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公開国:アメリカ
時 間:115分
監 督:井筒和幸
出 演:松本竜介、趙方豪、升毅、紗貴めぐみ、渡辺とく子、夢路いとし、上岡龍太郎、國村隼、大杉漣 他
万博を3年後に控えた昭和42年。少年院から出てきたリュウは、一緒に出院した高を連れ、親友のケンとチャボのいる母校を訪れる。大阪ではキタの北神同盟とミナミのホープ会の二大グループが激しい勢力争いを繰り広げていた。どちらに属さないケンたちは、肩身の狭い思いをしているという。その後も、徒党を組むことを良しとしないリュウたちは、いずれのグループにも属せず、北神同盟やホープ会と小競り合いを繰り返すのだった。その頃、高は北神同盟に入会、上部組織の暴力団・神竜会の小野から、入会儀式として激しいリンチを受けたが、その打たれ強さから“明日のジョー”と異名を付けられ、気に入られるのだった…というストーリー。
お亡くなりになった松本竜介と、実質お亡くなりになったのと同様の島田紳助が主演。主演ではあるが、はじめこそ、この二人のドタバタで展開していくけど、中盤になるとこの二人の影はまったくといっていいほど薄くなる。そして、趙方豪や升毅が演じる在日系の人の若者の軋轢が主軸になっていく。
#升毅は今と雰囲気がかなり違うねぇ。
まあ、こういう半分ヤクザみたいなチンピラに在日朝鮮人が多かったのは事実なんだろうけど、ストーリーの流れ上、朝鮮族内のぶつかり合いって必要だとは思えないんだが…。なんで、井筒和幸はここまで在日朝鮮人にこだわるのかな。
井筒和幸も、朝鮮系の人で『ゴッドファーザー』をやろうとしているようにみえる。けど、やっぱ朝鮮系の人は隣人愛がないからダメなんだよね。ただ、殺伐とした空気しか残らない。その中途半端さを監督もわかっていて、あえて“ガキ”というタイトルを冠しているんだとは思う。この腰の引け方が、逆におもしろい空気を作っているのは認める。
ただ、もし田舎に出張して、時間が凄く余っていて、何気にふらっと入った場末の映画館で、500円くらいでこの作品をやっていたら、かなり満足できると思う。
はっきりいって、構成とかいきあたりばったりに感じる。とにかく勢いだけで展開する感じ。勢いだけっていうのが悪いわけじゃなく、これは監督の狙いだと思う。偶然ではなく、ハッとするようなカットが結構多いから、稚拙だなぁ…と思いつつも観続けてしまう。よく考えると、その後の井筒監督のどの作品よりも、本作は面白いような気がする。
#作品自体に好きなものは少ないけど、井筒監督が映画論を語っている書籍は結構好き。特に技術論は。
本作を観ると、上岡龍太郎は細々でもいいから仕事を続けて欲しかったなって思うね。いい顔している。
#夢路いとしとダウンタウン浜田は似てるなぁ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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