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公開年:2001年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:ジェイ・チャンドラセカール
出 演:ジェイ・チャンドラセカール、ケヴィン・ヘファーナン、スティーヴ・レミー、エリック・ストルハンスク、ポール・ソーター、 ブライアン・コックス、ジム・ガフィガン 他







アメリカの地方都市ブロークン・リザード。ハイウェイ・パトロールのソーン、ロッド・ファーバ、マック、ラビット、フォスターは、ドライブ中の人々へイタズラを仕掛けてばかりで、まともに働いていない。そのくせ、捜査権争いで地元警察といつも小競り合いしている。そんなある日、市の予算削減を理由に、ハイウェイ・パトロールの廃止が通達される。存続させるためには、一発逆転で大手柄をあげるしかない。すると、たまたま取り調べた車のなかから、大量のマリファナを発見。これは巨大な密売組織に繋がっていると踏んだ彼らは、捜査を開始するのだが、犬猿の仲の市警は捜査協力や情報提供どころか、そんな組織の存在自体を否定し…というストーリー。

まあまあ、とにかくハイウェイ・パトロールたちの行動のくだらなさは、稚拙極まりない。愛嬌があるとか、権力者をギャフンといわせるとか、その手のイタズラではなく、純粋に目先の愉しさのための暇つぶし以上の何者でもない。

隊長はともかう、部下の4人のキャラクターに、あまり特徴を出せていない。一応、リーダー格の中東っぽい顔の人と、市警の女警官といい仲になる人と、本物のクソバカと、3人は区別がつく程度のキャラ付けをされてはいるのだが、『ポリスアカデミー』なんかと比べると弱い(もう一人は思い出せないくらいだし)。

防弾パンツのくだりが、あまりにもあり得ないうえに、長々やったわりには、その後のストーリーには関係ない。ここから判るように、一応、大筋のプロットだけが存在しており、あとはすべて思いつきだということだ。

その思いつきがつまらないか否か。前半はクッソつまらない(というかどこに向かっているのかさっぱりわからない)のだが、後半になって話の方向性が見えてくると、そこそこおもしろくなってくる。女警官との恋のゆくえと和解、クソ馬鹿のでくの坊の使い方とか、それなりにエピソードが多重化してきて、なんとか愉しめるレベルに。

おそらくキャリアの浅い脚本家だとは思うのだが、密売組織の正体に強引なオチをつけてなぎ倒していた(全然、密売組織自体を膨らます気がない)。冒頭に出てきた3人の若者が、やけにしっかり描写されていたのに、全然出てこないと思っていたら、エピローグ要員だった。まあ、がっかり展開から、やっぱり誰でもそう考えるわな…という落としどころだろう。あのエピローグで、なんとかまとまった感じ。レンタル料金100円なら、ギリギリ許せる範囲(返却する日の天気が悪かったら微妙なレベル)。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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