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公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:マブルク・エル・メクリ
出 演:ヘンリー・カヴィル、ブルース・ウィリス、シガーニー・ウィーヴァー、ベロニカ・エチェーギ、ロシュディ・ゼム、オスカル・ハエナダ、ジョゼフ・マウル、キャロライン・グッドオール、ラフィ・ガヴロン、エマ・ハミルトン 他
コピー:自分だけ、知らない――
アメリカ人青年ウィル・ショーは、自分の会社がトラブル続きでバカンスどころでは無かったが、休暇中の家族と会うためスペインへとやって来る。空港に迎えに来たのは、大使館関係の仕事をしている厳格な父マーティン。父とは、長年うまくいっておらず、気まずい再会。その後、母、弟、弟の恋人らと合流。一家揃ってのディナーを久々に愉しむはずだったが、そこにウィルの会社が倒産したとの電話が入る。ウィルはショックで粗暴な言動をしてしまい、ディナーの雰囲気は台無しになってしまう。翌日、気まずい雰囲気のまま、家族でクルージングを愉しむことに。ちょっとしたトラブルで、ウィルが街に買出しに行くことになり、用事を済ませて海に戻ると船が見当たらない。やっと船を見つけるが、中に家族の姿はなく、荒らされた様子が。ウィルは、地元警察に飛び込み捜索を依頼するが、なぜか警官たちから身柄を拘束されそうになり、逃げようとすると襲撃を受ける事態に。すると突然、父マーティンが現れ、ウィルを窮地から救うのだった。家族全員が武装集団に連れ去られたと語るマーティンは、自分がCIAの工作員であると告白しはじめ…というストーリー。
スペインの街並みなリゾートはいい雰囲気だったが、肝心のプロットがありきたりすぎで、どうにも。
①一般人が自分の父親のせいで騒動に巻き込まれてしまい
②ヒントを頼りに展開し
③大きな組織とドンパチする
という企画会議で思いついた内容を、そのまま具現化しただけ…みたいな作品。もう一捻り欲しい。結局、こんなあり様になった原因である“情報”とやらが何なのかを一切明かす気なく、且つそれで謎解きサスペンスをする気も無いことに、結構早い段階で気づいてしまう。その“情報”についてミステリー要素を噛ませれば、すこしは厚い話になったと思うのだが…。
(一応、ネタバレ注意…としておく)
ブルース・ウィリスがあっさり拉致されてしまい、「お!?意外な展開」と思いきや、やっぱりあっさり再登場。そして、やっぱり工作員(笑)。ただ、その後あっさりとご退場。きっとまた復活するんでしょ~?と思わせておいて、最後まで出さなかった点は評価する(もしかすると、本作が当たれば、続編での復活…という目論みがあったかもしれん)。
で、その後を引き継いだのがシガーニー・ウィーヴァー。悪役を演じることは少なくないが、『穴/HOLE』を思い出させてくれる飄々さとエキセントリックが共存した役柄が良い。というか似合ってる。彼女がいなければ、本作は完全崩壊していただろう。
ウィルの奮闘の過程で、一人のスペイン美人と遭遇。ロマンス展開が普通だが、実は異母兄妹とか。アレ?もしかすると、シリアスに見せておいて実はコメディ作品にしたかったのか?という疑いもあるが、それならそれで踏み込みが甘いといわざるを得ない。
CIAとモサド、敵か味方か? どっちも敵か? みたいな展開にもなるが、さすがにモサドを出すと、一切笑えなくなる…というかちょっと冷める。それに、最後のモサドに救われるという流れ。まるでモサドが正義の味方みたいで、さすがにこれは如何なものかと思う。
なんとか救出された家族と、愛人の娘とご対面というシーンで、おしまい。夫は死んでしまったけれど、家族が増えたよ!みたいな感じ? なんか気持ち悪くもある。
これ、もっと直球コメディにしたほうが良かったと思うよ。そしたら続編もあったかも。続編では、つらっとブルース・ウィリスが生きていて家族から責められるとか、あの時は拉致から解放されて異常な心理状態だっただけで、よく考えたらなんで愛人の娘と和気あいあいせなイカンねん!と改めてモメはじめたりとか。
可も無く不可もなく…と評価してあげたいところだが、逆に無理して観なくてもいい作品だともいえるわけで…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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