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公開年:1987年
公開国:フランス、西ドイツ
時 間:103分
監 督:ルイ・マル
出 演:ガスパール・マネス、ラファエル・フェジト、フランシーヌ・ラセット、スタニスタス・カレ・ド・マルベール、フィリップ=モリエ・ジェヌー、フランソワ・ベルレアン、イレーヌ・ジャコブ 他
受 賞:【1987年/第44回ヴェネチア国際映画祭】金獅子賞(ルイ・マル)
【1987年/第13回LA批評家協会賞】外国映画賞
【1988年/第42回英国アカデミー賞】監督賞(ルイ・マル)
【1988年/第1回ヨーロッパ映画賞】脚本賞(ルイ・マル)
【1987年/第13回セザール賞】作品賞、監督賞(ルイ・マル)、脚本賞(ルイ・マル)、撮影賞(レナート・ベルタ)、音響賞(Bernard Leroux、Claude Villand、Jean-Claude Laureux)、編集賞(Emmanuelle Castro)
1944年、ナチス占領下のフランス。親元のパリから離れ、カトリック寄宿学校に疎開している12歳のジュリアン・カンタン。クリスマス休暇が終わって学校に戻ると、ジャン・ボネという転入生がやってくる。ジャンはあらゆる教科の成績が良く、ピアノまで上手に弾きこなす優秀な少年だったが、なかなか周囲と打ち解けず、元気がない。ジャンの父は捕虜になっており、母も非占領地域で3ヵ月もの間、音信不通が続いているとのこと。はじめは、成績優秀なジャンをライバル視していたジュリアンだったが、森でのリクリエーションで一緒に迷子になって以来、仲良しになっていく。そんな中、ふとしたことでジュリアンは、ジャンの名前が偽名で、且つ彼がユダヤ人であることを知ってしまう…というストーリー。
ルイ・マル監督は、カンヌ、ヴェネチア、セザールとヨーロッパでの受賞打率がものすごく高いお人。本作を見れば、その力は納得せざるを得ない。
ナチに占領された暗黒の時代ではあるけれど、子供なのでどんなに世間が沈んでいても明るく楽しく生きようとする。世間知らずなだけに、前向きに未来を夢見ることもできる。そういう淡々とした日々が描かれているだけの普通の作品だな…と思う人がいるかもしれない。でも、その無邪気な日々の端々で、スパっと通り魔に切りつけられるがごとく、ユダヤ問題や戦争という現実が圧倒的な絶望感を伴って襲ってくるという、この恐ろしさよ。
このタイトルが、最後、ナチスに連行される校長が、生徒たちに向かって言う最後の台詞であるという重み。どこまでが事実なのかはわからないが、ジュリアン(=ルイ・マル)がナチから尋問されたときに、ジャンを見てしまったことで彼がこの世からさようならすることになってしまったという、強烈なトラウマ(一生、夢に見続けてもおかしくない)。
メタ視線でみれば、本作がルイ・マル監督の自伝的作品であるという事実が、この淡々と綴るような演出になっている最大の理由だろう。虚飾を配することなど、できるはずもない。
お涙頂戴…いや、突き抜けていて、むしろ涙は引っ込んでしまった。ユダヤ迫害だとか単純な個々の出来事だけではなく、人間に普遍的に備わっている、闇と光の両面がしっかり描かれているのも秀逸(レストランのシーンとか、足の悪い給仕のチクりとか)。文句なしの名作。
#こどもの日に観る映画ではなかったかな…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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