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公開年:1984年
公開国:香港
時 間:1108分
監 督:サモ・ハン・キンポー
出 演:ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポー、ローラ・フォルネル、リチャード・ウン、ポール・チャン、ペペ・サンチョ、ベニー・ユキーデ、キース・ヴィタリ 他






スペインのバルセロナ。キッチン・カーでハンバーガーを販売して暮らしているトーマスといとこのデビッド。二人は、精神病院に入院しているデビッドの父親を見舞いにいくが、そこで父親が同じく入院患者であるグロリアと愛し合っていることを知る。その恋愛を好意的に受け止める2人だったが、グロリアの娘シルビアがとても美しく、彼女の方に色めきたってしまう。その夜、ストリート・ガールが立ち並ぶ裏通りで営業うる2人。そこに突然、スリだといって追いかけられている女性が逃げ込んでくる。なんとその女性は昼間病院で出会ったシルビア。偶然の再会も驚きだが、彼女がストリート・ガールだったことにも驚く2人。とりあえず、自室に彼女を匿うのだったが…というストーリー。

初の海外オールロケ作品ということだが、2人が中国語なのはわかるけど、なんでスペインのアパートの隣人とか、現地の警察官まで中国語喋ってんのかちょっと意味不明。まあ、高倉健の『ゴルゴ13』と同じことで、全員スペイン語で話ているんだけど、それを中国語に吹き替えしている体ってことなんだろうね。

ロケ自体は観客をうまく使っていたりと、なかなか面白いのだが、精神病院とかストリート・ガールと、もうちょっと何とかならなかったのかという設定に溢れている。隣室の浮気夫の話も、必要だろうか…。

上のあらすじには出てこないが、探偵助手としてサモ・ハン・キンポーが演ずるモビーという役がいる。ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの三銃士的なシーンを撮りたかったであろうことは判る。この3人揃い踏みが大好評だった黄金時代である。でも、モビーという役が結構冗長だと思う。はっきりいっていなきゃいないでストーリーを成立させることは可能。
トーマスとデビッドは、結局モビーと知り合いだが、その関係がうやむやなままというのもいただけない。加えて、シルビアのモビーに対する態度、トーマスとデビッドのモビーに態度が、とにかく邪険にするの一点張りで、不当に失礼で観ていて気分が悪くなる。だって、なんでそんなに邪険にするのか説明不足なんだもん。
その他、実父の執事をなぜか殺そうとしたり、頭が悪いんじゃないか?というシーンが多い。香港映画独特のその場でシナリオを組み上げちゃう的なノリの弊害ではなかろうか。“とにかく雑”これが本作の印象。

その他、特徴といえば、無駄にカーアクションがすごくて、カンフーは薄めっていうところか。個々のバトルアクションが悪いというわけではないのだが、上で言ったように“三銃士”を意識した置きに行ったアクションが大目の印象。カンフー以外の要素を重視し始めた転換期といえるかもしれない。

ファンには非常に評価が高い作品なのだが、個人的には好みじゃなかった作品。
#それにしてもファミコンゲームのスパルタンXとまったくテイストが違うよね。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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