監 督:大林宣彦
出 演:薬師丸ひろ子、高柳良一、三浦浩一、峰岸徹、長谷川真砂美、手塚真、大石吾朗、岡田裕介、赤座美代子、ハナ肇、久里千春、山本耕一、千石規子 他
第一学園の二年生・三田村由香は、同級生の耕児と一緒に下校している際、道路に飛び出した三輪車の子どもが、時間を逆廻ししたよに後戻りするのを目撃する。心の中で「戻れ」と叫んでいた由香は、自分の力だったのでは?と不気味な予感を覚える。その後、剣道部の対抗試合でも、最後に残った耕児に対して「敗けないで」と願うと、危機一髪で奇跡的に逆転するのだった。そのことを耕児に話してみるが、彼は真面目に取り合ってくれない。そんな中、京極と名乗る男が由香の前に突然現れ、自分と一緒に世界を支配しようと誘ってくる。その数日後、由香たちのクラスに高見沢みちるが転校してきて、不思議な力で生徒や先生を翻弄しはじめ…というストーリー。
その後、角川映画は、原田知世とかが出てきてきて綺麗なアイドル路線とか女優化路線になってくけれど、その前のある意味本当のアイドル映画なのかもしれない。
ただ、先日の『金田一耕助の冒険』同様、大林宣彦演出が空回りしまくっていて、まるでアングラ前衛舞台の様相。いくらマンガな内容だといっても、逆効果になっている。手塚真の怪演がかすむほど。さすがに峰岸徹は仕事を選ぶべきだったかと思うが。その後、TVドラマで何度もリメイクされているので、眉村卓の原作はおもしろいのは間違いないわけで、間違いなく戦犯は大林宣彦。
当時の技術でできる範囲でがんばっている…とか、後の『時をかける少女』の萌芽が見られる…とか、色々フォローしてあげたいところだが、さすがに無理だ。マット合成とか、いかにも古臭い部分があるけど、そういう技術面での問題は感じない。新入生へのクラブ勧誘シーンとか、ああいう軽いおふざけのシーンが猛烈に虫唾が走る。酒の肴にもならない。
そのくせ、何故か「守ってあげたい」という名曲が主題歌だったりして、かえって奇妙さが倍増していたりして。
公開年:2001年
公開国:日本
時 間:122分
監 督:行定勲
出 演:窪塚洋介、柴咲コウ、大竹しのぶ、山崎努、山本太郎、新井浩文、村田充、細山田隆人、キム・ミン、ミョン・ケナム、大杉漣、塩見三省、萩原聖人 他
受 賞:【2001年/第25回ブルーリボン賞】主演男優賞(窪塚洋介)、助演男優賞(山崎努)、助演女優賞(柴咲コウ、大竹しのぶ)、監督賞(行定勲)、脚本賞(宮藤官九郎)、撮影賞(柳島克己)、照明賞(高屋斎)、編集賞(今井剛)、新人俳優賞(窪塚洋介、柴咲コウ)
【2001年/第44回ブルーリボン賞】新人監督賞(内田けんじ)、ベスト10(第5位)
在日韓国人三世の杉原は、日本の普通高校に通う3年生。元ボクサーの父に鍛えられた腕前で、喧嘩や悪さに明け暮れ、警察に厄介になることもしばしば。杉原はかつては朝鮮籍で民族学校に通っていたが、ハワイ旅行をきっかけに朝鮮籍から韓国籍に変えた父親の影響なのか、国民学校がイヤになったのか、特に将来の進路も描けないまま、日本の高校に通うことを決める。そのお陰で、当時の国民学校の同級生からは裏切り者扱いされていた。ただし、国民学校開校以来の秀才と呼ばれる正一だけは、進路を違えても、今でも親友同士だった。そんな中、同じ高校に通っているヤクザの息子・加藤の誕生日パーティーに行くと、桜井という少女が声をかけてくる。ふたりはパーティの喧騒を抜け出し夜の学校へ。杉原はたちまち恋に堕ちてしまうが…というストーリー。
『ピンポン』とかを観て窪塚洋介はユニークな演技だなぁ…と思ったものだが、本作の演技もさほど変わらんではないか。結局、同じ演技しかでけんのじゃなかろうか。こういうタイプの役者さんは、飽きられるまで消耗に消耗を重ねて、からっからの雑巾みたいになっておしまいのタイプ。彼がそれだといえるほど、作品を観ていないのでわからんけど。
在日朝鮮人を扱った作品といえば、崔洋一や井筒和幸が思い出される。崔監督の場合は自分のルーツから逃れれないという言い方は変かもしれないが、どうやっても画面ににじみ出る同胞意識を隠すことはできないし、井筒監督の場合は、在日朝鮮人の方々と付き合いがあったり、そういう環境にいたこともあるだろうが、根本的にあらゆるものに“反逆”する姿勢(簡単に言っちゃえばクレーマー)の道具として、在日朝鮮人を使っているだけに見える(彼の場合、数々のはずかしい失言の繰り返しで、よく正気でいられるなぁ…というレベル。あ、いつも酩酊してるか…)。
で、行定監督に、そのようなバックボーンがどれだけあるのかは存じ上げないが、作品を観る限りは、ノンポリというか、ただ、そこにいる在日朝鮮人を素直に描いているように見えて、非常に好感が持てた。
端々で、杉原が日本の高校にいくことを、「それはいいこと」と薦める在日朝鮮人が登場し、大抵が女性であるのがおもしろい。実はは両親の密かな気持ちも同じだったという。山崎努演じる父が、韓国籍に変えたのは(まあ、その朝鮮⇔韓国の国籍変更が容易にできるシステムの良し悪しはおいておいて)、息子の将来のためだった…ということなわけだ。この両親は日本という社会で生きていく覚悟ができれば、帰化しても良いを考えている(と思う)。二世の世代だと、帰化しちゃうと親族との関係で色々あるんでしょ。いまさら帰化したって、メリットもデメリットもないという打算もあるだろうけど。
父親は非常に厳しい躾をしているにも関わらず、息子は警察のご厄介になるようなことばかりやらかしている。そんなことじゃ帰化はできない。それに、帰化しろなんて直球で言ったら反発されるし、そこは自主性にまかせたい気持ちもある。じりじりとした感情が見える。まあ、この在日朝鮮人、在日韓国人という微妙な立場で、且つそういう親心を滲み出させることに成功している山崎努と大竹しのぶの演技がスゴイんだわ。
杉原は、大学進学を選択するけど、国籍なんかどうでもいいという態度。でも、身も蓋もないことをいっちゃうけど、在日朝鮮人、在日韓国人としてアイデンティティを確立しようっていうのは、あくまで、その土地の社会的なルールをしっかり守った上で宣言できることで、おそらく杉原はまた同じような壁にあたるんだろうな…と。まあ、そういう終わり方で全然問題はない。
この話は恋愛の話だ…って散々、杉原の語りが入るんだけど、私はそれをミスリードだと感じている。在日朝鮮人の若者の苦悩!って感じの映画かと思ったけど、むしろ、国籍を超えた親の普遍的な愛を描いた作品だと思う。快作。
#実際、そんな了見の在日朝鮮人、在日韓国人の親が存在するかどうかは知らん!
話は変わるが、本作の柴咲コウはそれほどかわいくない。その反面、本作の大竹しのぶのチャーミングさが異常。『黒い家』なんかとの振幅を考えると、俳優としてのすごさが際立つ。なんか、最近、彼女のすごさがじわじわ理解できはじめてきたぞ。
公開国:日本
時 間:94分
監 督:菅原比呂志
出 演: 宮沢りえ、五十嵐美穂、安孫子里香、工藤正貴、菊池健一郎、鍋島利匡、田中基、大沢健、金浜政武、石川英明、中野愼、小柳みゆき、粟津號、谷田真吾、田岡美也子、船場牡丹、宗田千恵子、西海真理、竜のり子、永田美妙、三田恵子、石川清、沢井孝子、武藤章生、上柳昌彦、飯島大介、福永典明、三宅裕司、大地康雄、浅茅陽子、室田日出男、倉田保昭、佐野史郎 他
受 賞:【1988年/第12回日本アカデミー賞】 新人俳優賞(宮沢りえ)
ある日、青葉中学の一年・菊地ら男子生徒8人が失跡する。親は学校に対応を求めるが、学校側は逆に親を攻める始末。さらにこのことは口外しないようにと口止めをする。少年たちは、理不尽な校則や教師の体罰に反発し、町外れにある自衛隊の廃工場に立てこもっていた。それぞれ、食料や生活必需品を持ち込み、自炊生活を開始する。しかし、一人の生徒のリークから、居場所が教師や親にバレてしまい、説得に押しかけてくる。少年たちは、自作の兵器で撃退し何とかその場をしのぐが、再びやってくるであろう教師たちを追い払うために、バリケードや武装を強化するのだった。そんな中、一人の生徒が、工場の地下に、戦車があるのを発見し…というストーリー。
今観ると、教師がそこまでするかよ…と思うかもしれないが、携帯電話もネットも普及していない時代、それもバブルちょい前くらいの教師は、このくらいは平気でやった。というか、これよりももっと陰湿な奴がいた。団塊世代のクズっぷりが集約されているといってもよい。
今以上に学校は閉鎖されており、頭の悪い教師が好き放題暴力を振るっていた。世の中を知らない子供たちは、世界とはそういうもんだと思い込むしかなく、大人になって、よくドラマなんかで何年かぶりの同窓会なんていうシーンがあるが、あんな和気藹々とした同窓会なんてめずらしい。実際は、思い出したくも無い学校生活から忌避したい気持ちな人がほとんど。縁を切りがたい人や、一部の恩師のその後の情報が知りたいためだけに、繋がっているだけ。
校長は「停学で退学にでもすればよい」という趣旨の台詞を吐くが、公立中学に退学などという概念はあり得ず、それを知らない校長など存在するはずもない。ということはこの高校は私立なのかな。たしかに私立のほうが世間体を気にするような気もするが、そういう描写はない。
インパクトの強い“戦車”だが、自衛隊所有という設定らしいが、なんでそんなとこにあるのかは一切語られない。
このシナリオはイライラする内容だ。賀来千香子演じる西脇戦線は、生徒側に付く教師だと他の教師から目の敵にされているが、一度差し入れをするだけで遠隔的に少年たちを援護することもなく、あとはハラハラしているだけ。もうちょっと有効に使うべきキャラクターのはず。
同様に、室田日出男演じるホームレスも、デブの少年とのコミュニケーションのシーンを差し込むくらいなのだがら、その後、もうちょっと役に立たせるべき。
親たちも学校のやっていることがおかしいということに気づき、あるポイントから少年側に立つことを明確にすべきなのに、大騒動になったにもかかわらず傍観者のままで終わってしまう。個々のキャラクターが中途半端で、みんな死んでいる作品。
なんで学校側が警察が介入している作戦のイニシアチブを取ることができるのか。機動隊の作戦中に教師が帯同できるのか。戦車の砲塔から、打ち上げ花火をどうやってあげるのか。さらにあんな数の綺麗な打ち上げ花火をどこから調達したのか。肝心の学校はどうなったのか。時間が経過すればするほど、秒刻みで破綻していく。宮沢りえのアイドル映画とつくるために、適当につくった作品なんだろうな。
せめて、もっと戦車で大暴れしてスッキリするとか、教師の悪行がメディアを通して全国に晒されてスッキリするとか、そういう展開があれば、鑑賞後の気分もスッキリでいたかも。とにかくスッキリ不足。
公開国:日本
時 間:114分
監 督:曽利文彦
出 演: 窪塚洋介、ARATA、サム・リー、中村獅童、大倉孝二、松尾スズキ、荒川良々、近藤公園、平野貴大、翁華栄、末満健一、三輪明日美、津田寛治、馬渕英里何、山下真司、石野真子、夏木マリ、竹中直人 他
受 賞:【2002年/第26回日本アカデミー賞】新人俳優賞(中村獅童)
【2002年/第45回ブルーリボン賞】新人賞(中村獅童)
【2002年/第12回日本映画プロフェッショナル大賞】ベスト10(次点)
コピー:<274cmをとびかう140km/h> 地上最速のエクストリーム・スポーツ“卓球”
ペコとスマイルは片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の二人。しかし、自分の才能に絶対的な自信を持つペコこと星野は部活に顔を出さず、小さい頃から通っている卓球場タムラに入り浸っていた。ほとんど笑うことがないのでペコが“スマイル”と名づけた月本は、内気で無口だが卓球の実力は高く、卓球部の顧問・小泉は彼を本気にさせようと必至になるが、“卓球は暇つぶし”と言い放ち一向にやる気を出さない。ある日二人は、中国人留学生がやってきたという辻堂学園高校卓球部の偵察に出かける。ペコは大胆にも留学生の“チャイナ”に勝負を挑むが、1点もとれずに敗北。大ショックをうけるペコと、執拗に小泉から干渉され続けるスマイルは、インターハイの日を迎える…というストーリー。
もう、4、5回は観ているはずなのだが、観始めると毎回一気に観てしまう。ペコ、スマイル、アクマ、チャイナ、ドラゴン、その他オババや小泉まで、キャラがすべて立っている上に、全員のバックボーンがスッっと腑に落ちるという、奇跡の演出。それがクドカンの脚本の巧みさ故なのか、原作のすばらしさ故なのかはわからない(原作読んだことないもんで)が、とにかくすばらしい。
ARATAと中村獅童はこの作品で一般認知度が急上昇したわけだが、とにかくここまで全キャスティングがドハマリなのもすごい。
天賦の才なのか、努力なのか…というストーリーの軸は、スポーツに限らず人生の中で誰しも考えるテーマ。それを大きな物語のうねりとして見せているのは、とてもウマい。楽しむこと、好きであること、というある意味凡庸な結果にも関わらず、それに説得力を持たせるのは、スピード感とビジュアル的な奇抜さのある演出のおかげ。
この手の作品を観ると扱われているスポーツ自体に興味を持っちゃうもんだけど、そういう気は一切おこらない。それは、スポ根だけどスポ根じゃないから。そして、おそらくクドカンがスポーツに興味がないか、打ち込んで快感を感じたことがないからではないかと思う。それが悪いという意味ではない。スポーツをやっていた人間が、スポーツを無条件に楽しいものとする価値観みたいなものが排除されているのが、いい効果を生んでいる。だからこそ、荒川良々が演じるヘタレキャプテンみたいなキャラクターが生き生きと描けるのだろう。
さすがに本作を名作と呼ぶ人は少ないが、あえて私は言おう。名作だと思う。
公開国:アメリカ
時 間:115分
監 督:井筒和幸
出 演:松本竜介、趙方豪、升毅、紗貴めぐみ、渡辺とく子、夢路いとし、上岡龍太郎、國村隼、大杉漣 他
万博を3年後に控えた昭和42年。少年院から出てきたリュウは、一緒に出院した高を連れ、親友のケンとチャボのいる母校を訪れる。大阪ではキタの北神同盟とミナミのホープ会の二大グループが激しい勢力争いを繰り広げていた。どちらに属さないケンたちは、肩身の狭い思いをしているという。その後も、徒党を組むことを良しとしないリュウたちは、いずれのグループにも属せず、北神同盟やホープ会と小競り合いを繰り返すのだった。その頃、高は北神同盟に入会、上部組織の暴力団・神竜会の小野から、入会儀式として激しいリンチを受けたが、その打たれ強さから“明日のジョー”と異名を付けられ、気に入られるのだった…というストーリー。
お亡くなりになった松本竜介と、実質お亡くなりになったのと同様の島田紳助が主演。主演ではあるが、はじめこそ、この二人のドタバタで展開していくけど、中盤になるとこの二人の影はまったくといっていいほど薄くなる。そして、趙方豪や升毅が演じる在日系の人の若者の軋轢が主軸になっていく。
#升毅は今と雰囲気がかなり違うねぇ。
まあ、こういう半分ヤクザみたいなチンピラに在日朝鮮人が多かったのは事実なんだろうけど、ストーリーの流れ上、朝鮮族内のぶつかり合いって必要だとは思えないんだが…。なんで、井筒和幸はここまで在日朝鮮人にこだわるのかな。
井筒和幸も、朝鮮系の人で『ゴッドファーザー』をやろうとしているようにみえる。けど、やっぱ朝鮮系の人は隣人愛がないからダメなんだよね。ただ、殺伐とした空気しか残らない。その中途半端さを監督もわかっていて、あえて“ガキ”というタイトルを冠しているんだとは思う。この腰の引け方が、逆におもしろい空気を作っているのは認める。
ただ、もし田舎に出張して、時間が凄く余っていて、何気にふらっと入った場末の映画館で、500円くらいでこの作品をやっていたら、かなり満足できると思う。
はっきりいって、構成とかいきあたりばったりに感じる。とにかく勢いだけで展開する感じ。勢いだけっていうのが悪いわけじゃなく、これは監督の狙いだと思う。偶然ではなく、ハッとするようなカットが結構多いから、稚拙だなぁ…と思いつつも観続けてしまう。よく考えると、その後の井筒監督のどの作品よりも、本作は面白いような気がする。
#作品自体に好きなものは少ないけど、井筒監督が映画論を語っている書籍は結構好き。特に技術論は。
本作を観ると、上岡龍太郎は細々でもいいから仕事を続けて欲しかったなって思うね。いい顔している。
#夢路いとしとダウンタウン浜田は似てるなぁ。
公開国:日本
時 間:112分
監 督:相米慎二
出 演:薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦、風祭ゆき、大門正明、林家しん平、酒井敏也、柳沢慎吾、岡竜也、光石研、柄本明、佐藤允、北村和夫、寺田農、藤原釜足、円広志、角川春樹、斉藤洋介、三國連太郎 他
女子高校生の星泉は、アメリカからの帰国の途、成田空港で車に轢かれて死んでしまった父・貴志と、火葬場での最後の別れを惜しんでいた。その後、泉が自宅マンションへ帰ると、マユミと名乗る女がおり、自分は父の愛人で「自分が死んだら泉と一緒に暮らして欲しい」という父の手紙を携えていた。父の死だけでなく、愛人がいたという事実にショックを受ける泉だったが、なし崩しでマユミと暮らすことに。翌日、泉が通う学校の校門に、黒いスーツを着こんだ大勢の男たちが並び、学校中が大騒ぎになる。警戒する先生や生徒たちをよそに、泉は校門に歩みを進めると、泉はその男たちの車に乗せられて、汚ない事務所に連れていかれるのだった。そこは、目高組というヤクザの事務所。実は、泉は先代の親分の血縁で、後継者にとの遺言を残し死んでいたのだった。はじめが頑なに拒否した泉だったが、渋々承諾。しかし、目高組は4人しか子分のいない小さなヤクザ組織で…というストーリー。
角川映画は結構観ている方だと思うんだけど、本作は初見。三國連太郎、渡瀬恒彦、柄本明とそれぞれの演技はすばらしい。でも、全部、その味は消されている。意図的に消してるつもりは無いだろうが、このシナリオじゃどうにもならんし、すべて薬師丸ひろ子が持っていく流れになっている。そういう意味で間違いなくアイドル映画。結果として、ほぼ新人に近い薬師丸ひろ子が映画のすべてを引っ張っていく。そして主題歌まで歌い、それが流れるラストで映画の締めまでしっかり担う。
その後の角川アイドル路線に繋がるわけだけど、ヘロイン、レイプ、ヤクザと、今のアイドル映画ではとてもあり得ない内容。そのあり得なさは、荒唐無稽と言い換えてもいい。地上派で放送するのは難しいレベル。プロットをかいつまんでみるとわかるが、シナリオ上のイベントはとにかく暗い。『Wの悲劇』もそれなりにドロドロしていたけど、ここまではエグくはない。後発の原田知世には、こんなことはさせなかったし、こなせもしなかっただろう。
出来映えを揶揄する人も多いけど、こんなマンガな内容をマジメ実写映画としてまとめたら、箸にも棒にもかからないくらいくだらなく見えるはず。陳腐ともいえる演出で、逆にバランスが取れていることに気付くべき。クレーン車でシャブコンの中にちゃぽんちゃぽん漬けるシーンが、まともな映画として成立するわけがない。成立しているのは、ユニークな相米慎二の若き感性のおかげなのだ。
三國連太郎演じるフトッチョが、なんで地雷で足が吹っ飛んだフリを四六時中してなくちゃいけないのか、意味不明だろ? 張り付けになった薬師丸ひろ子が、フトッチョの娘がよく口ずさむのと同じ歌を口ずさむんだけど、普通は娘がよく唄っていた歌だから、ちょっとひるむ…とかそういう展開があって然るべきでしょ。でも、スルー。演出の無策さを通り越してシュールの域でしょ。もう、この映画を作っている側もシャブ中なんじゃねえかって思えてくる。
また、30年以上前の作品だけど、日本であって日本でないみたいな様子に、ちょっと驚いてしまった。ある意味、時代劇。リアルタイムに当時を知らない人にとっては間違いなく珍作。そして、この薬師丸ひろ子の容姿のどこに、当時の人はアイドル性を感じたのか、素直に疑問を感じてしまう。
公開年:2010年
公開国:日本
時 間:126分
監 督:三木孝浩
出 演:宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一、伊藤歩、ARATA、永山絢斗、岩田さゆり、美保純、財津和夫 他
コピー:それは、二人の想いをつなぐ歌──。切なく胸に鳴り響く、青春恋愛映画の誕生!
大学時代に軽音サークルで知り合い、付き合って6年になるバンドマンの種田とOLの芽衣子は、小さなアパートで同棲中。種田はサークル時代の仲間とバンドは続けているものの、不安と焦りから音楽への思いを押さえ込んでバイトに励む毎日。芽衣子が日々嫌々会社にいっているのを見て、そんな会社に行かなくても自分が面倒みると勢いで言ってしまうと、芽衣子は本当に会社を辞めてしまう。そんな芽衣子から、音楽と向き合うことから逃げていると指摘された種田も、バイトを辞めてレコーディングに集中しデモCDを完成させる。今回のチャンスを掴めなければバンドを解散することを決意していたが、まったく芽が出そうにもない現実を目の当たりにして、芽衣子に別れを切り出す。そのまま散歩といって外出したまま部屋に戻らない種田を、待ち続ける芽衣子だったが…というストーリー。
間違いなく宮崎あおい演じる芽衣子が主人公のはず。それならば、種田が死ぬ(↓)、バンドを始める(↑)、もがき苦しむけどどうしてもうまくいかない(↓)、仲間の協力と自分の努力でうまくいく、やったー(↑)っていう、上がり下がりの波に特化しないのか。種田が死ぬまでに半分以上つかってどうするんだ。
ただでさえ、ゆとり世代のくっだらないモラトリアムな理屈と、くさい演技を見せ続けられて、うんざりするのに、ペース配分もおかしいと、目も当てられない。
こういう作品の場合、監督の責任で演者さんに非は無いということが多いけれど、本作については違う。クサい演技なのは、シナリオのせりふがクサいからだと思っているかもしれないが、まともな役者がやれば、この程度のクサいセリフなら違和感はないはず。本作の役者はあまりにもレベルが低すぎるのだ。反省すべし。
ああ、若いころは確かにこんな考えになったかも…、若いっていいなあ…と感じさせてくれるように、彼らの生活を観せないといけないはず。そのためには、余計な前半の描写はズッパズパ切るべき。種田との生活を重要と考え、引っ張りに引っ張りすぎたのが、敗因だと思う。100分くらいに抑えるべき。
もう一度言うけど、観せたいのは、宮崎あおい演じる芽衣子の変化・成長。種田の死は、それが始まる一要因・味付けでしかない。種田の死でさぞやつらかろう…ということに共感して涙させることが主軸ではない。
ただ、監督自身が、その大事なポイントに気付いていない可能性が実はある。その証拠に、この作品で一番重要なはずの、芽衣子が自分でバンドをやろうという気持ちになった、心の変化の描写が非常の薄いから。
無駄なことは表現しないっていう部分(たとえば、種田が死んでからのすったもんだは表現しないとは)は、心得ているのに、抑えるべきポイントをズレていたり、流れを阻害するなら思い入れのある場面でも切るという、監督として絶対に持っていなければいけない素養に欠ける。
#バイト先のギター小僧とか、種田の親のくだりとか、バンドの後輩にキスされるシーンとか、etc,,,本当に必要かどうかよく考えてごらんよ。
お薦めでできない。でも、だれか別の人に編集してもらえば、生き返るかもしれない作品。
負けるな日本
公開年:2010年
公開国:日本
時 間:121分
監 督:猪股隆一
出 演:成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子、山本小春、金子ノブアキ、市川知宏、森崎ウィン、森岡龍、坂口涼太郎、宮崎美子、朝加真由美、おかやまはじめ、山田明郷、森本レオ、織本順吉 他
コピー:ひと筆にかけた思いがある!
愛媛県、四国中央高校の3年生早川里子は、書道家を父に持つ書道部部長。しかし、部員たちは好き勝手に書いているだけで、指導者もおらず廃部寸前。そんな里子自身も何で自分が書いているのかわからなくなっていた。産休補助教員の池澤先生が臨時顧問になったが、彼からも“つまらない字”といわれる始末。そんな池澤が突然披露したパフォーマンスに部員の清美は夢中になってしまうが、里子は書道は自分の心と向き合いながら一人でするものだと大反発。ますます部の雰囲気は悪くなる。しかし、清美の家の文具店が閉店セールをするので、恩返しに盛り上げたいと言うので、仕方なく協力するのだったが…というストーリー。
連日の成海璃子主演作品だが、特段ファンというわけではない。たまたま。でも、この2作を連続して観て、比較することにものすごく意味があった。簡単にいってしまえば、前日の『武士道シックスティーン』は快作だったのに、本作はポンコツである。この差はどこで生まれたのか。
実は、この2作はものすごく共通点がある。
女子高校生の部活動、個人競技でありつつ集団競技でもある、家庭環境にすこし問題がある子たち、主人公の親はその道のプロで子供のときから修行、勝利を掴むことを是として教育されている、楽しくなければ意味が無いというテーゼ…等々。これが同じ2010年製作で、普通なら同じ女優主演で、こんなカブった作品は普通避ける。
ここまで似ているのになぜ本作はダメなのか。私は次の2点だと感じた。
①根本的な主張がブレている。
楽しく書道をすることに意味があるという主題なのかと思ったら、町のため、みんなを元気にするためとも言い始める。もっともらしく聞こえるが、それぞれ利己主義と利他主義から生じたものであって、足場は異なる。これを融合するのは案外むずかしいと思うのだが、結局最後まで、融合することなく、なんとなく進む。さらに、ツライ状況を忘れる為に書道をやる…みたいな感じも加わってくる。それだと、アルコールと変わらないよ。
きっと、本作は“町おこし”というコンセプトをはずすことができない事情があったんだろう。それならば、後者にだけスポットを当てればよかったのだ。このフガフガした、合わない入れ歯みたいな感覚が気持ち悪い。『武士道シックスティーン』は前者に集約されていたから、すっきりおもしろかった。要するに、作り手側が伝えたいメッセージが、はっきりしていたかいないかの差である。これは実に大きい。
②監督の“気付き”の能力の欠如
観ていて、「おかしくね?」と思うシーンが多々あって、興醒めする。ありすぎるので箇条書きにしちゃう。
・着任した教師が、早々にグラウンドに巨大な紙を敷いて書きはじめるのだが、元々そんな巨大紙に書くような活動をしているわけでもないのに、その紙はどこから入手したのか?そんな簡単に用意できるものか?
・紙すき職人のじいさんが、自分の作った和紙を店においてもらえないからといって、分身ともいえる製作物を何と燃やしてしまう。そんなの職人といえるか?そんなじじいに共感できるか?同情できるか?
・「倒産したのを聞いたのは、その日の夜でした…」というシーンが夜。
・書道パフォーマンス甲子園を思いつくのが唐突すぎる。もうちょっと、思いつくプロセスを大事にしてほしい。事実だからといってなぎ倒した感満載。
・生活費や入院費を稼ぐ為に母子家庭の一人娘が働いているのに、のんきに進学を勧める母親の意味がわからん。金がないことは母親が一番知っているはず(もしかして、若年性痴呆とかそういうハードな設定なのか?)。
・もっともらしけど、根本的に親が入院していることを隠す意味がわからない。だって、隠すメリットが一つもないんだもの。
・「あたし後悔とかしてないきに」 後悔ってのは後からするもんだろ。
・その日に紙をもらって当日に張り合わせるなんて不可能だと思う。
・なんで転ぶと曲が止まるのだろう。なんでみんな歌詞を知っているのだろう。アンジェラ・アキは四国で神ですか?
映画監督業というのは、プロジェクトマネジメントの最たるものなので、こういう穴は敏感に察知しなければいけない。察知できないのも問題だし、察知できているのに「まあ、いいか」として流しているとしても問題。いずれにせよこの監督さんは、向いていないのではなかろうか。
また、なんでこんなにごちゃごちゃした印象の作品になってしまっているのか。まず、書道パフォーマンス甲子園を生み出したという事実が存在し、それに後付で思いつくかぎりのエピソードをくっつけたという製作構造がある。父親、紙すき職人のじいさん、顧問の教師…彼らのバックボーンがその例で、盛り込むだけ盛り込んでゴテゴテになっている。そしてゴテゴテになったあと、ブラッシュアップする過程をサボったからゴテゴテのままなのだ。ここまでできた段階で、「じゃあ、一回ガラガラポンで」ってやる勇気も時間も無かったんだろう。
はたして、めがねの子を転向までさせる意味があったろうか(いいキャラなのに)。いや、根本的に、めがねの子、いじめられた子、母親が入院してる子の役割がカブるところが多すぎる。ああ、やはり、考え始めるとキリがない。この作品は、途中経過を観せられたようなものではないだろうか。もしかして、観客に対して失礼なことをしているのではないだろうか。すごく製作姿勢に疑問を感じてきて、気分が悪くなってきた。まったくもってお薦めしない。本作を観るくらいなら『武士道シックスティーン』を観るのがいい。
負けるな日本
公開年:2010年
公開国:日本
時 間:122分
監 督:谷口正晃
出 演:仲里依紗、中尾明慶、安田成美、勝村政信、石丸幹二、青木崇高、石橋杏奈、千代将太、柄本時生、キタキマユ、松下優也、田島ゆみか、加藤康起、加藤理恵、遠山俊也、肘井美佳、柴田光太郎、竹内晶子、岡野真也、樋口真央、水谷彩音、山梨ハナ、安野遥、佐野憲彦、久野雅弘、吉満涼太、伊藤ふみお、早坂実、菊地一浩、樋口史、村上めぐみ、田井中蘭、坂井一郎 他
コピー:あなたに、会いにいく。
記憶は消えても、この想いは消えない。時を超えて、今、新たな物語がはじまる。
母が勤務する大学に合格し、卒業を待つだけの高校3年生芳山あかり。あかりは母の和子と二人暮しで、幼い頃に出て行った父親の記憶はほとんど無い。そんなある日、母・和子が交通事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。一時的に意識を取り戻した和子は“過去に戻って深町一夫に会う”という約束を、自分のかわりに果たすようにあかりに告げ、再び昏睡に。あかりは和子の開発した薬を飲み1972年4月に行くように念じるが、誤って1974年2月と念じてしまう。そこで出会った大学生の涼太に手伝ってもらいながら深町一夫を探すのだったが…というストーリー。
吾朗ちゃんは尾美としのりでいいんじゃねーの?とか、なんで芳子はショートカットじゃねーのよ?なんて色々よぎったんだけど、ふとあることに気付く。尾道じゃないじゃん。そういえば大林版って1983年公開で内容的にも同年が舞台。本作は1972年の戻ろうとしていたぞ…。と、色々考えると、これは、半ば伝説ともいえるNHKドラマ『タイムトラベラー』の続編じゃんか!ほっほう、そう来たか。ドラマ版は観たことがないので、設定やら細かいディテールやら、わからないもの。言及のしようがない(笑)。
さて、2006年のアニメ版よりも、こちらのほうが正統な(?)続編ということだろうけど、原作を読むか大林版を観ていない人が、この作品を理解できるのか否か。母がなんで薬を作ってるのかとか、いきさつはまったく不明だろうし、母娘で同じ経験(愛する人を忘却)をしてしまうせつない感じとか判らないんだよね。かといって、いちいち説明するのもダサいから、知らない人もそれなりに楽しめて、知ってる人はより楽しめる…そんな線を目指したってことか。確かに、そういう意味では成功しているかもしれない。
今は週休二日だからわかんないだろうけど、土曜日の学校の雰囲気とかよく表現できているよ。セットとか小道具の時代考証は本当によくがんばっているし。
SFオタクを登場させるのはご都合主義だと思うけど、未来からきたってことをあっさり納得してもらったほうが話しは早くて、そこですったもんだやられるよりはずっといい(そういうドタバタを見せたいわけじゃないしね)。
2年ずらすことで、父親との関係を絡めたり、いまの世代のおこちゃま高校生には、逆に新鮮な“神田川”状態を経験させるのも面白い。脚本家なのか監督なのか企画Pなのかわからないけど、この二年ずらしのアイデアを思いついた人が本作のMVPだ。
まあ、マンガチックなタイムトラベルの演出がうっとおしいとか、転落事故の件がヒネリが無さ過ぎる点など、もっと工夫する余地がないわけではない。あの昔の事故を紹介するTV番組はいらないんだよね。吾朗ちゃんが「昔、ツアー旅行にいく予定だったんだけど、チケット忘れて乗り遅れちゃってさ。でも、そのツアーで途中事故があって…」くらいにボカしておけばよかったと思う。でも、半分以上は雰囲気を楽しむ映画なので、許せる範囲。そういう部分を超越して、とても好感が持てる作品といえるので、お薦めしたい気分。リアルタイムで大林版を観た人ならば、なおのことアリだろう。
#仲里依紗は映画の人だね。CMやバラエティでは何の魅力も感じないけど、映画では輝いているよ。
公開年:2008年
公開国:日本
時 間:120分
監 督:田中誠
出 演:夏帆、ゴリ、薬師丸ひろ子、石黒英雄、徳永えり、亜希子、岩田さゆり、ともさかりえ、間寛平、The Gospellers 他
コピー:“合唱”って、スゴイ!きっとあなたも歌いだす、感動のハーモニー!!
日本中が、スタンディングオベーション!!
北海道、七浜高校合唱部の荻野かすみは、自分の歌声とルックスに自信満々。さらに、好意を寄せる生徒会長から写真のモデルを頼まれ有頂天になっていたが、歌っている顔が産卵中のシャケのようだといわれ、歌うことが怖くなり退部を決意する。ラストステージのつもりで参加した夏祭りの合唱祭でも、まったく歌う気がおきないかすみだったが、合唱祭に参加していたヤンキーの権藤率いる湯の川学院の合唱隊の歌声を聴いて、心が動かされ…というストーリー。
北海道までわざわざ合唱の予選にいくなんてお金があるなぁ…って思っていたら、北海道が舞台だった。わざわざ自分が参加する予選のことを“北海道予選”なんていわないでしょ。説明的なセリフにもほどがある。それに、まったく北海道の町並みでも風景でもないし、校舎の感じも北海道っぽくないし。あんな港や砂浜はないしね…。
#訛りが一切無いのは大目に見るとして(浜言葉は理解できまへんから)。
それに七浜高校に湯の川学院?個人的なことだが、親が函館出身なもので、ピンときてしまったよ。おそらく函館が舞台だね。でも、一切劇中でそれは触れずじまい…というか、やっぱり、函館じゃないんだよね。これ、まったく北海道でロケしてないんじゃないかな?薬師丸ひろ子が街中で歌うところは、もしかして旭川近辺?って思えなくも無いけど、おそらく違うね。スケジュールとか予算の都合で、北海道にロケができない事情は判って上げたいんだけど、もうちょっと北海道っぽい雰囲気をつくる努力をなさってはいかがなものか。人によっては不快に思うのでは?
で、不満なのは北海道らしくない点と、シャケのCGくらい。別にシャケの件はあっさりと片付けてよかったんじゃないかな。それ以外は、非常によろしい。とにかく歌うことの楽しさは充分に伝わってきて、ラストは楽しくってニヤニヤしながら観てしまった。電車の中で観ていたから、変な目で見られてしまったよ。まあ、根本のシナリオのデキはいいってことだよね。
意外にゴリがいい仕事している。アクションがびっくりするほど素晴らしいし、実際の歌声はわからないけれど、歌うシーンのそれっぽさはかなり良いデキ。本作のMVPだろう。ただ、夏祭りのパフォーマンスより、肝心の北海道予選でのデキが落ちるというのは、いかがなものかな…とは思う(まあ、本当の合唱コンクールでは、素人にわかりやすいハーモニーよりも堅実なテクニックのほうが好まれるのは事実なので、そういう意味ではリアルなのかもしれないけど)。
DVDジャケットなどちょっとチョケた感じで、避ける人いるかもしれないけれど、なかなかの秀作なので、お薦めする。
#本作の夏帆は、かなりかわいいのだが、その後のTVドラマやCMに出ている彼女はそれほどでもないような。早々に劣化が始まっているのか?早すぎじゃないか。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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