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公開年:1954年
公開国:アメリカ
時 間:76分
監 督:ジャック・アーノルド
出 演:ジュリー・アダムス、リチャード・カールソン、リチャード・デニング、ウィット・ビセル 他
地理学者カール・マイアはアマゾン河沿岸で指に水かきのある化石を発見する。その報告を受けて、リード博士らによる探検隊が組織された。一行が“黒い入り江”で調査中に、未知の生物が網にかかる。大暴れしたために惜しくも捕獲できなかったが、爪を残していった。未発見の生物の存在が明白となったので、志気があがる一行。その後、未知の生物が半魚人のような姿をしていることを知ったリードは、水中カメラをつかって撮影を試みるが、ウィリアム博士が功をあせって捕獲しようと攻撃したために逃がしてしまう。その際に手負いとなった半魚人は、怒って乗組員の1人を襲撃し殺害。そこでリードは、木の根から抽出した毒薬を河に流す作戦を敢行。半魚人は怒り狂って船を襲い、同乗していたリード博士の許婚ケイをさらって、水中に逃げようとし…というストーリー。
まあ、隠してもしようがないのだが、はじめっから、半魚人が登場しちゃう。当時の技術を考えれば、この半魚人の造形こそが、作品の全てってことなんだろうと思う。確かに、今見ても秀逸なデザインだと思うし、水中を泳いでも滑稽に見えない可動性はすばらしいと思う。
ただ、やっぱり“出オチ”なのだ。一生懸命、科学的な冒険映画を目指しているのが伺える。アマゾン川がデボン紀から変わってない…なんて表現がそれなんだけど、化石とミイラの区別も満足についていないような不自然な描写をしてみたり、アマゾン河の水が澄んでいたりと、すぐにボロが出ちゃう。
半魚人捕まえようと探索。追い詰めると反撃されて、バトル。都合よく探検隊に動向しているヒロインが襲われたそうになったり、さらわれそうになったりというお約束展開。なかなか半魚人も賢いしぞ!バトルの行く末は?!と、盛り上がるところなのだが、まあ盛り上がらない。
科学路線で盛り上がれないと、怪奇路線に方向転換。怪奇路線でダメなら、冒険小説路線で。それでもダメなら…と、逃げのシナリオだから。
歴史的な意味で価値のある作品だとは思うけれど、内容はクソつまらない。本当に半魚人の造形だけで歴史に名を遺している作品。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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