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公開年:1966年
公開国:アメリカ
時 間:95分
監 督:バート・ケネディ
出 演:ユル・ブリンナー、ロバート・フラー、ウォーレン・オーツ、クロード・エイキンス、ジョーダン・クリストファー、エミリオ・フェルナンデス、ジュリアン・マテオス、ヴィルジリオ・テクセイラ、エリザ・モンテス、フェルナンド・レイ、ロドルフォ・アコスタ 他





かつて6人の仲間と村人のため無法者たちと闘ったチコは、その村の娘ペドラと結ばれ、村の復興を目指して農民として平和に暮らしていた。しかし、近隣一帯を牛耳っているロルカ一味が村を襲撃し、チコら村の男たちを拉致。ロルカは農夫を集めて奴隷として、自分の農地で働かせていたのだ。かつてのチコの仲間クリスとビンは、チコが誘拐されたことを聞き、さっそく仲間集めを開始。フランク、ルイ、コルビー、マヌエルら癖のある男を集め、ロルカの本拠“悪魔の背骨”へ向かう。その頃、チコは捕えられていた300人の農民と協力し牢からの脱出に成功。到着した6人を合流し、再び7人となった彼らは、ロルカ一味を対峙すべく教会跡に砦を築くのだったが…というストーリー。

同じ村(近辺)の10年後を描いた作品。有名なわりには、いまいちなバトルにがっかりさせられた前作。さて、前作の難点は克服されているのか。

女性が助けを求めにくる展開がしっくりするし、集められたメンバーは前作より荒くれ者が多い。よりアメリカナイズされていて 無頼な感じが出ていて良い。期待できるな!…と思ったのだが、残念ながら、終盤になると話の軸がぼやけてくる。

敵が弱いのはいただけない…といつも苦言を呈しているが、本作も同じ。農民なんか弱っちい!って吐いておきながら、自分も農民を集めて反撃し始めるという泥仕合っぷり。ロルカの行動のベクトルがぼやけてくると、村に宝が埋まっているという設定が加味されるが、これが具体性が薄く、付け焼刃で差し込んだ感じが半端ない。実はロルカは豊かな村を目指す善良な人間なんだけど、その方法論が間違っていただけさ…みたいな展開にするのかな?なんて思っていたのだが、そういう高度なシナリオは描けなかったみたい。結局ただの欲深な俗物にしか描けていない。いずれにせよ、プロットの軸がドリフトしすぎ。

ドンパチが前作よりも激しくなり、エンタメ性が増しているのは歓迎すべきかもしれないが、貧しい村だし、馬移動で装備も限定されると思うので、応戦のために使用している大量の銃弾はどこから?という単純な疑問が沸く。
バトルの決め手が、偶然そこにあった大量のダイナマイトとか。前作でもいったが知恵を使おうよ。そりゃ、そんなにダイナマイトがあったら無双だろうさ。突然見つかった兵器で勝てました…ってオチでスッキリできるわけがない。せめて、ダイナマイト入手にいたる面白いエピソードくらい入れてくれないとさ。
おまけに、使ったダイナマイトが、見つかった量よりかなり多く見えるというね。

決着も、そんなボスひとりが死んだら、バトルは収束。そのくらいで、やめるような戦争ならはじめからやんなきゃいい…って感じ。大体にして、一番大事なボスが安易に前線に出てきておしまい…って。狡猾なのか無鉄砲なのか、キャラがブレブレ。いろいろ、構図がおかしいお話だった。
#だけど、この後も続編ができるんだよねえ…。西部劇ってのは“なんとなく”のノリを楽しむだけで、深く考えちゃいけないんだろうな。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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