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公開年:1996年
公開国:アメリカ
時 間:123分
監 督:ジョン・タートルトーブ
出 演:ジョン・トラヴォルタ、キーラ・セジウィック、フォレスト・ウィテカー、ロバート・デュヴァル、デヴィッド・ギャラガー、ジェフリー・デマン、ブレント・スピナー、エリザベス・ナンジアト、ジェームズ・キーン 他
ノミネート:【1997年/第6回MTVムービー・アワード】歌曲賞(エリック・クラプトン“Change the World”)、男優賞(ジョン・トラヴォルタ)、キス・シーン賞(ジョン・トラヴォルタ、キーラ・セジウィック)
カリフォルニア州の田舎町ハーモンで、自動車整備工場を経営するジョージは、その明るい性格から町の人々から愛されている人物。彼の誕生パーティが催された夜。不思議な光に包まれたジョージは、天才的な知力や念動力が身に付いてしまう。それから貪るように本を読み、次々と湧くアイデアを具現化していく。さすがに自分の変化に不安を覚えた彼は、父親代わりの医師ドクに相談するものの、田舎の医師では何もわからない。一方、子持ちの女性レイスに片思いしているジョージは、その能力で子供達を楽しませ、距離を縮めようとする。実はレイスもジョージに好意を抱いていたが、夫を亡くしてから人を愛することに臆病になっており、彼を拒み続けるのだった。その後、レイスの家を訪れた彼は地震を予知したり、わずか20分でポルトガル語を習得し、瀕死の子供の居場所を超能力で突き止めるなど、奇跡を連発する。すると、これまで親しく付き合っていた町の人たちから気味悪く思われるようになり、ジョージの心は傷ついてしまう…というストーリー。
純朴なおっさんが、突然、超能力を身につけてしまう。それも空から降ってきた閃光を浴びてから。普通に考えれば、宇宙人に改造された…的な展開だと思う。いかにもSFチックなお話だが、急に知識が付くことで、周りの反応が変わってしまうという『アルジャーノンに花束を』のような軸や、未亡人との大人なのに純朴な恋愛物語の軸もある。さらにFBIからの追求でピンチに陥り、さらに検体として手術されそうになり逃げ出すというハラハラ要素もある。実に盛りだくさんな要素を、うまく構成していると思う。
これが都会のお話だったら、衆人の目にさらされてしまい、こんな緩い展開にはならない。ド田舎という舞台が、実に生きている。
(以下、ネタバレ)
観客の誰もが、宇宙人がらみの展開になると予測していたと思うが、腫瘍でした…という流れに。あの光も腫瘍のせいだ…と。
でも、普通のセンスなら、『アルジャーノンに花束を』のように元に戻るという展開を考えるはず。また、頭脳を駆使して、こっそり生きてます…みたいな、ニヤリなオチも考えるだろう。
しかし、一切そういう痛快なオチは無く。愛する人へ気持ちを伝えるということに集約されていく。ラストの誕生パーティのシーンは、素直な人なら感動できたに違いない。残念ながら、そのような、ほんわか爽やかなオチを、個人的には望んでいなかったので、かなり拍子抜け。
そういう方向にもっていくのなら、FBIのくだりは不釣合いだし、彼を追い詰める役割としては中途半端だった。町の人々のジョージを見る奇異な目線だけで十分だった気もする。
それに、大体にして、軍暗号を解いちゃってこまるのはFBIじゃなくてNSAじゃねえかと思うんだ。
終盤が、あまりにも私の好みとかけ離れていた。凡作。でも、エンドロールで流れる“Change the World”は格好良い。いや、単にこの曲がかっこいいだけなのだが…。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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