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公開年:2013年
公開国:日本
時 間:90分
監 督:高雄統子
出 演:森山未來、星野源、鈴木れい子、立木文彦、くまいもとこ、永澤菜教、日比愛子、西原久美子、園崎未恵、斉藤貴美子、島田敏、白川周作、高乃麗、竹本英史、島崎信長、山本兼平、半田裕典、高森奈津美、原紗友里、庄司宇芽香、佐藤正治 他
コピー:神も仏も、ここにいる。
ブッダとイエスは、世紀末を無事に超えたことを機会に、バカンス目的で下界にお忍びで降臨する。二人は東京・立川のアパートで共同生活をはじめ、元商店街の人々との交流を通じて日本の風習や文化に触れ、四季を満喫していた。満喫しすぎて、衝動買いして浪費家っぷりを発揮するイエスをお金に細かいブッダが嗜めることもしばしば。螺髪・白毫・大きな耳たぶのブッダと、長髪・髭に茨の冠をつけているイエスは、周囲に素性がばれないように、注意深く生活していたが、ついつい“奇跡”を発揮してしまい、近隣住民たちに奇異の目で見られることも。そうこうしながらも、二人の人間味溢れる人柄は、人々の心とのやさしい繋がりを生んでいく…というストーリー。
まあ、基本的にマンガの通り。公開当時、原作ファンからものすごいバッシングがあったけど、それは、宗教ネタが薄まったから。いや、それはね、できないと思うよ。ムハンマドが出てこないのと同じ理由でしょ。映像にして拡散したら無用な軋轢を生む。その虎の尾を踏まないからって、バッシングするはいかがないものかと思う。
前半まではほのぼのとしつつも、クスクス笑ってたよ、私。宗教ネタなんて、Tシャツの文字とか奇跡おこしちゃったり、クリスマスに動物が集まってくるくらいのレベルで十分だって。
この手の作品の場合、逆にぴったり同じだったらアニメにする意味なんか薄いと思うよ。別に動くことでおもしろさが増すような内容ではないじゃない。全部読んでるわけじゃないけど、それを抜いた上で、複数のエピソードをうまくまとめたって意味では、評価できるのかも。
#まあ、宗教色が薄まったせいで、反比例してホモ臭が増しちゃってるけど。
でもね、そのノリが小波の連続で飽きちゃうのね。私は、銭湯あたりでダレてしまった。まあ、それも仕方がないか。映画全体として大きなストーリーの流がわるわけじゃないんだもん。“映画”という形式ではあるけど、一つの物語としての映画ではない。
もう一点、純粋に映画として感じる難点は、ナレーションかな。とても無粋だった。言葉で内証や状況を説明しないと表現できないなら、映画なんかやめちゃえってね。興味があるなら漫画を読めばよい。本作を見る意味はないかな。NHK教育の深夜で15分枠くらいが丁度いいと思う(それこそ、宗教的な意味合いでNHKじゃ扱えないだろうけど)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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